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第114回「小田実を読む」
生命と倫理 問われている課題――旧優生保護法下の強制不妊手術の真相を問う

於:大阪・天満・PLP会館

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last update: 20180821


■第114回「小田実を読む」
生命と倫理 問われている課題――旧優生保護法下の強制不妊手術の真相を問う

日時:2018年8月25日(土)午後1時30分〜午後5時
場所:大阪・天満・PLP会館(大阪市北区天神橋3-9-27 TEL 06-6351-5860)
資料代: 1000円

■研究会の主旨

2018年1月、旧優生保護法の下で強制不妊手術を受けた宮城県内の60代女性が、損害賠償を求めて提訴されました。それをきっかけに、国会において真相究明のための調査委員会が設置され、各都道府県の自治体で実態の解明が進行しつつあり、マスメディア上でも関連記事が報道されています。

戦後の1948年に「不良な子孫の出生防止」を掲げて成立した「優生保護法」は、戦時中1940年に成立した「国民優生法」を前身としています。国民優生法は、ナチス・ドイツの「遺伝病子孫防止法」が契機となりました。それは、1983年に英国の科学者号ゴルトンによって提唱された「優生学」に基づいており、1939年?1945年の「T4作戦」を生み出しました。

成立後、1996年「母体保護法」に改められるまでの約50年間、同法により強行された不妊手術は、1万6000件に上るとされます。 その件数は戦時中よりも増加し、優生政策は戦後されに強化されたとの指摘もあります(松原洋子立命館大学教授)。それは、本人の同意を必要としない強制性がより強化されたことにもみられます。

そして現代、生命倫理の分野において様々な動きがあります。「新型出生前新dなん」や「着床前診断」による。染色体以上や「病的遺伝子」を有する胎児の出生防止。「ゲノム編集」による遺伝子そのものの改変・修復。臓器移植のためのドナー候補として、「安楽死・尊厳死」の名の下に死をは早めるための医療装置。それらの医療行為には、旧優生保護法下、不妊手術の原動力となtta 「優生思想」が貫かれているのは事実です。

ちょうど50年前の1968年8月、札幌医科大学において、和田寿郎胸部外科教授らにより心臓移植が行われました。当時「2人の死から1人の生を!」ともてはやされた医療行為が、「脳死にもなていなかった21歳の青年から心臓を取り出し、移植の必要のない18歳の少年の心臓と取り替える」人体実験であったことは明らかです。その結果、2人とも死亡しました。

私たちが忘れてはならにのは、不妊手術や出生前診断、遺伝子操作、臓器移植など、ずべてが医療の名によって、医師の判断や権限でなされていることです。

「旧法は精神障害者への偏見と排除をイデオロギー化したもの」「優生の問題ではなく、日本の精神医学と医療の問題」と指摘される精神科医の野田正彰氏(2018年6月5日『毎日新聞』)は1973〜74年の『朝日ジャーナル』に、以下のような論文を寄せられ、当時の教科書や法律、医療に対し、疑問を投げかけています。

現代医療や生命科学のあり方を考えるとき、過去の負び歴史の真相を改めて問い直す必要があるのではないでしょうか。

(文責:山口研一郎

■プログラム


■主催

「小田実を読む」

共催

「現代医療を考える会」

■お問い合わせ



*作成:小川 浩史
UP: 20180821 REV:
「現代医療を考える会」 山口 研一郎  ◇西沢 いづみ  ◇
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