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金子和弘氏・小井戸恵子氏:往復メール

金子和弘小井戸恵子 2016/12/24〜2019/07/06

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◆金子 2016/12/24
 一歩の会の金子です
 昨日はお会いできて本当にありがとうございました。これから色々お世話になりますがよろしくお願いします。
 録音されたファイルを送って頂いて私がそれにメールで答える感じに出来れば良いですね。お待ちしております。

◆小井戸
 お聞きしたい事です 
 金子さんが、フェイスブックの中で発している言葉が気になりました。
 障害者運動の歴史や、青い芝からこれまで活動されてきた金子さんの想い、これらのことがとても深く込められているように思いました。
 フェイスブックの金子さんの言葉、「この20年間の運動は何だったのか。私たちの求めるものとは違う方向になってきたのは何故か」。という、これに込められた金子さんの想いを聴かせていただきたいと思いました。
 教えていただきたいと思いました。

◆金子 2017/02/17
 小井戸さん、すみませんでした。何だかんだと忙しく過ごして体調を崩して寝ていました。ようやく元気になって来ました。さて質問を頂いている件ですがご存じのように私は山形の田舎で昔からあった障害者団体から若い人達が離れて新しい会を作って運動をしたりその途中で青い芝を知り深く関わるようになって今に至るまで約50年近くになりますがその中で70年代は勿論、80年代後半頃までは障害者の存在とは何かとか考え差別されている現実を訴え健常者社会に対して鋭く問題提起をして行った運動でした。だから健常者との緊張関係があって凄く内容があって良かったし元気に運動が出来て楽しかったし成果があったと思います。ところが特にこの20年くらいの間に運動はお金に関わる事が多くなったり制度改革などのこう言ってはなんですが障害者の一番苦手な学問的な問題がクローズアップされて来てしまって肝心な優生思想を始めとして生存権の問題が影が薄くなってしまって重度障害者は元気がなくなり青い芝を始めとしてどこの団体も弱体化しています。
 実は私もこの20年くらい介助保障の制度拡大をしたり入院時の問題にある程度の成果を上げて来たし、さいたま市の条例を作らせてきたし色々やって来ているからあまり言えないがそれでも少なくとも障害者に怒りと追い詰められた感情が無かったら人を動かす事は出来ないし上手く行かないと思いました。でも今の人達にはそういうものが無くなってしまっています。だから甘く見られて国も行政もやりたい放題やるし、社会においては相模原のやまゆり園のような事が起こってくるのだと思っています。いくら時代の流れだと言っても本当に怖い事で困ります。
そんな事ですね。何時かゆっくりと飲みながら話したいくらいです。明日は一歩の会の会議ですね。またよろしくお願いいたします。金子

◆小井戸 2017/02/27
 金子さんから頂いたメールはとても有り難く感謝でした。
 私の研究の中で新たな課題になりました。
 ここにお返事できないままだったためでしょうか?Facebookに長文が載せられていたので驚きました。
 金子さんのメールを幾度も幾度も読み返して理想と現実のギャップが見えてくるような気がしました。この事を考えているタイミングで、一歩の会の定例会の後のFacebookの内容を読んだので、
 運動を牽引してきた方々の存在意義と、制度を推進する今の体制についても、あらためて考えていました。

◆金子 2017/03/03
 小井戸さん。また返事が遅くなりました。私も今もって葛藤の連続ですよ。でもそれは決して悪い事ではないですね。そこから新たなる希望が見えて来る事もあるからね。
 無理に脱出しなくても良いかと私は思っています。
 人って悩みながら生きて行くもんなんでしょうね。ただ障害者の存在を否定される社会には断固として歯向かって行きたいですね。
 後は最近感じる事は仲間と良く話し合える関係が大事だなあと思っています。
 まあ一歩会もまだまだこれからです。水長くよろしくお願いします。金子

◆金子 2019/07/06
 ご無沙汰をしております。ごめんなさい。
 体調が思わしくなく動けなくなっています。
 今日も一歩の会があったのですがお休みをしました。
 もう少し体調が良くなってから連絡をします。
 よろしくお願いします。


UP:202026 REV:
金子 和弘  ◇小井戸恵子  ◇青い芝の会  ◇青い芝の会・歴史  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築  ◇病者障害者運動史研究 
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