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《グッドモーニング STUDYサロン》北野の街から考える、生活・創作・フェミニズム――第2回[活動報告]

[Activity Report] Thinking from the Kitano Area as a Base: Everyday Living, Creation and Feminism ('Good Morning Study Salon' Vol.2)

村上 潔Murakami, Kiyoshi
2026年5月13日 於:ギャラリー島田

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last update: 20260612

◎Index

書誌情報
この資料ページについて
実施概要
「ミニマムなグラウンドルール」
第2回活動内容
他の開催報告/参加報告
関連情報

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■書誌情報[Bibliographic Information]

◇村上潔 2026 「[活動報告]《グッドモーニング STUDYサロン》北野の街から考える、生活・創作・フェミニズム――第2回」(2026年5月13日/ギャラリー島田),arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2026年5月13日,(https://www.arsvi.com/2020/20260513mk.htm)
◇Murakami, Kiyoshi, 2026, "[Activity Report] Thinking from the Kitano Area as a Base: Everyday Living, Creation and Feminism ('Good Morning Study Salon' Vol.2)" (May 13, 2026 / Gallery Shimada), arsvi.com, May 13, 2026, (https://www.arsvi.com/2020/20260513mk.htm). *Lang.: Japanese

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■この資料ページについて

この資料ページは、下記企画の活動報告である。
内容は、
◇進行の記録
◇村上潔がレクチャー的に話したトーク内容(事前に準備した資料に加筆修正を施し、実際に話した内容+補足情報を反映させたもの)
◇参加者からの質問ならびに村上による応答
◇参加者の発言ならびに全員でのやりとり
◇提案事項/検討事項/決定事項
となる。
本ページは必要に応じて随時更新する。

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■実施概要

◆《[グッドモーニング STUDYサロン]北野の街から考える、生活・創作・フェミニズム》
ファシリテーター:村上潔
第2回:2026年5月13日(水)10:30~12:00
主催・会場:ギャラリー島田[神戸市中央区]
*要予約・無料
・告知1:https://gallery-shimada.com/cn6/2026-04-25.html
・告知2:https://www.facebook.com/galleryshimada/posts/pfbid01EYBGgiG777ayrzUtXyN5ChvK3gQxvcxW5rqnmKPYuKpEdzJyb7FXvWRUBhrrCWml
・告知3:https://www.instagram.com/p/DX1a-mVj7uf/
・告知4:https://x.com/Gallery_Shimada/status/2050541237506331040

第2回趣旨文

様々な活動基盤と、様々な問題意識をもった方々が、様々な場所から集まり、和やかながら刺激的な船出を果たした、《グッドモーニング STUDYサロン》。
第2回前半では、DIYの精神/フェミニズムの方法論を基盤として草の根のコミュニティを形成していくために、どんなことが必要となるのかを、ひとつひとつ確認してみたいと思います。
そして後半では、第3回以降の方向性について検討します。ファシリテーターの村上は、少しずつ「スタディ」の取り組みを進行させていきたいなと考えているので、まずその大まかな計画を提案します。それについて参加者全員で意見を出し合い、検討したいと思います。第2回のみ参加されるかたにとっても、何らかの参考になる内容にできるよう、留意して進めたいと思いますので、お気軽にご参加ください。
(村上潔:2026年5月2日)

参加者と進行

◆参加者
一般:5名
〈ギャラリー島田〉スタッフ:4名
=ファシリテーターを含め合計:10名

◆進行
◇参加者自己紹介:5名中4名が新規参加者
◇「ミニマムなグラウンドルール」の確認
第1回の振り返り――問題意識の共有のために
→その後、第2回の本題へ。内容は後掲の【第2回活動内容】項参照。

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■ミニマムなグラウンドルール

■《グッドモーニング STUDYサロン》:ミニマムなグラウンドルール(Ver. 1)
[Minimum Ground Rules of GMSS (Ver. 1)]
May 13, 2026
作成:村上潔[Murakami, Kiyoshi]
◆他の参加者の性別・人種・国籍、障害の有無等を、見た目や印象をもとにして決めつけない。
◆他の参加者が出自・職種・肩書き・家族構成(例:既婚/独身、子どもの人数等)について話すことがあっても、その情報だけでその人のことを安易に判断しない。
◆差別的な意図がないとしても、特定の属性の人々を社会問題的に扱うような発言は、しないよう注意する。
◆他の参加者に対して、無理に発言や同意を促さない。
◆他の参加者を委縮させるような態度をとらない。
◆異論反論を出しにくい雰囲気をつくらないよう注意する。
◆単純素朴な感想や質問を、笑ったりしない。
◎付け加えたい内容あったら、提案してください。

★→【PDF】(B5版/カラー/手書き)*当日(2026年5月13日)参加者に配布したもの

*2026年6月12日改訂:文章表現を微修正

【注記】「セーファースペース・ポリシー」については、村上(2020)(2026)参照。

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■第2回活動内容(文責:村上潔)

DIYとフェミニズム、そしてCraftivism[クラフティヴィズム]について学ぶ。(1)

◆DIYカルチャー
◇本来は:ラディカルな思想
┃「自律的な創造」
‐作る・造る・創る
└例:使われていない倉庫を→自力で改装し→そこをライヴ会場として運営する→企画から広報まで自分たちでこなす:そのトータルのプロセス
┃その土体となるのは意欲(熱意)と協同性
◇簡単に読める文献
┃Campau, Neil, 2012, "DIY", Neil Campau (185668232 et al. eds.), Building: A DIY Guide to Creating Spaces, Hosting Events and Fostering Radical Communities, 1st Edition (July 2012), DoDIY.org, (http://www.dodiy.org/building_web.pdf), 2-3.=2019,村上潔訳,「DIY」,arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2019年12月2日,(https://www.arsvi.com/2010/20191202mk.htm
◇DIYの実践=表現形態:文化シーンとしては
┃ジン[Zine]
┃アートプロジェクト/コレクティヴ/コミュニティギャラリー
┃音楽活動/音楽レーベル/ライヴスペース
┃コミュニティガーデン
‐「コミュニティ・ガーデン/コミュニティ・キッチン」(作成:村上潔)https://www.arsvi.com/d/cg01.htm
┃各種モノづくり:サークル/ワークショップ/交換会
◇DIYフェミニズム
┃1990年代「ライオットガール[Riot Grrrl]・ムーヴメント」により発展
‐パンク[Punk]+フェミニズム
└パンクカルチャー:本来的・本質的にDIY精神が根幹にあり、その実践においてDIYアプローチがとられる。
┃そこに、家父長制・マチズモ[Machismo]・ミソジニー[Misogy]に対抗するフェミニズムの立場性が接合される。
‐抵抗と連帯の実践
└パンク/DIYのシーンにおける男性中心主義を組み換える

◆Craftivism[クラフティヴィズム]
◇社会変革の実現のために手芸/手仕事を活用する
┃"Craftivism | English meaning" (Cambridge Dictionary)
―❝the activity of using crafts (= sewing or making things yourself using your hands) to try to achieve political or social change❞
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/craftivism
┃"craftivism" (Echo Zines)
https://echopublishing.wordpress.com/tag/craftivism/
◇編み物・縫い物
┃ジェンダー的側面:「女性役割」「女性の趣味」「女性(母)の愛情表現」とされる領域
┃フェミニズム実践との親和性
‐女性・クィアが中心となり世界各地において活動を展開
‐フェミニズムへの「入口」として機能する
└潜在的な担い手の多さ:大きな拡張可能性をもつ
┃大量生産・大量消費の社会経済システムへの対抗
┃強い身体性・親密性:連帯感の構築
◇政治的メッセージ(反戦・反差別・環境保護・家父長制への抵抗……)が込められる
┃社会運動への寄与
‐+それ自体が社会運動として機能する

話題になったこと

◆「アート」の世界で求められる「専門性」/「プロの仕事」
◇そこにはどのような「おかしい」点があるのか
┃「おかしい」ことに気づけるか
◇そこからどう距離をと(れ)るのか/とるべきなのか
┃このサロンが果たせる役割は?
◆(ジンカルチャーのような)アンダーグラウンドな文化(シーン)を「評価」する際に気をつけること
◇(無自覚的に)商業主義的/消費的/マーケティング的な目線で見て・判断して・表現してしまっていないか
┃「人気」・「流行」・「活況」・「クール」・「クリエイティヴ」……:そうした煽り文句で益を得るのはどういう存在か考えてみる
◇どんな環境にあっても、人知れずずっと「やり続けてきた」(名もなき)人たちがいる。その存在を意識できているか。
┃「いま新たに」・「見直されている」?/「復活」?:誰が/どうしてそう言えるのか

村上が言及した内容に関する参考文献/情報

◆DIY実践と/におけるアクセシビリティ/セーファースペースポリシー
◇村上潔 2020 「DIYの文化シーンとアクセシビリティ――その精神・実践・意義」,Webマガジン『AMeeT』(一般財団法人NISSHA財団),2020年3月24日,(https://www.ameet.jp/column/2930/
◆ジンカルチャー
◇村上潔 [2018] 2019 「ジン[Zine]についての簡潔な解説【第7稿】」,arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2019年11月7日,(https://www.arsvi.com/2010/20180906mk.htm
◇Casio, Holly, 2017, "The Economy of Zines", Cool Schmool, March 9, 2017, (https://coolschmool.com/news/economy-of-zines).=2018,村上潔訳,「ジンの経済」,arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2018年6月20日,(https://www.arsvi.com/2010/20180620mk.htm)*2025年10月26日最終更新
◆Riot Grrrl[ライオットガール・ムーヴメント]
◇辞書的定義
┃"riot girl, n. meanings, etymology and more" (Oxford English Dictionary)
https://www.oed.com/dictionary/riot-girl_n
┃"Riot grrrl movement | Bands, Manifesto, Zines, & Songs" (Britannica)
https://www.britannica.com/art/Riot-Grrrl-Movement
◇精神性
┃「ライオットガール・マニフェスト」
◇Hanna, Kathleen, 1991, "The Riot Grrrl Manifesto", Bikini Kill, 2 (Girl Power): 44.=2016 村上潔訳,「ライオット・ガール・マニフェスト」,arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2016年6月12日,(https://www.arsvi.com/2010/1606mk2.htm)*改訂:20180609/20201106
◆アマチュアリズム
◇辞書的定義
┃"Amateurism definition and meaning" (Collins English Dictionary)
https://www.collinsdictionary.com/dictionary/english/amateurism
◇補足解説
┃単なる素人の作業を指すのではなく、確固とした精神性(誇り/矜持)が介在する。
┃商業主義・資本主義と切り離した(それらに対抗的な)価値創造

次回(第3回)に向けての提案:村上から

次回から、2回に分けて(3回に分ける可能性もあり――追って告知します)、以下のクラフティヴィズムに関する文献を講読したいと思います。
_______________
◆Nina, 2011, "Mixing Craft + Activism = Craftivism", Scumgrrrls, 18 (Summer 2011), (https://scumgrrrls.org/article293.html).
→再録:◆rebelsister, 2018, "Craftivism Article – ScumGrrrls: Mixing Craft + Activism = Craftivism", Echo Zines, June 27, 2018, (https://echopublishing.wordpress.com/2018/06/27/craftivism-article-scumgrrrls/).
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
*同内容ですが、モニターで読むなら再録版のほうが読みやすいと思います。掲載イラストが異なるので、参加者には両方紹介しておきたいと思います。
●注記
◇無理をして自力で読む必要はありません。
◇自分の問題意識や活動と照らし合わせながら読んで、感想を書き留めておくのがよいです。もしよければそれを発表してもらって、他の参加者のみなさんと共有してください。

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■他の開催報告/参加報告

◆〈ギャラリー島田〉
https://mailchi.mp/89f216a51b1a/h3ikhsu4it-12771920(2026年5月24日)
https://gallery-shimada.com/cn3/2026-05-19-3.html(2026年5月19日)

◆参加者によるレポート
https://www.instagram.com/p/DYRbyVZFNrM/(2026年5月13日)

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■関連情報

◇村上潔 2026 「[活動報告]《グッドモーニング STUDYサロン》北野の街から考える、生活・創作・フェミニズム――第1回」(2026年4月15日/ギャラリー島田),arsvi.com:立命館大学生存学研究所,2026年4月15日,(https://www.arsvi.com/2020/20260415mk.htm


*作成:村上 潔Murakami, Kiyoshi
UP: 20260513 REV: 20260517, 25, 0612
生を辿り途を探す――身体×社会アーカイブの構築  ◇アーカイビング――障害/クィア/BIPOC/フェミニズム(海外)  ◇都市・空間・場所[City/Urban/Space/Place]  ◇生活・生存[Life / Survival]  ◇身体[Body/System]  ◇[Gender/Sexuality]  ◇フェミニズム/家族/性[Feminism/Family/Sex]  ◇女性の労働・家事労働・性別分業[Women's Work / Housework / Domestic Labor / Sexual Division of Labor]  ◇全文掲載
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