HOME
>
全文掲載
>
中村佑子「私たちはここにいる――現代の母なる場所[第8回]」を読んで
村上 潔
(
MURAKAMI Kiyoshi
) 20190514−
Tweet
last update: 20190523
◆中村佑子 20190506 「私たちはここにいる――現代の母なる場所[第8回]」
『すばる』41-06(2019-06)
: 272-286
◇kiyoshi murakami(@travelinswallow)
【メモ】中村佑子「私たちはここにいる――現代の母なる場所[連載第8回]」を読んで(1):冒頭の272頁上段第1段落の内容について:引用@「いま、世界は[…]ジェンダーロールから女性を解放しようとする第三波フェミニズムの流れが起こることで、女性たちは連帯し[…]手を取りあっている。」>続
[2019年5月14日15:22
https://twitter.com/travelinswallow/status/1128183900105166848
]
続>引用A「そのこと自体には勇気づけられる。しかし、その連帯のなかに、真に「多様な」女性たちが含まれているのだろうかと、ふと疑問に思うときがある。」 まず、引用@の内容は、そもそも第2波フェミニズムがまさにそうであり、さらにそれ以前からも存在したフェミニズムの動きなので、ここで>続
[2019年5月14日15:22
https://twitter.com/travelinswallow/status/1128183901069819905
]
続>「第三波」と定義する必然性はないこと、そして引用Aの内容こそが第3波が(第2波を乗り越えるために)提起し模索した課題であること、が指摘できます。そのうえで現在の(MeToo以降の)フェミニズムを、第3波/第4波/ポスト・フェミニズムのいずれなのかいずれでもないのか、を検討すること>続
[2019年5月14日15:22
https://twitter.com/travelinswallow/status/1128183901996740608
]
続>になる――その際に中村さんが重視する「母性」がどう意味をもつのかが問われる――かと思います。さらにいえば、そこでは「運動」としてのフェミニズムと、(メディア等で)引き起こされる「現象」との差異/断絶/関係性も考慮することになるでしょうから、向き合う課題は大きく複雑で、厄介です。▲
[2019年5月14日15:22
https://twitter.com/travelinswallow/status/1128183902923677697
]
◇中村祐子さんからの応答
[2019年5月14日21:50
https://twitter.com/yukonakamura108/status/1128281328745570304
]
◇kiyoshi murakami(@travelinswallow)
続>しかし改めて考えると、そもそも中村さんがやろうとしていること(「母性」の現在的再定義)は、「波」括りで整理できない/した気になることを許さない性質の問題なわけで、そのこと(挑戦)自体のもつ意味・意義をまずはしっかりと(研究者のような存在が)評価しないといけないでしょう。
[2019年5月15日1:17
https://twitter.com/travelinswallow/status/1128333492658397189
]
■言及
◆20181001−
「中村佑子「[連載]私たちはここにいる――現代の母なる場所」を読んで【集約】」
■引用
*作成:
村上 潔
(
MURAKAMI Kiyoshi
)
UP: 20190523 REV:
◇
全文掲載
TOP
HOME (http://www.arsvi.com)
◇