東九条とお隣の崇仁は、在日や部落の人々が多く暮らしてきた地域です。JCILが東九条に移ってきた1993年以降、この地域の方々とつながりながら、障害者も大勢暮らすようになりました。
京都駅南側の再開発が進み、新築の建物が増えた現在、被差別の歴史などは、特に表通りからは想像さえもしにくくなっています。それでもいまだに、東九条とお隣の崇仁地区のことを、怖いという人がいるのも事実です。それは、昔のままのイメージを持ち続けていたり、事実と異なるうわさをそのまま信じた誤解によるものではないでしょうか。しかし、この地区で暮らしたり働いたりしている私たちも、これらの地区の方々がどんな風に生きてきたのか、実はよく知らない部分も多いと思います。
そこで、今回の勉強会では、JCILの事務所があり、みなさんが暮らしたり働いたりしている東九条と崇仁の歴史と現在について、学びたいと思います。