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「滋賀県優生保護法情報公開請求訴訟 裁判傍聴へのご協力をお願いします」

京都新聞社 20210105

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last update: 20210120


■本文


滋賀県優生保護法情報公開請求訴訟
裁判傍聴へのご協力をお願いします

2021年1月5日
Email:miyabi-japan@arsvivendi.comae.auone-net.jp
携帯:090-8886-9377
連絡先:村田恵子


(呼びかけ人)
利光惠子(優生手術に対する謝罪を求める会)
桐原尚之(全国「精神病」者集団)
香田晴子(日本自立生活センター)
村田恵子(障害者権利条約の批准と完全実施を目指す京都実行委員会)
立岩真也(立命館大学)
西村清忠(きょうされん京都支部)
長谷川唯(母体保護法下の不妊手術・中絶被害者を守る会)
ピープルファースト京都

京都新聞社は、2018年に滋賀県における旧優生保護法(1948〜96年)下での強制不妊手術関連の文書について公文書開示請求をおこないました。一部開示とされた文書は、ほとんどが黒塗りにされていたため、同社は滋賀県情報公開条例に基づき不服審査請求を出しました。その結果、滋賀県公文書管理・情報公開・個人情報保護審議会(以下、審議会と略)は、2019年8月に被害者と保護義務者の名前と住所、審査を申請した医師の名前以外はおおよそ全面開示が妥当とする答申をおこないました。
 ところが滋賀県は、答申に反して審議会が開示すべきとした449ヵ所中、349ヵ所を再び黒塗りにして開示してきました。そこで、同社は滋賀県に対して優生保護法情報公開請求訴訟を提訴することにしました。
 わたしたちは、優生保護法下で行われた強制不妊手術等の人権侵害に対して謝罪と賠償、再発防止策を求め、2019年4月には「旧優生保護法に基づく優生手術等を受けた者に対する一時金の支給等に関する法律」の成立へと漕ぎ着けました。まだまだ、旧優生保護法をめぐって残された課題が指摘される中、地方公共団体に保管されている旧優生保護法関連文書は、実態を解明し検証につなげていく上で不可欠なものとなります。このたび、滋賀県が審議会の答申に反してまで黒塗りにて一部開示したことは残念でなりません。
 わたしたちは、滋賀県優生保護法情報公開請求裁判への社会的関心の高さをアピールしていくため、滋賀県優生保護法情報公開請求裁判への傍聴を呼びかけます。



日時:2021年1月26日(火)11時開廷
場所:大津地方裁判所本館101号法廷
(本館ロビーにて1時間前に傍聴整理券が配布されます。多数の場合は抽選となります。)

大津地裁での傍聴が終わってから隣接する逢坂市民活動センター大会議室に於て当日の陳述・弁護団の主張・滋賀県の主張等、訴訟内容の報告をいたします。
尚、定員がありますので参加予定の方は恐れ入りますが上記連絡先までご連絡ください。
日時:2021年1月26日(火)12時〜14時予定(時間変更の可能性があります)


■原文ファイル

◇京都新聞社 20210105 「滋賀県優生保護法情報公開請求訴訟 裁判傍聴へのご協力をお願いします」 [PDF]




*作成:安田 智博
UP: 202010117 REV: 20210120
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