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集会 生まれようとしている命を選別しないで
「出生前診断とゲノム編集――命のはじまりへの介入反対」

於:京都市北いきいき市民活動センター 集会室

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last update: 20190304


■集会 生まれようとしている命を選別しないで「出生前診断とゲノム編集――命のはじまりへの介入反対」

日 時 :2019年3月17日(日) 12:30受付開始  13:00〜16:30
場 所 :京都市北いきいき市民活動センター 集会室
(京都市地下鉄北大路駅より市バス青のりば206,204系統千本北大路下車北へ徒歩約5分)
 https://kyoto-kita-ikiiki.jimdo.com/アクセス-お問合せ/
参加費 :800円(資料代)

*手話通訳の必要な人は3月5日までにお申し込みください

■趣旨

集会のご案内と「受精胚へのゲノム編集容認と出生前診断拡大に反対する声明文」への賛同のお願い

 今春、日本産科婦人科学会は、新型出生前診断を臨床研究から一般医療に切り替え、実施施設を大幅に拡大しようとしています。
 国は、ヒト受精胚へのゲノム編集(遺伝子操作)を容認する指針を作成し、不妊治療で得られた胚を用いた研究が始まります。
 命のはじまりでの“選別”と“生命操作”が、急速に進行しようとしているこの事態をどのように考えるのか、共に話し合いましょう。

■パネラー

天笠 啓祐 氏(ジャーナリスト)「優生思想とゲノム編集ーその経緯と現状」
山口 研一郎 氏(現代医療を考える会代表・脳外科医)「ゲノム編集・4つの問題点」
岡田 健司 氏(自立生活センター アークスペクトラム)「当事者の立場から」
佐々木 和子 氏(京都ダウン症児を育てる親の会)「出生前診断とゲノム編集」

司会:利光 恵子 氏(優生手術に対する謝罪を求める会
指定発言:矢吹 文敏 氏(JCIL 日本自立生活センター

■主催

京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)
◇グループ生殖医療と差別
DNA問題研究会
現代医療を考える会/アークスペクトラム

協力

JCIL日本自立生活センター
◇障害者権利条約の批准と完全実施をめざす京都実行委員会女性部会

後援

◇誕生日ありがとう運動京都友の会
◇神経筋疾患ネットワーク

■お問い合わせ

問い合わせ:佐々木 090-8208-8622 E-mail:kazuko-s@スパム対策white.plala.or.jp



■「受精胚へのゲノム編集容認と出生前診断拡大に反対する声明文」への賛同のお願い


※下記声明文に賛同してくださる個人、団体を募ります。


3月17日(日)の集会を経て、声明文を賛同者名簿とともに、各マスコミ及び厚生労働省へ送りたいと考えています。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
賛同下さる方は、以下までご連絡ください。
申込先: E-mail:fwka2024@スパム対策nifty.com

【受精胚へのゲノム編集容認と出生前診断拡大に反対する声明文】



 国は、ヒト受精胚を用いたゲノム編集研究を容認し、今年4月から研究を始めます。
 ヒト受精胚へのゲノム編集とは、命の始まりへ人間が直接介入する、ということです。
 一度ゲノム編集を行えば、二度ともとには戻せません。遺伝子操作の影響は、世代を超えて引き継がれます。
 このような行為は地球が育んできた多様な命への冒涜であり、とんでもなく傲慢な行為で、許されるはずがないと私たちは考えます。

 国の指針は、当面、生殖補助医療の向上を目的とする基礎研究に限定し、胚は子宮に戻さないとしています。
 しかし、早晩、遺伝病「治療」のためだとしてゲノム編集を施した受精胚を子宮に戻すことが求められ、さらには、望ましい資質や高い能力をもつ「人間改造」への道を開く可能性があります。特に、中国広東省の南方科技大学の賀建奎(フォージエンクイ)准教授らの研究チームが、ゲノム編集技術を受精胚に用い、双子の女児を誕生させた事実が、中国当局によって確認された現在、その危険性は、さらに現実のものとなってきています。

 また、胚へのゲノム編集は、出生前診断を行い障害のある胚や胎児は廃棄(中絶)することが前提とされている点も大きな問題です。
 昨年、日本産科婦人科学会は、新型出生前診断を臨床研究から一般診療へ切り替える方針を決定し、1年間の検討の後、実施施設を拡大しようとしています。
 現在、出生前診断は、「高齢出産による胎児のリスク」といった医療やメディアの論調にあおられる形で、あるいは、多くの障害者や家族が当たり前に地域で生活している事実も理解されないまま、一般社会に広がり続けています。その背景には、障害に対する根強い差別や偏見とともに、ゲノム関連産業や検査・医療業界を潤す多額のお金が動いているのも事実です。これにゲノム編集が加われば、国と研究者主導で、「良い胚」と「不要な胚」の振り分けが進められ、社会に、さらなる分断が持ちこまれるのではなかと考えます。

 いつも正常であることが求められ、健康であることを強いられることが、本当に人社会をこころ豊かにするのか、互いを認め合える社会となるのか、私たちは30年前より、国や学会に「人の命の萌芽である受精卵の研究は、市民を交えて議論を尽くすよう」要望し、検査の精度をあげるのではなく、誰もが安心して子どもを産み、育てることのできる社会の構築を要望してきましたが、研究先行の動きは止まらず、暴走とも見える勢いで進んでいます。
 国連の障害者権利条約では、「ある社会がその構成員のいくらかの人々を締め出すような場合、それは弱く、もろい社会である」とし、障害の有無にかかわらず「共に学ぶインクルーシブ教育、共に生きるインクルーシブ社会」の構築を唱っています。そして、障害の定義をその人固有の欠損、欠陥であるとする「医学モデル」から社会との関係から生じるとする「社会モデル」に転換し、社会そのものが変わらなければならないとしています。
 受精胚へのゲノム編集による「いのちの操作」や、出生前診断による「いのちの選別」は、これらの方向に逆行するものです。

 私たちは、今回の受精胚へのゲノム編集容認と出生前診断拡大に、断固反対します。

≪呼びかけ人≫あいうえお順
天笠啓祐(DNA問題研究会・ジャーナリスト)岡田健司(自立生活センター アークスペクトラム)加古雄一(神経筋疾患ネットワーク)河田昌東(分子生物学者)佐々木和子(京都ダウン症児を育てる親の会)神野玲子(DNA問題研究会利光恵子優生手術に対する謝罪を求める会)那須麻千子(どこまでも九条の会・フリーライター)
西沢いづみ(立命館大学生存学研究センター客員研究員)馬庭京子(誕生日ありがとう運動京都友の会)村田恵子(京都頸髄損傷者連絡会)矢吹文敏(JCIL日本自立生活センター山口研一郎現代医療を考える会・脳外科医)


*作成:小川 浩史
UP: 20190304 REV:
利光 恵子 山口 研一郎西沢いづみ  ◇出生前診断  ◇京都ダウン症児を育てる親の会・トライアングル  ◇DNA問題研究会  ◇現代医療を考える会  ◇日本自立生活センター  ◇優生手術に対する謝罪を求める会  ◇

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