last update:20210423
■(読後コメント)立岩真也『介助の仕事――街で暮らす/を支える』について
この度は貴重な新著書を、ゆっくり時間をかけ、全ページを熟読させて頂きました。大変勉強になりました。
私も今から約20年程前に、私の所属していた大学にて介護保険の研修プログラムを組み、学生にヘルパー資格を授与していましたので、久方ぶりに、過ぎし時期の思い出が蘇ってきました。
尤もその頃の研修内容とは雲泥の差があり、先生の今日のご教授内容との差異に敬意を抱き、学ばせて頂きました。
また、70年代の青い芝の横田、横塚両氏のご活動、都立府中療育センター移転阻止闘争、中西-上野両氏の「当事者主権」他、70年代以降の障害者運動史に付いて拝読し、懐かしく思い起こされました。
小生は、今後、介助に着きましては、昨年の地元埼玉県議会によるケアラー、ヤングケアラー支援条例制定をめぐり、今後の進展につきまして、追求してゆきたいと念じています。
この点に着きましても、先生のご著書を貴重な文献として活用させて頂きたいと念じていますので、何卒宜しくお願い申し上げます。
山本勝美(客員協力研究員)
*作成:安田 智博