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2017年7月の〈テート・ブリテン〉・〈ビショップスゲート・インスティテュート〉によるZineに関するワークショップ

訳・コメント:村上 潔MURAKAMI Kiyoshi) 2017/07/03

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last update: 20170705


■kiyoshi murakami(@travelinswallow)

【訳】「ジンとは、自主制作による非営利の刊行物。歴史的にはDIYカルチャーとその生産方式に起源をもち、主流の出版のオルタナティブとして生み出されるものである。」(〈テート・ブリテン〉主催のジン制作ワークショップ〔無料〕の案内文から)http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/workshop/zine-making
[2017年6月28日19:48 https://twitter.com/travelinswallow/status/880015046809501696]

参加者が完成させたZineは、なんと〈テート・ブリテン〉の図書室の特別コレクションに加えてくれる!(7月22日の〈テート・ブリテン〉のジン制作ワークショップ)http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/workshop/zine-making
[2017年6月30日13:41 https://twitter.com/travelinswallow/status/880647382618263552]

【追記】
◆図書室が所蔵する特別コレクションから一部のジンを展示
→参加者はそれからインスピレーションを得る
cf. http://www.coolschmool.com/2017/05/zine-workshop.html

◆主催者:Holly Callaghan*1 & Seleena Daye*2
*1:労働者階級・クィア・フェミニストというアイデンティティをもち制作を続けるジンスタであり、かつ図書館員として働く傍ら〈UK Zine Librarians group〉を設立するなど、ジンのアーカイビングに関する活動も行なっている。[http://www.coolschmool.com/p/about.html]
*2:マンチェスターを拠点に活動するテキスタイル・アーティスト/ジンスタ。人種・階級・ジェンダーに関わる、また90年代のポップカルチャーにインスパイアされたトピックで、作品を制作する。[https://www.seleenalavernedaye.co.uk/about]


ロンドン〈Bishopsgate Institute〉のZine関連イベント:「革命はコピー機で複写される」(2017年7月1日18時〜/無料)https://twitter.com/BishopsgateInst/status/880059629346148352 *展示+トーク+ワークショップ
[2017年6月28日23:56 https://twitter.com/travelinswallow/status/880077497487900672]
*追記:「展示」は「資料公開」に改める。

【訳】「B.I.は、ロンドンのラディカルな反乱の歴史を概観する歴史資料収蔵エリアを参加者と共有し、その人なりの行動の呼びかけを作り出すよういざなう。それは、あなたの個人的な抵抗を怒りのアートワークとしての自主出版物に変えることだ。」http://www.bishopsgate.org.uk/event/878/The-Revolution-Will-Be-Photocopied
[2017年6月29日5:31 https://twitter.com/travelinswallow/status/880161785117941761]

【訳】「シャーロット・クーパーとステファン・ディッカーズは、(1)Zineについて、(2)視覚文化はいかにしてつねに抵抗と運動の根幹にあり続け、いまも失望・怒り・不満のメッセージを伝える試みの中心にあるのか、について語る。」http://www.bishopsgate.org.uk/event/878/The-Revolution-Will-Be-Photocopied
[2017年6月29日0:17 https://twitter.com/travelinswallow/status/880082723502555136]

【訳】「このイベントは、来訪した人々に対して、自身のアイデンティティについて考えるよう促します。訪れた人たちは、ここにある多様な情報源の刊行物からインスピレーションを得て、自分自身のZineを作ることになるでしょう。」http://www.bishopsgate.org.uk/event/878/The-Revolution-Will-Be-Photocopied
[2017年6月29日0:47 https://twitter.com/travelinswallow/status/880090211123830784]

Zineのワークショップというのは、おそらくこのようなかたちが理想なのだと思います。https://twitter.com/travelinswallow/status/880090211123830784
[2017年6月29日0:57 https://twitter.com/travelinswallow/status/880092763395510276]

【追記】
シャーロット・クーパーはイースト・ロンドンの心理療法士で文化人であり、25年以上ジンを制作している。この企画で彼女は、自らのジン制作活動に関する考えを話し=共有し、彼女が参加してきた共同のジン・プロジェクトについて論じる。[http://www.bishopsgate.org.uk/event/878/The-Revolution-Will-Be-Photocopied]


〈テート・ブリテン〉ならびに〈ビショップスゲート・インスティテュート〉の(7月に開催される)Zineのワークショップに共通しているのは【自館の収蔵資料を参加者に公開】→【参加者のインスピレーションを誘発する】→【参加者の自発的な創作へとつなげる】というプロセスを重視していること。
[2017年6月30日13:52 https://twitter.com/travelinswallow/status/880650137865007104]

【追記】
★いずれのイベントでも、女性/クィアのジンスタが中心的な役割を担っている。


◆Zine making workshop
22 July 2017 / 12:00-16:00
at Tate Britain
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/workshop/zine-making

◆The Revolution Will Be Photocopied
01 July 2017 / 6:00 PM
at Bishopsgate Institute
http://www.bishopsgate.org.uk/event/878/The-Revolution-Will-Be-Photocopied


*作成:村上 潔MURAKAMI Kiyoshi
UP: 20170703 REV: 20170705
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