『ミャンマー（ビルマ）情勢に関する障害者と障害者組織のプレス声明』

この公式声明は、ミャンマー全土の障害者を代表する様々な組織を代表して、深刻な人権侵害とミャンマーの民主化と和平プロセスの中断を終わらせるために必要なあらゆる行動を、皆様に緊急に要請するために執筆しています。

軍はミン・アウン・フライン最高司令官の指揮下、2021年2月1日月曜日にクーデターを起こしました。選挙で選ばれたウィン・ミン大統領とアウンサンスー・チー国家顧問、選挙で選ばれた多くの国会議員、政治家そして活動家は不法に拘留されています。 2021年2月8日には非常事態宣言が出され、演説と公共の場での5人以上の集会が禁止され、夜間外出禁止令も午後8時から午前4時まで施行されています。

私たち障害者は、全国の仲間のミャンマー市民と共にクーデターへの抵抗に参加し、市民的不服従を最大限、支持しています。クーデターは新型コロナウイルス感染症の世界的流行の真っ最中に起きました。国の経済、医療システム、人々の健康と生活に深刻な打撃を与えている危機です。

さらに、クーデターは私たちが長年努力を積み重ねてきた結果として成果を挙げてきた障害者権利条約、SDGs、アセアンイネ―ブリングマスタープラン2025、インチョン戦略、国内の障害者権利法、その他の国際的および地域的人権条約の実施の進歩を覆しています。

私たちは、私たちの国の民主主義への移行が脅威にさらされ、平和とすべてのミャンマー市民の基本的人権が脅かされている状況について深刻に懸念しています。

したがって、

• 私たち、障害者および障害者組織はクーデターという軍の違法行為を強く非難し、あらゆる人権侵害の即時停止と、すべての人権と基本的自由の無条件の尊重を要請します。特に生命の権利、移動の自由、表現の自由、平和的な集会および情報にアクセスする権利を求めます。
• 私たち、障害者および障害者組織はクーデターの指導者に対して、市民社会の指導者をはじめとする、拘束されているすべての人を解放し、民主的に選出された政府への権力の返還を強く促します。
• 私たち、障害者および障害者組織は、国連障害者の権利委員会、障害者インターナショナル（DPI）、世界盲人連合、国際障害同盟、国連アジア太平洋経済社会委員会（UNESCAP）、すべての資金提供機関および開発パートナー、すべての国際そして地域の障害者同盟に対して私たちと共に立ち、軍事独裁政権を打倒する過程を開始することを強く促します。
• 私たち、障害者および障害者組織は国連と友好国の政府に対して、障害者を含むミャンマーの民衆の動きをいっそう真剣かつ効果的に支援し、さまざまな方法で軍事政権への圧力を高めるよう、強く促します。
• 私たち、障害者および障害者組織は、地元および国際的なメディアに対して、障害者の市民運動にもっとスポットライトを当て、障害の有無にかかわらず、民衆の声を増幅し、世界中の人々に届けるよう強く促します。
• 私たち、障害者および障害者組織は、人権、民主主義、平和に責任のあるすべての関係者に対して、「誰一人取り残さない」という約束を尊重し、インクルーシブで、より良い未来を創り出すように強く促します。

私たち、障害者と障害者組織は、選挙で選ばれた国会議員によって2021年2月5日に設立された連邦議会代表委員会（CRPH）を歓迎し、全面的に支援します。

2021年2月15日

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