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【翻訳】Focus E15: About Us

[Translation] Focus E15: About Us

村上 潔MURAKAMI Kiyoshi) 2016/12/19

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last update: 20170221

[The Original Text] https://focuse15.org/about/

Focus E15 キャンペーンは、2013年9月に生まれた。それは、ニューアム区議会が若年ホームレス向けの「Focus E15 ホステル(宿泊施設)」の資金を削減したのちに、〔そこに住む〕若い母親たちのグループがイーストテムズ住宅協会から退去通知を出されたときだった。母親たちは区役所に助けを求めたが、役所は住宅手当の削減とロンドンに手頃な住宅が不足していることを理由に、「新しい住居を望むなら、マンチェスター、ヘイスティングス、バーミンガムくらい遠くの民間賃貸の宿泊施設を受け入れてもらう」と彼女らに通告した。

ニューアム区議会によるこの企ては、母親たちをロンドンから立ち退かせ、彼女らとその子どもたちを、家族と地域の支援ネットワークから引き剥がしたが、これはロンドン市全域における社会浄化[Social Cleansing]のプロセスの一事例にすぎない。このプロセスは、家賃の高騰、給付の削減、公営住宅の不足によって、低所得の人々をロンドン市のはずれとその外部に追いやるものだ。

このことは、母親たちを、組織化して「社会浄化ではなく公営住宅を!」と要求するように駆り立てた。

その年の誕生以来、キャンペーンはますます強力になっていった。ストラトフォードでの週に一度の街頭アピール、ニューアム区住宅課〔のオフィス〕の占拠、数百人の支援者によるニューアム区役所へのデモ行進、といったことのすべては、母親たちを全国的に有名にしていった。キャンペーンは、思いやりのないニューアム区長、ロビン・ウェールズにとっての悩みの種となった。2014年7月のニューアム区長就任披露行列で彼が Focus E15 の運動家に対してとったあしらいについての告発が議会に送られたのち、彼の攻撃的な行動は内部調査の対象とされた。

2014年9月21日、Focus E15 キャンペーンは最初の誕生日を祝った。そのとき彼女らは、イースト・ロンドンのストラトフォードにある、ほとんど空室の「カーペンターズ・エステート」の中の、閉鎖された(使われていない)アパートを占拠していた。この行動は、完全に良好な状態の公営住宅の住戸が何千も空室であるのに、手頃な価格の(入居可能な)住宅が不足しているために人々はロンドンの外へ退去させられている、という事実への関心を集める。占拠されたアパートは一般に公開され、ソーシャル・センターとして2週間運営された。そこには、ワークショップ、ミーティング、音楽やコメディの公演といったイベントが毎日開催される発展的プログラムが存在した。
キャンペーンは、ストラトフォードでの週に一度のミーティングというかたちで継続しており、そこではさらなる行動が計画されている。〔メンバーの〕ジャスミンとサムの言葉によれば、「これは住宅危機の終わりの始まりである」。

*掲載日不明/2016年12月19日取得
*段落は原文を反映している。


cf.
【2016年度】立命館大学産業社会学部「比較家族論(S)」(担当:村上潔)="Comparative Analysis of the Family (S)" (The 2016 academic year): College of Social Sciences, Ritsumeikan University.《テーマ:「ハウジング」をめぐる問題からみる「家族」(Theme: The Forms of "Family" Observed from the "Housing" Problems)》
◇20161107 「【翻訳】セミナー《In Defense of Housing》(Oct 25, 2016 / London)での議論の一部」
◇20161220 「【翻訳】Focus E15:E15 公開住宅占拠」
◇20170220 「【翻訳】Sisters Uncut: "Feministo"」
翻訳(村上潔)


*作成:村上 潔MURAKAMI Kiyoshi
UP: 20161219 REV: 20161220, 20170221
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