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【翻訳】Focus E15:E15 公開住宅占拠
[Translation] Focus E15: E15 Open House Occupation
村上 潔
(
MURAKAMI Kiyoshi
) 2016/12/20
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last update: 20170221
[The Original Text]
https://focuse15.org/e15-open-house-occupation/
2014年9月21日、Focus E15 キャンペーンは、イースト・ロンドンのストラトフォードにある、ほとんど空室の「カーペンターズ・エステート」の中の、閉鎖された(使われていない)アパートを占拠して、最初の誕生日を祝った。団地の居住者の大部分は、約600戸の住宅を空にして民間の開発業者に土地を売却しようとするニューアム区議会によって、強制移転させられていた。
この行動は、完全に良好な状態の公営住宅の住戸が何千も空室であるのに、手頃な価格の(入居可能な)住宅が不足しているために人々はロンドンの外へ退去させられている、という事実への関心を集める。2週間の間、占拠されたアパートは一般に公開され、ワークショップ、ミーティング、音楽やコメディの公演といったイベントが毎日開催される発展的プログラムをもったソーシャル・センターとして運営された。
ニューアム区は、占拠を立ち退かせようと、キャンペーンに対して訴訟を起こした。しかしながら、キャンペーンへの圧倒的な世論の支持を背景にして、区議会は結局、当初の計画通りの満2週間の占拠の継続を承諾した。
Focus E15 は、10月6日(月)に、占拠していた公開住宅を自発的に退去したが、この行動はキャンペーンに対する地元の・国内の・国際的な巨大な支援を生じさせることに成功した。
現在、占拠は完結したが、区議会に対する以下の私たちの要求は続いている。
確実に長期にわたる区の不動産権でもって、速やかにカーペンターズ・エステートに再び人を住まわせること。
現在の居住者に対する移転と立ち退きの強要を即座にやめること。
団地の建物の取り壊しをするな。
カーペンターズ・エステートの管理は、第三者機関や民営(私営)によるのではなく、居住者による、居住者のためのものとすること。
私たちは、直接行動、動員、法的手段を通じて、強制移転・立ち退きに対する闘いと、保証された公営住宅を求めるキャンペーンを続けていく。
[更新]
区議会は、40人の人々を団地内に一時的に住まわせることを約束した。私たちは、この約束を彼らが守るかどうかを確かめるため、区役所の動向を監視している。2014年10月20日(月)、私たちはその日に団地に入居した住人6人のうちの1人と出会った。私たちはこれをキャンペーンの勝利だと主張する。この厳しい深刻な住宅危機の真っただ中で、ニューアム労働審議会は、よくもカーペンターズ・エステートを空室のままにしておけるものだ。
*掲載日不明/2016年12月20日取得
*段落は原文を反映している。
■参考
◇立命館大学産業社会学部2016年度後期科目《比較家族論(S)》
「「ハウジング」をめぐる問題からみる「家族」」
["Comparative Analysis of the Family (S)" (The Second Semester of the 2016 Academic Year) at College of Social Sciences, Ritsumeikan University: "The Forms of 'Family' Observed from the 'Housing' Problems"]*担当教員:村上潔[Lecturer: MURAKAMI Kiyoshi]
◇20161107
「【翻訳】セミナー《In Defense of Housing》(Oct 25, 2016 / London)での議論の一部」
◇20161219
「【翻訳】Focus E15:About Us」
◇20170220
「【翻訳】シスターズ・アンカット「フェミニスト(Feministo)」」
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翻訳(村上潔)
*作成:
村上 潔
(
MURAKAMI Kiyoshi
)
UP: 20161220 REV: 20170221
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