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「COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)と精神障害者」(日本語仮訳)


2020/03/26

精神障害者汎アフリカネットワーク
ラテンアメリカ精神障害者ネットワーク
精神障害者をインクルージョンする地域社会変革へのアジア太平洋横断同盟
ヨーロッパ精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク
精神医療ユーザー・サバイバー人権センター
世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク

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last update: 20200424


■本文



2020 年3月26日


私たち、世界中の地域および国際心理的社会的障害者団体は、コロナウィルス感染症の感染および死亡に対する精神障害者の脆弱性を案じています。 「精神障害を持つ人々」とは、精神医療のユーザーと元ユーザー、精神医療による暴力の被害者そしてサバイバー、狂人、声の聴く人、多様性を持つ人々を含む、歴史的に差別され疎外されたグループを指します。 精神障害を持つ人々は、以下に上げることの結果として、コロナウィルスに感染するリスクが高くなる可能性があります。


精神障害を持つ人々はまた、次の原因により、より重篤な症状を発症し、死亡するリスクが高くなる可能性があります。


国は、国際法の下で、他者と平等に精神障害を持つ人々の人権を尊重し、確保する責任があります。この責任は、COVID-19(新型肺炎)パンデミックなどの国家的および世界的な緊急事態の際に高まります。構造的差別、差別的立法、および地域社会と医療および社会的ケアの両方における排除と暴力の慣行の結果としてパンデミックにおいて強められた脆弱性は、緊急時とその後の両方で考慮に入れられ、是正されなければなりません。

障害者権利条約は、精神保健の状況において非自発的入院と治療を廃止し、そのような体制下で彼らの意志に反して拘束され治療された人々を解放することを国家に要求していることを、私たちは国家に再度指摘します。 差別的な拘禁は決して正当化されず、また意志に反して精神の変容させる治療も決して正当化されないのですから、COVID-19(新型肺炎)のパンデミックの間でもこの義務は停止されません。

国や地方自治体に対し、以下の施策を実行するよう要請します。



制度上の設定

無差別

コミュニティの支援

脆弱なグループ

参加

■関連リンク

原文(全国「精神病」者集団サイト内掲載)

組織



*作成:
小川 浩史
UP: 20200424 REV:
全国「精神病」者集団 感染症 | Infectious Disease  ◇全文掲載
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