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7.26障害者殺傷事件

2016/07- 作成:立岩 真也

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◆山下 寛久/立岩 真也 2020/03/23 「被告の姿私たちとつながる 暗い見立て直さないとダメ」,『朝日新聞』2020-03-23神奈川県版:21

◆宮城 良平/立岩 真也 2020/03/23 「相模原殺傷事件判決を機に・3」,共同通信配信記事

◆立岩 真也 2019/12/** 「ともに生きることと優生思想 社会学者・立岩さんの視点――相模原事件を考える〜公判を前に」,『毎日新聞』2019-12-18(紙版)

◆立岩 真也 2019/12/18 「ともに生きることと優生思想 社会学者・立岩さんの視点――相模原事件を考える〜公判を前に」,『毎日新聞』2019-12-18(電子版)

◆立岩 真也 2019/07/20 「やまゆり園事件から3年 「生きる価値」の大切さ問う」,『朝日新聞』2019-07-20朝刊

■本(17冊・未整理) ※●以下でとりあげた3冊

◆立岩 真也 2019/07/20 「やまゆり園事件から3年 「生きる価値」の大切さ問う」,『朝日新聞』2019-07-20朝刊


『現代思想』2016年10月号 緊急特集:相模原障害者殺傷事件
◆保坂 展人 20161102 『相模原事件とヘイトクライム』,岩波ブックレット969
◆藤井 克徳・池上 洋通・石川 満・井上 英夫 編 20161220 『生きたかった――相模原障害者殺傷事件が問いかけるもの』,大月書店,128p. ISBN-10: 4272360884 ISBN-13: 978-4272360888 1,400+ [amazon] [kinokuniya]
立岩 真也・杉田 俊介 20170105 『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』,青土社,260p. ISBN-10: 4791769651 ISBN-13: 978-4791769650 1944 [amazon][kinokuniya] ※
◆井原 裕 20170125 『うつ病から相模原事件まで――精神医学ダイアローグ』,批評社,183p. ISBN-10:4826506570 ISBN-13:978-4826506571 1700+ [amazon][kinokuniya] ※ d05. m. et-2004s
●朝日新聞取材班 20170630 『妄信――相模原障害者殺傷事件』,朝日新聞出版,238p.ISBN-10: 4022514779 ISBN-13: 978-4022514776 1400+ [amazon][kinokuniya]
堀 利和 編 20170901 『私たちの津久井やまゆり園事件 ―― 障害者とともに<共生社会>の明日へ』,社会評論社,279p. ISBN-10:4784524061 ISBN-13:978-4784524068 1800+ [amazon][kinokuniya] ※ ds/ds
●「生きている!殺すな」編集委員会 編 20171020 『生きている!殺すな――やまゆり園事件の起きる時代に生きる障害者たち』,山吹書店,発売:JRC,208p.
◆太田 順一郎・中島 直 編 201802 『相模原事件が私たちに問うもの』,批評社,メンタルヘルス・ライブラリー,173p. ISBN-10: 4826506732 ISBN-13: 978-4826506731 [amazon][kinokuniya] 
◆井原 裕 20180710 『相模原事件はなぜ起きたのか――保安処分としての措置入院』,批評社
小松 美彦・今野 哲男 20180831 『「自己決定権」という罠――ナチスから相模原障害者殺傷事件まで』,言視舎,324p.ISBN-10: 4865651276 ISBN-13: 978-4865651270 2400+ [amazon][kinokuniya] ※ be. l
◆河東田 博 201807? 『入所施設だからこそ起きてしまった相模原障害者殺傷事件――隣人を「排除せず」「差別せず」「共に生きる」ための当事者視点の改革』
●月刊「創」編集部 編 20180720 『開けられたパンドラの箱――やまゆり園障害者殺傷事件』,創出版
◆藤井 克徳 201809 『わたしで最後にして――ナチスの障害者虐殺と優生思想』,合同出版,175p. ISBN-10: 4772613587 ISBN-13: 978-4772613583 [amazon][kinokuniya]
渡邉 琢 20181225 『障害者の傷、介助者の痛み』,青土社,392p.ISBN-10: 4791771222 ISBN-13: 978-4791771226 2200+ [amazon][kinokuniya] ※ a02. c04. l
◆阿部 芳久 20190325 『障害者排除の論理を超えて――津久井やまゆり園殺傷事件の深層を探る』,批評社
◆高岡 健 201904 『いかにして抹殺の〈思想〉は引き寄せられたか――相模原殺傷事件と戦争・優生思想・精神医学』,ヘウレーカ,216p. ISBN-10: 4909753028 ISBN-13: 978-4909753021 [amazon][kinokuniya]

 →立岩真也 201907 「……」,『朝日新聞』

7.26障害者殺傷事件:報道  ◆障害者殺し ◆障害者(運動)と安楽死・尊厳死 安楽死・尊厳死
ナチ政権下での障害者殺害 ◆優生学優生思想 ◆強制医療/保安処分/心神喪失者医療観察法/…

◆2017/02/26 「津久井やまゆり園事件を考える大阪集会」 主催:津久井やまゆり園事件を考える大阪集会有志・共催:立命館大学生存学研究センター
 日時:2017年2月26日 場所:立命館大学大阪茨木キャンパスB棟3F
 講演:原昌平(新聞記者・精神保健福祉士)
 http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/754

◆2016/11/14 日本弁護士連合会 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの中間とりまとめに関する会長声明
 http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2016/161114_2

◆2017/01/26 『津久井やまゆり園事件を考える』1.26神奈川集会
DPI日本会議メールマガジン(17.01.11)第539号
 広告〔20170118版〕
立岩真也・杉田俊介 2017/01/05 『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』,青土社
◆2016/10/27 「骨格提言」の完全実現を求める10.27大フォーラム
◆2016/10/01 『現代思想』2016年10月の特集がこの事件です。
◆2016/09/26 「相模原障害者殺傷事件に対するアピール行動」

◆社会福祉法人かながわ共同会
 http://www.kyoudoukai.jp/
◆障害者施設における殺傷事件への対応に関する関係閣僚会議
 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/syougai_jikentaiou/index.html
◆相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syougai.html?tid=373375
◆津久井やまゆり園事件検証委員会
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f535346/
◆津久井やまゆり園再生基本構想に関するヒアリング(公聴会)
 http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p1098279.html

○本頁目次
  「精神医療」との関わりについて
  催・発言・声明他
  取材を受けた・発言した人たち
  海外より
  立岩配信
  文書・文章の全文あるいは一部収録

◆2016/08/06「津久井やまゆり園」で亡くなった方たちを追悼する集会への海外からのメッセージ
 International Messages to Memorial Meeting for the Victims of the Attack at Tsukui Yamayuri En, Sagamihara, Japan →[MS Word (6MB)]

◆2016/08/06「津久井やまゆり園」で亡くなった方たちを追悼する集会」
 「2016年7月26日、神奈川県相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所していた19名の方々がその尊い命を失うという、痛ましい事件が起きました。このたび、犠牲となった19名の方々に心より哀悼の意を表するとともに、被害にあわれた方々の順調な回復をお祈りするため、追悼集会を行いたいと思います。」
 14:00〜17:00終了予定(18:00まで開場)
 場所:東京大学先端科学技術研究センター 3号館南棟1階 ENEOSホール
 →http://touken.org/

◆Friends4Disability http://friends4disability.org/

 
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■「精神医療」との関わりについて

◆立岩 真也 2016/12/09 「拙速で乱暴な仕組み」,『京都新聞』2016-12-9朝刊:3
◆2016/12/08 全国「精神病」者集団 「相模原事件検証チーム最終報告書への緊急声明」
◆大阪弁護士会会長・山口健一 20161111 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム「中間とりまとめ」に反対する会長声明」 [PDF]
◆第7回相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000141629.html
◆2016/10/31 全国「精神病」者集団 「ヒアリング意見書」
 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000141621.pdf
◆立岩 真也 2016/09/01 「七・二六殺傷事件後に」,『現代思想』44-(2016-9):
◆日本精神神経学会法委員会 2016/08/29 「相模原市の障害者支援施設における事件とその後の動向に対する見解」
 https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/sagamiharajiken_houiinkaikenkai.pdf
◆2016/08/12 「ひょうせいれん第3次声明」
◆2016/08/10 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの開催について審議会資料」厚生労働省
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000133084.html

全国「精神病」者集団 2016/08/10 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの設置に関する見解」
◆日本精神科病院協会 2016/08/04 「神奈川県相模原市障害者施設殺傷事件に対する声明」
◆「措置入院、与野党が議論開始 機能強化と人権配慮が課題」
 『朝日新聞』2016年8月3日06時55分 久永隆一
 http://www.asahi.com/articles/ASJ8325YNJ83UBQU001.html
 「相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を受けて、自民・民進の両党は2日、それぞれ再発防止に向けた検討を始めた。政府内で始まった議論と同様に措置入院のあり方が焦点だが、会合に出席した障害者団体からは、障害者を排除する社会へ逆戻りしないよう求める意見が相次いだ。
 自民党は「退院後のフォローアップ体制」の強化を議論する方針で、措置入院が解除された後も通院を義務づける仕組みづくりを検討する。党内には「犯罪をほのめかした人物にGPS(全地球測位システム)を埋め込むようなことを議論すべきだ」(山東昭子元参院副議長)という人権に関わりかねない意見もある。だが、出席者からは「措置入院を厳しくすると、精神疾患の方を社会全体で受け入れるという流れに逆行する」との慎重意見も出た。
 民進党は障害者やその家族らの団体から意見を聞いた。「精神医療は治安維持のためではない」「地域で暮らすのが本来の姿」といった意見が相次ぎ、障害者インターナショナル日本会議の尾上浩二副議長は「殺されていい命はない。優生思想を許す雰囲気に目を向けることこそ本当の再発防止策だ」と強調した。」
全国「精神病」者集団 2016/08/02 「相模原事件を受けた措置入院見直し検討開始に対する精神障害当事者としての意見表明」
全国「精神病」者集団日本精神神経学会 2016/08/02 「措置入院の見直し議論への意見書に関する申入書」
◆加藤 真規子 2016/08/02 「相模原事件に関する私の意見」
大阪精神医療人権センター 2016/08/01 「申入書 相模原市障害者殺傷事件に対する政策の議論のあり方について」
 http://blog.canpan.info/advocacy-osaka/archive/721
全国「精神病」者集団 2016/08/01 「私たちは出口を狭くするための措置入院の見直し検討には中断を求めます!」
◆日本臨床心理学会 2016/07/31 「「神奈川県立津久井やまゆり園」事件についての学会声明 」 [PDF]
◆山本眞理→総理大臣・厚生労働大臣 2016/07/30 「緊急要請」 [MS Word]&↓
◆2016/07/30 「相模原事件についての緊急声明 私たちひょうせいれんはファシズム・優生思想を許しません 私たちひょうせいれんは「精神病者」をとことん守り抜きます」 [MS Word]
原 昌平 20160729 「相模原の事件で問われることは何か」,『ヨミドクター 原記者の「医療・福祉のツボ」』
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160728-OYTET50044/?catname=column_hara-shohei
 「今の段階で強調しておきたいことが2点あります。
 第1に、容疑者は措置入院になっていた時期がありますが、本当に何らかの精神障害があったかどうかは、まだよくわかりません。したがって、精神障害による犯行と決めつけたり、事件を予防できなかった原因を精神科医療システムに求めたりするのは、時期尚早だということです。
 第2に、はっきりしているのは、重度の障害者は死なせるのが本人と社会のためだという、ゆがんだ確信を容疑者が抱いていたことです。容疑者個人の特異性で片づけるのではなく、私たちの社会の中に存在する差別の思想と向き合い、しっかり闘っていくことが重要だと思います。」
◆全国精神障害者地域生活支援協議会[あみ] 2016/07/29 「相模原市の障害者施設における殺傷事件について」
◆日本精神保健福祉士協会 2016/07/28 「障害者入所施設における殺傷事件に関する見解」
◆大阪精神医療人権センター→報道機関各社 2016/07/28 「要望書 相模原市障害者殺傷事件に対する報道について」
 http://blog.canpan.info/advocacy-osaka/archive/720
◆DPI日本会議 2016/07/27 緊急抗議声明:相模原市障害者殺傷事件に対する抗議声明
 DPI日本会議メールマガジン(16.7.27)第512号
◆2016/07/26 認定NPO法人地域精神保健福祉機構 相模原障害者施設殺傷事件の報道について緊急要望書を提出


 立岩がとりあえず書いたのは

◆2016/07/28 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758677691205758976
 「相模原での事件:http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm … は精神障害者とその処遇の問題ではない。措置入院退院後の精神医療の問題でなく、その制度を改善しようということでない。政治家たちの誤った了解方向付け自信。がメディアにもわかられてない。テロリストは精神障害者?。書いていく」
◆2016/07/29 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758684052123561986
 「その(殺した)人と私(たち)はたいして違いはしない。ではその(そんなに大きくない)差は精神障害の有無という差なのか? たとえはそういうことだ。cf.障害者殺し:http://www.arsvi.com/d/d00k.htm  相模原市での殺傷事件:http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm …」
◆2016/07/30 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/759179796664332288
 「その人の「思想」は「精神医療」でどうかなるものでない(なると思う人はその人物と同じぐらい、まずい)。なのにもっと入院させておけばよかったなどと言うのは、やはりその人物とさして変わらない。「説明」は後、だが、相模原市での殺傷事件関連→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm


 以下は15年前の文書ですが読んでください。

◆精神科医療懇話会 2001/06/27 「池田小学校事件および特別立法に対する緊急声明」
 http://www.seirokyo.com/archive/folder1/shokuhou/seimei/konwakai_seimei.html
◆精神科医療懇話会→日本精神神経学会理事会 2001/07/20 「平成13年6月25日「大阪児童殺傷事件」に関する理事会見解に対する声明――批判的検討と対話」
 http://www.seirokyo.com/archive/folder1/shokuhou/seimei/seisinkairoukonwakai010720.html
◆精神科医療懇話会 2001/09/18 「精神科医療懇話会声明(第3弾)修正版――特別立法に関連した諸試案の批判・評価と懇話会提案」
 http://www.seirokyo.com/archive/folder1/shokuhou/seimei/konwakai_3.html

 
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■発言・声明・催他

◆2017/01/26 『津久井やまゆり園事件を考える』1.26神奈川集会
DPI日本会議メールマガジン(17.01.11)第539号
 広告〔20170118版〕
◆2016/12/06 JDF全国フォーラム、相模原事件を考えるディスカッション。全社協・灘尾ホール。石渡和実/尾上浩二/尾野剛志/三宅浩子/依田雍子/藤井克徳…『DPI日本会議メールマガジン』(16.12.1)第534号→http://www.arsvi.com/o/dpijm016.htm#534
◆大阪弁護士会会長・山口健一 20161111 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム「中間とりまとめ」に反対する会長声明」 [PDF]
◆2016/10/27 「骨格提言」の完全実現を求める10.27大フォーラム
◆立岩 真也 2016/10/01 「七・二六殺傷事件後に 2」,『現代思想』44-(2016-10):
◆2016/09/26 「相模原障害者殺傷事件に対するアピール行動」
◆2016/09/14 「津久井やまゆり園」事件抗議集会
 http://www.p-renaissa.jp/borujiaya/?p=5422
 代々木公園ケヤキ並木・NHKスタジオパーク側入口 3:00pm〜 「催」
◆2016/09/06 [広告](xlsx)
 《学習会を開きます》
  日時 : 2016年9月6日(火曜日)13:00より
  場所 : 地域活動支援センターくえびこ
  講師 : 太田 顕 氏 元やまゆり園職員
 皆様も新聞や報道でご存じの事と思いますが、先月の7月26日午前2時頃、指定管理施設である津久井やまゆり園において、同園の元職員である植松聖(うえまつ さとし)(26歳)が施設のガラスを割って侵入し、施設の利用者男女を刺し、男女19人が死亡、男女27人が負傷(うち3名は職員)した、起こってはいけない事件が起きてしまいました。
 太田氏は園が開所された時から、定年を迎えられるまで、障碍者と向き合え、地域の方と向き合え、協力し合いながら、生きてこられた方です。園の民営化に当たっても、積極的に反対され定年を迎えられるまで、仲間と共にご自分の意志を通された方だと聞いています。太田氏を招き今後このような事件が起きない為の方策を共に考えたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。
 どこまで何が出来るのかわかりませんが、一緒に考えていきましょう。
◆立岩 真也 2016/09/01 「七・二六殺傷事件後に」,『現代思想』44-(2016-9):
◆第二東京弁護士会会長 早稲田祐美子 2016/08/30 「津久井やまゆり園事件を受けての会長声明」 [PDF]
◆日本精神神経学会法委員会 2016/08/29 「相模原市の障害者支援施設における事件とその後の動向に対する見解」
 https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/sagamiharajiken_houiinkaikenkai.pdf
◆2016/08/24 「共生への挑戦、沈黙する政治 障害者施設殺傷事件1カ月」
 http://www.asahi.com/articles/DA3S12525301.html  朝日新聞社2016年8月24日05時00分
 「相模原市の障害者施設で19人が死亡、27人がけがをした殺傷事件からまもなく1カ月を迎える。容疑者の元職員は「障害者は不幸を作ることしかできません」と差別意識を助長する手紙で、衆院議長や首相に向けて犯行を予告していた。事件が突きつけた共生社会の揺らぎに政治の指導者は沈黙している。
 「容疑者の『障害ログイン前の続き者がいなければいい』という優生思想に私たちの社会が向かわないか危惧します」
 今月2日、事件を受けて民進党が国会内に障害者団体を集めた会合。団体の代表者は国会議員を前に危機感を訴えた。
 だがその翌日、事件発生後初めてとなる、内閣改造を受けた安倍晋三首相の記者会見では、相模原の事件に触れることはなかった。
 与党幹部は言う。「早速、関係閣僚会議を開いただろ?」。確かに発生2日後、首相は官邸に関係閣僚を集め、「何の罪もない多くの方々が命を奪われました。決してあってはならない事件であり、断じて許すことはできません」「再発防止、安全確保に全力を尽くす」と語っている。
 官邸関係者によると、首相のメッセージには障害者を標的にすることへの非難や共生社会の推進を訴えることも検討したが、「容疑者の身勝手な考え方を取り上げ、独り歩きする方がよくない」「障害者との共生を否定する人はほとんどいない」と判断し、大量殺人という行為への非難に絞ることにしたという。
 しかし、容疑者が2月に大島理森衆院議長宛てに届け、「是非、安倍晋三様のお耳に伝えて頂ければ」とつづっていた犯行予告は、いわば日本社会への挑戦状だ。障害者差別解消法をつくり、「人格と個性を尊重し合いながら共生する社会」を目指してきた政治の言葉が届いていなかった現実に、多くの政治家が向き合うことを避けている。主要政党で談話を出したのは民進党だけだ。
 アメリカでは6月、性的少数者(LGBT)を狙った銃乱射事件が起きた際、オバマ大統領が事件現場を訪問。「性的指向による憎悪は米国の良心への裏切りだ」「性的少数者への差別と暴力に終止符を打たねばならない」と演説した。
 麻生太郎副総理が事件当日の閣議後記者会見で「各閣僚から一つずつコメントをとるというような話にのるわけにはいかない」と語ったのとは対照的だ。
 与党内にも、措置入院の見直しなどが先行する政府の動きに「共生社会の理念が置き去りにされ、隔離すればいいという話にならないか心配だ」(公明党幹部)と懸念する声はある。
 尾上浩二・障害者インターナショナル日本会議副議長は言う。「優生思想を受け入れる素地を変えないと本当の意味での再発防止にならない。政治の沈黙は容認と受け取られる。『殺されていい命はない』。このことを社会全体で共有していく先頭に、政府や国会は立って欲しい」(南彰)
◆2016/08/21 「相模原事件を受けてどう行動するのか何がどう変わったの?「障害者総合支援法」8・21学習会」
 14:00〜16:00 神戸市勤労会館307号室(三宮駅徒歩5分)
 (会場が分かり難い方のため、13時30分にJR三ノ宮駅東改札を出たところで待ち合わせます。初めての方で待ち合わせたい方は、連絡先までお電話ください。)
講師:古賀典夫さん(怒りネット全国世話人・視覚しょうがい者)
共催:怒りネット関西・兵庫県精神障害者連絡会(フレンズ)
連絡先:共生舎;090−3054−0947
参加費:一般1000円・しょうがい者500円
ご案内 今、しょうがい者解放運動をどう構築するのか。相模原事件を受けて、全く新しい段階・次元に入ったのではないか。その中で障害者総合支援法はどう変わり、今後どう 変わろうとしているのか。「戦後から新しい戦時に」ともいえる問題に私たちしょうがい者はどう向き合い、どう闘うのか。問題を「「精神病者」は怖い」とすり替える政権を許さず、考え、行動しよう。
◆2016/08/16 相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム(第2回)
 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000134013.html
◆日本脳性マヒ者協会全国青い芝の会 2016/08/17 「相模原市障害者殺傷事件の見解」
◆熊谷 和夫 2016/08/13 「遺族への思い、詩に託し:追悼の輪、米国でも」,『神奈川新聞』2016-8-13
◆2016/08/12 「ひょうせいれん第3次声明」
全国「精神病」者集団 2016/08/10 「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの設置に関する見解」
渡邉 琢 2016/08/09 「亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?――相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題」
 『SYNODOS』http://synodos.jp/welfare/17696/2
◆立命館大非常勤講師 野崎泰伸さん 2016/08/07 「優生思想 人ごとではない」,『京都新聞』2016年8月7日 相模原事件を問う 発言・声明他↓
◆日本障害者協議会 2016/08/05 「障害者入所施設における殺傷事件に関する見解」
◆日本精神科病院協会 2016/08/04 「神奈川県相模原市障害者施設殺傷事件に対する声明」
◆「措置入院、与野党が議論開始 機能強化と人権配慮が課題」
 『朝日新聞』2016年8月3日06時55分 久永隆一
 http://www.asahi.com/articles/ASJ8325YNJ83UBQU001.html
 「相模原市の障害者施設で起きた殺傷事件を受けて、自民・民進の両党は2日、それぞれ再発防止に向けた検討を始めた。政府内で始まった議論と同様に措置入院のあり方が焦点だが、会合に出席した障害者団体からは、障害者を排除する社会へ逆戻りしないよう求める意見が相次いだ。
 自民党は「退院後のフォローアップ体制」の強化を議論する方針で、措置入院が解除された後も通院を義務づける仕組みづくりを検討する。党内には「犯罪をほのめかした人物にGPS(全地球測位システム)を埋め込むようなことを議論すべきだ」(山東昭子元参院副議長)という人権に関わりかねない意見もある。だが、出席者からは「措置入院を厳しくすると、精神疾患の方を社会全体で受け入れるという流れに逆行する」との慎重意見も出た。
 民進党は障害者やその家族らの団体から意見を聞いた。「精神医療は治安維持のためではない」「地域で暮らすのが本来の姿」といった意見が相次ぎ、障害者インターナショナル日本会議の尾上浩二副議長は「殺されていい命はない。優生思想を許す雰囲気に目を向けることこそ本当の再発防止策だ」と強調した。」
DPI日本会議 2016/08/02 「相模原市障害者大量殺 傷事件に対する意見」
 http://dpi.cocolog-nifty.com/vooo/2016/08/post-0627.html [MS Word]
全国「精神病」者集団 2016/08/02 「相模原事件を受けた措置入院見直し検討開始に対する精神障害当事者としての意見表明」
◆加藤 真規子 2016/08/02 「相模原事件に関する私の意見」
大阪精神医療人権センター 2016/08/01 「申入書 相模原市障害者殺傷事件に対する政策の議論のあり方について」
 http://blog.canpan.info/advocacy-osaka/archive/721
全国「精神病」者集団 2016/08/01 「私たちは出口を狭くするための措置入院の見直し検討には中断を求めます!」
◆日本臨床心理学会 2016/07/31 「「神奈川県立津久井やまゆり園」事件についての学会声明 」 [PDF]
◆山本眞理→総理大臣・厚生労働大臣 2016/07/30 「緊急要請」 [MS Word]&↓
◆2016/07/30 「相模原事件についての緊急声明 私たちひょうせいれんはファシズム・優生思想を許しません 私たちひょうせいれんは「精神病者」をとことん守り抜きます」 [MS Word]
◆神経筋疾患ネットワーク 2016/07/29 「相模原市障害者殺傷事件への声明文」
原 昌平 20160729 「相模原の事件で問われることは何か」,『ヨミドクター 原記者の「医療・福祉のツボ」』
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160728-OYTET50044/?catname=column_hara-shohei
◆全国精神障害者地域生活支援協議会[あみ] 2016/07/29 「相模原市の障害者施設における殺傷事件について」
◆日本精神保健福祉士協会 2016/07/28 「障害者入所施設における殺傷事件に関する見解」
大阪精神医療人権センター→報道機関各社 2016/07/28 「要望書 相模原市障害者殺傷事件に対する報道について」
 http://blog.canpan.info/advocacy-osaka/archive/720
DPI日本会議 2016/07/27 緊急抗議声明:相模原市障害者殺傷事件に対する抗議声明
 DPI日本会議メールマガジン(16.7.27)第512号
◆2016/07/26 きょうされん 2016年7月26日 【声明】障害者入所施設で起こった悲惨な事件について
◆2016/07/26 全国手をつなぐ育成会連合会 神奈川県立津久井やまゆり園での事件について
◆2016/07/26 認定NPO法人地域精神保健福祉機構 相模原障害者施設殺傷事件の報道について緊急要望書

 
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■取材を受けた・発言した人たち

 ※掲載するものの掲載はそのうち

岡原 正幸
岡部 耕典
桐原 尚之
 2016/12/09 「措置入院中から――退院後の支援計画/井上充昌」『朝日新聞/朝刊・全国』
 http://www.asahi.com/sp/articles/ASJD924FDJD9UBQU001.html
 2016/12/09 「【ニュース・解説】措置入院、支援手厚く…相模原殺傷最終報告」『読売新聞/朝刊・全国』
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161209-OYTET50026/2/
長瀬 修
西 成彦
野崎 泰伸 2016/08/07 「優生思想 人ごとではない」,『京都新聞』2016年8月7日 相模原事件を問う
原 昌平 20160728 「相模原の事件で問われることは何か」,『ヨミドクター 原記者の「医療・福祉のツボ」』
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160728-OYTET50044/?catname=column_hara-shohei
福島 智
渡邉 琢 2016/08/09 「亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?――相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題」
 『SYNODOS』http://synodos.jp/welfare/17696/2

 
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■海外より

◆2016/08/06「津久井やまゆり園」で亡くなった方たちを追悼する集会への海外からのメッセージ
 International Messages to Memorial Meeting for the Victims of the Attack at Tsukui Yamayuri En, Sagamihara, Japan
 →[MS Word (6MB)]

◆スー・スウェンソン(米国教育省職員)

友人の皆様、
 2016年7月26日の神奈川県相模原市津久井やまゆり園での皆様の喪失に思いを馳せる時、私たちの心は痛みと愛情で一杯です。
 米国の障害者とその家族にとって、7月26日は大切な日です。私たちの米国障害者法(ADA)の記念日だからです。
 皆様の心にとめていただきたいのは、皆様と同様に私どもも人類すべての尊厳と連帯精神がすべての国とコミュニティで実現することを求め、そのために取り組んでいることです。私たちは最重度の障害者と知的障害者のために特に取り組まなければなりません。最も弱い立場にいるからです。
 私の愛する息子、チャーリーは重度の障害者でした。そのチャーリーのために介助者であるナテ・ハジュが書いてくださった詩を記します。この詩がいくらかでも皆様の心の慰めになれば幸いです。ナテが2013年のチャーリーの葬儀で読んでくれた時に、私の慰めになったように。私たちは、この生を共に歩んでおります。皆様のそばにいさせていただければと思います。

===========
友だちのチャーリー(ナテ・ハイジュ:メリーランド・ジュビリー協会)

チャーリーは私の友だちだ:私はチャーリーの友だちだ
私はチャーリーを助ける:チャーリーは私が学ぶのを助ける
私はチャーリーが学ぶのを助ける:チャーリーは私が成長するのを助ける
私はチャーリーが成長するのを助ける:チャーリーは私が受容するのを助ける

チャーリーの大変さ:それは私の大変さ
チャーリーの弱さ:それは私に尊敬の念をいだかせる
私の尊敬の気持:それはチャーリーから私への信頼となる
チャーリーの信頼の気持:それは私の献身を引き出す

チャーリーはいてくれる:だから私は必要としてほしいと願う
私はチャーリーの秘密を守る:チャーリーは私の秘密を守る
  それは二人の協定
チャーリーは自意識の塊じゃない:だから私はイライラしない
チャーリーはいつも刺激をほしがる:だから私は我慢強くなる
チャーリーが嫌な思いをしている:だから私は敏感になる
チャーリーが楽しそうじゃない:それは私の難問
チャーリーの存在:それは私を独りぼっちじゃなくする
チャーリーの忠実さ:それは私を忠実にする
  そしてお互いに、ありがたく思う

チャーリーの脆さ:それは私の脆さを受容させてくれる
  それは癒しをもたらす
チャーリーの人間らしさ:それは人と人とを結ぶ
チャーリーのぶれないところ:それは私に集中させる

チャーリーのほほ笑み:それは私のご褒美
チャーリーの喜び:それは私をやる気にする
チャーリーの幸せ:それは私に目的をくれる
チャーリーの大変さ:それは私を不安にする
 それは私の試練
 それは私を鍛える
 そして私の信念を強める

導いている時:私は導かれている
助けている時:私は助けられている
教えている時:私は教えられている

チャーリーの笑い:そこには喜びがある
その喜び:そこには活力がある
その活力:そこには魂がある
その魂:そこには神の恵みがある

長瀬修訳)→◇熊谷 和夫 2016/08/13 「遺族への思い、詩に託し:追悼の輪、米国でも」,『神奈川新聞』2016-8-13

◆パク・ギョンソク(朴敬石、Park Kyung-Seok)
 全国障害者差別撤廃連帯 共同代表
 「日本で起きてしまった障害者収容施設における集団殺人事件は衝撃的なたったひとつの事件ではなく、これまで日本社会であった障害者にたいする態度と潜在的な嫌悪があらわれた結果であると考えています。「障害者は無価値な存在である」というひどい嫌悪が集団的な殺人を発生させ、今回の事件後に聞こえてくる「重度障害者の安楽死と殺された重度障害者をもつ親の態度」などは、より怖く衝撃的なことであります。重度障害者を徹底的に疎外・排除してきた集団収容施設の政 策としてあらわれている日本社会は、「恩恵と同情」のなかでの障害者にたいするひどい嫌悪そのものです。それは韓国社会とそれほど変わりがありません。われわれは共に連帯し、障害者にたいする恩恵と同情にもとづいた嫌悪に抵抗する同時に、重度障害者を排除し疎外している集団収容施設の政策をなくしていきましょう。」

→2016/07/29 https://twitter.com/happymire/status/758918094005821440
 「happymire?@happymire 【韓国:ソウル】 韓国の全国障害者差別撤廃連帯による「日本神奈川県障害者収容施設集団殺人犠牲者焼香所設置および慰霊祭」がはじまりました。 写真は慰霊祭冒頭に発言されるパク・ギョンソク全国障害者差別撤廃連帯共同常任代表」

 
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■立岩配信

◆2016/10/01 「七・二六殺傷事件後に 2」
 『現代思想』44-(2016-9):
◆2016/09/29 「自らを否定するものには怒りを――横田弘らが訴えたこと」
 『聖教新聞』2016-9-29
◆2016/09/01 「0726殺傷事件後に」
 『現代思想』44-(2016-9):
◆2016/08/07 発言
 NHK
◆2016/08/02-03 「事件に」
 共同通信配信
◆2016/07/29 相模原市の障害者施設での殺傷事件についてのコメント
 ホウドウキョク http://www.houdoukyoku.jp/pc/
◆2016/07/28 相模原市の障害者施設での殺傷事件についてのコメント
 『朝日新聞』2016-07-28朝刊

 ○ツィッター(32)

◆2016/08/14 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764637558844207104
 「DPI日本会議08/02「相模原市障害者大量殺 傷事件に対する意見」/大阪精神医療人権センター08/01「申入書 相模原市障害者殺傷事件に対する政策の議論のあり方について」→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#2 更新情報→http://www.arsvi.com/a/r.htm#n
◆2016/08/14 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764615761994190849
 「◇全国「精神病」者集団08/01「私たちは出口を狭くするための措置入院の見直し検討には中断を求めます!」◇同08/02「相模原事件を受けた措置入院見直し検討開始に対する精神障害当事者としての意見表明」◇日本障害者協議会08/05「…見解」→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#2 続く」
◆2016/08/13 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764472135720898566
 「NHK・Eテレ『バリバラ』緊急企画「障害者殺傷事件を考える」だめなんだろうけど動画あり→http://www.arsvi.com/ts/20160731.htm 反応幾つか掲載。「いらついていた」というのでは同じ場所の2007の方:http://www.arsvi.com/ts/20071201.htm 本買ってください。」
◆2016/08/13 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764439859532410880
 「◇障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会08/05「生命と、個人の尊厳を守りぬく 社会の実現のために」◇全国「精神病」者集団08/10「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チームの設置に関する見解」→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#2 続く」
◆2016/08/13 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764381323007897600
 「日本精神科病院協会0804「措置解除後のフォローアップ体制の充実を含め制度の見直しが早急に必要」という「神奈川県相模原市障害者施設殺傷事件に対する声明」。フェイスブックのカバー写真安倍晋三と肩組する会長山崎學。正々堂々とわかりやすすぎる→http://www.arsvi.com/o/nisseikyo.htm
◆2016/08/13 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/764351734118387712
 「◇日本精神保健福祉士協会07/28「障害者入所施設における殺傷事件に関する見解」◇全国精神障害者地域生活支援協議会[あみ]07/29「相模原市の障害者施設における殺傷事件について」◇全国知的障害者施設家族会連合会07/29「…(声明)」http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#2 続く」
◆2016/08/12 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/763967437477777408
 「渡邉琢(JCIL=日本自立生活センター)「亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?」/加藤真規子(こらーるたいとう)「相模原事件に関する私の意見」/野崎泰伸「優生思想 人ごとではない」等掲載→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#2
◆2016/08/09 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/763140750590607360
 「『唯の生』→http://www.arsvi.com/ts/2009b1.htm。『良い死』との語呂合わせ?みたいなもので「唯の生」について書いた本でないが(書きようない)、まず第1章「人命の特別を言わず/言う」。Peter Singe の脱人間中心主義的倫理に感心する人がいるがそれほどでもない等。」
◆2016/08/07 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/762282306681737217
 「理屈として言える「できることは生きていくための道具だ。できることが少なくなったから生きることを否定するというのは、存在の道具によって存在が規定され否定されているということだ。これは逆立ちしたおかしなことである」(→『希望について』)http://www.arsvi.com/ts/2003048.htm
◆2016/08/07 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/762159823320260609
 「「横田弘:…あんまり楽観的な考えでやっていかないでほしいということ。立岩:…学生のときとか…やはり負け続けるわけです。何をやっても法律は通るし。この野郎とか思って、だんだん暗くなるわけです。それで」『我らは愛と正義を』対話2008→http://www.arsvi.com/b2010/1603yh.htm
◆2016/08/07 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/762159155599716355
 「今日も番組あるNHK大阪で、2007年12月「怒っている場面、厚生省の前…文部省の前…そういう画像…はほとんどメディアに乗らなかったと思います…怒っていいってことをみんなが知ってたらもっと簡単に怒れたかもしれない。」横田弘・臼井正樹との本第6章注13→http://www.arsvi.com/b2010/1603yh.htm
◆2016/08/07 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/762068141027434496
 「横田弘『増補新装版 障害者殺しの思想』(2015、現代書館)増刷第3刷とのこと→http://www.arsvi.com/b2010/1506yh.htm 事件があるとそういう題の本が売れるというのは数日前カライモブックスでも聞いた。関連する文章を集めたもの→http://www.arsvi.com/ts/2016b1.htm
◆2016/08/06 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/761908499953569792
 「パク・ギョンソク全国障害者差別撤廃連帯共同代表よりメッセージ「われわれは共に連帯し、障害者にたいする恩恵と同情にもとづいた嫌悪に抵抗する同時に、重度障害者を排除し疎外している集団収容施設の政策をなくしていこう」http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm#4 写真:https://twitter.com/happymire/status/758918094005821440
◆2016/08/06 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/761805828575797248
 「極悪人だけが障害者殺しを言っているのではなく、1960年代日本、福祉を推進したとされる人たちも他方では殺すこと言っていること知られてない→で作った『与えられる生死:1960年代』発売中→http://www.arsvi.com/ts/2015b1.htm http://www.arsvi.com/ts/20150113.htm
◆2016/08/04 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/761018827194839040
 「精神障害者の犯罪率が低いという話はけっこう普及していないので(最要点でないと思うから直しを提案しつつ→引用してもらったのは提案版)言わざるをえず言うのだが→http://www.arsvi.com/ts/20160727.htm 実際にはもう少しややこしい→http://www.arsvi.com/ts/20162111.htm
◆2016/08/03 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/760611950673801216
 「2016/08/06「津久井やまゆり園」で亡くなった方たちを追悼する集会」熊谷晋一郎さんから連絡あり私もよびかけ人に(14:00〜17:00於:東京大学先端科学技術研究センター)&今日?共同通信配信の記事に差し当たり言うべきこと→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm
◆2016/08/02 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/760298367087841280
 「加えて日本臨床心理学会/山本眞理/神経筋疾患ネットワーク/原昌平…の声明等掲載→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm 「今回、1箇所にたくさんの障害者が集められていたからこそ、大量殺人につながったのは疑いようのない事実です」(神筋ネット)」
◆2016/08/01 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/760105052946046976
 「第3稿「本人のためという言葉を使って、実のところは私たちの都合の良さを実現するのは、優生思想・安楽死思想の常とう手段だ。私たちの都合が大切でないと私は言わないし、言えない。ただ少なくともそれを、本人のためだと…」http://www.arsvi.com/ts/20160028.htm
◆2016/08/01 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/759930265468665857
 「その人に対して「圧倒的に」怒るということはしなかったのだろうかと。話せばわかるなんていういうことをそう信じているわけでないが、そう思う。施設に職員を「育てる」義務なんかない。それができなかったと反省しなくたっていい。けれども」http://www.arsvi.com/ts/20160028.htm
◆2016/07/31 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/759602077177827328
 「依頼原稿第1稿「安楽死の主張や優生思想・優生主義には種々の意味があるが、他人にとっての損得によって、時に人を生まれないようにし、時に人に死んでもらおうという考えや行いだと捉えたらよい。これは歴史的な事実でもある。そしてその他人たち、つまり…」http://www.arsvi.com/ts/20160028.htm
◆2016/07/31 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/759542561140727808
 「相模原市での殺傷事件・海外報道 ABC/BBC/CBS/CNBC/CNN/Guardian:Japan knife attack: 19 killed at care centre in Sagamihara →http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm 続報も掲載されるはず。」
◆2016/07/30 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/759179796664332288
 「その人の「思想」は「精神医療」でどうかなるものでない(なると思う人はその人物と同じぐらい、まずい)。なのにもっと入院させておけばよかったなどと言うのは、やはりその人物とさして変わらない。「説明」は後、だが、相模原市での殺傷事件関連→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm
◆2016/07/29 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758896986921635840
 「大阪精神医療人権センター→報道機関各社07/28「要望書 相模原市障害者殺傷事件に対する報道について」・地域精神保健福祉機構(コンボ)07/26報道について緊急要望書 cf.精神科医療懇話会20010627「池田小学校事件および特別立法に対する緊急声明」→http://www.arsvi.com/2010/20160726ts.htm
◆2016/07/29 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758684052123561986
 「その(殺した)人と私(たち)はたいして違いはしない。ではその(そんなに大きくない)差は精神障害の有無という差なのか? たとえはそういうことだ。cf.障害者殺し:http://www.arsvi.com/d/d00k.htm  相模原市での殺傷事件:http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm …」
◆2016/07/28 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758677691205758976
 「相模原での事件:http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm … は精神障害者とその処遇の問題ではない。措置入院退院後の精神医療の問題でなく、その制度を改善しようということでない。政治家たちの誤った了解方向付け自信。がメディアにもわかられてない。テロリストは精神障害者?。書いていく」
◆2016/07/28 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758592655282413568
 「ドイツ・第二次大戦・ナチス…の所謂T4作戦他について→http://www.arsvi.com/d/eg-naz.htm  「障害者の安楽死作戦(T4作戦 T4-Aktion)が秘密裡に計画され、実行される…殺害は、中止命令の後も行われた…犠牲者の総数は約二五万人と言われる」
◆2016/07/28 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758589626789486592
 「もっと楽しい取材ならよいのにといつも。フジテレビ明日夜。1)弱者への攻撃は広がっているのか? 2)施設の安全性だけが問題か? 3)障害者とどう向き合うべきか? 4)「差別の連鎖」を断つにはどうすべきか? 明日昼までに答教えてください〜http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm …」
◆2016/07/28 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758445777148530688
 「相模原市障害者殺傷事件関連斉藤龍一郎作の頁から既報のDPI日本会議(07/27)声明+きょうされん(07/26)全国手をつなぐ育成会連合会(07/26・27)のにリンク→http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm … DPI日本会議 が「日本会議」と違ってよかったという反応 (!)」
◆2016/07/27 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758243596495495170
 「相模原市障害者殺傷事件でリツィート増。元東京都知事石原慎太郎「重度障害者には人格があるのか」https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/618564696728281088 … 渡部昇一「神聖な義務」https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/744035919339094016 … たいがい種々知られないまま選挙等終わってしまう。知られるならまだよいか」
◆2016/07/27 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758115464501301248
 「DPI(障害者インターナショナル)日本会議「相模原市障害者殺傷事件に対する抗議声明」いましがた到着→http://www.arsvi.com/d/d00k.htm  「…私たちDPI日本会議はここに強い怒りと深い悲しみを込めて断固として優生思想と闘っていくことを改めて誓う。…」」
◆2016/07/27 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/758111774780514304
 「「障害者殺し」頁、なんだか、という思いはあれど、作成 http://www.arsvi.com/d/d00k.htm 昨日の事件、ナチ政権下での障害者殺害、横塚晃一『母よ!殺すな』、横田弘『増補新装版 障害者殺しの思想』、立岩編『与えられる生死:1960年代』等の頁にリンク」
◆2016/07/26 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/757840715489480705
 「相模原の障害者施設で入所者19人刺殺 報道集めたファイルもらったので掲載→http://www.arsvi.com/2010/20160726.htm …」

 
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■文書・文章の全文あるいは一部収録

◆立命館大非常勤講師 野崎泰伸さん 「優生思想 人ごとではない」,『京都新聞』2016年8月7日 相模原事件を問う

 「現実によく聞く考えだな。
 障害者の命を軽んじる容疑者の思想に接してまず思った。私自身、脳性まひのため、身体障害者手帳1級を持っている。マンションのエレベーターでは、一緒に乗ることを避ける健常者もいる。容疑者ほど明確でなくても、意思疎通のできない障害者に対し、「生きていても意味がない」と感じた経験のある人は少なくないのではないか。
 今回のような大量殺人にまで至った事件は他にない。しかし容疑者の思想を、「訳の分からない考え」として人ごとと捉えることには違和感がある。優生思想を批判する報道が多いのは望ましいが、いつからこんなに障害者に優しくなったのかという思いも湧く。障害のある胎児の中絶など、優生思想と通底する行為は社会のあちこちで見受けられるからだ。
 容疑者の心に障害者を抹殺する計画が生まれたきっかけは何か。事件のあった相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では夜間、利用者20人あたり職員1人だったと聞く。容疑者には、職員が十分にケアできず、障害者がみすぼらしく見えて、哀れに思えた時が多かったのかも知れない。
 だが容疑者の行動の背景に、精神疾患を想定するのは慎重でありたい。現状では分からないことが多い。確かに彼の行動は異常だが、異常さをすぐ精神疾患と結びつけ、措置入院の強化につなげることは新たな差別となりかねない。
 こうした事件を繰り返さないために何ができるか。地域で普通に障害者が暮らせる社会を地道に作っていくしかないと思う。パラリンピックで活躍する人だけでなく、淡々と生活する障害者の存在もよく知ってほしい。命の尊さは能力とは関係がない。
 社会で暮らす一人の障害者として、事件を契機に健常者に保護されるような立場へ追いやられるのは嫌だ。防犯を理由に障害者を目の届く範囲で保護したり、施設の警備を強化したりすれば、結果的に障害者から健常者を遠ざけ差別の温床となってしまう。まさに容疑者の思うつぼだ。(聞き手・広瀬一隆)」

◆大阪精神医療人権センター→報道機関各社 2016/07/28 「要望書 相模原市障害者殺傷事件に対する報道について」
 http://blog.canpan.info/advocacy-osaka/archive/720

 「当センターは、『扉よ、ひらけ』をスローガンに、精神科病院の閉鎖性や密室性によって生じる精神障害者に対する人権侵害を防止し、安心してかかれる精神医療を実現させるための活動を30年にわたって続けている、当事者、家族、精神科医療福祉従事者、弁護士、市民等で構成される特定非営利活動法人です。
 今月26日未明に相模原市の障害者施設で発生した殺傷事件について、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、傷ついた方々へのお見舞いを申し上げます。
 この間の報道では、加害者による障害者の命や尊厳を否定する意見が繰り返し流される一方で、障害者に対するヘイトクライムともいうべき犯罪行為に対する批判の論調が必ずしも十分なものではありません。このような報道姿勢は、これを見聞きする障害者にとって、命の危険を感じさせるほどの強い恐怖感を抱かせるものです。上記のような考えが間違ったものであることを繰り返し報道することを求めます。
 また、加害者の精神科病院への入院歴があたかも事件を起こした動機・理由と関連があるかのような報道がされています。しかし、事件と精神障害とを結びつけるような報道が、精神障害者が危険な存在であるかのような偏見を助長・拡大することを強く危惧します。地域社会で暮らしている精神障害者が攻撃の対象とされて平穏に過ごせなくなるおそれがあるからです。
 さらに、加害者に対する措置入院の解除が問題であったかのような報道もされています。そもそも加害者に措置入院の要件があったのか、入院中にどのような治療がなされたのか、措置入院が解除されたのはどうしてか等々も不明です。加害者を精神科病院に閉じこめておけばよかったかのような考えは、精神医療を犯罪防止の道具にする短絡的思考につながっていきます。事件の全容が十分に明らかになっていない段階での報道に対して強い疑念を抱かざるをえません。
 私たちは、報道機関に対し、緻密に調査された正しい事実に基づいて、精神障害者に対する差別や偏見を助長することのない適正な報道に努めていただくことを強く要望します。」

◆「緊急要請
 私は全国精神病者集団という全国の「精神病」者団体個人の連合体の会員です。また国連認定NGOであり、障害者権利条約作成に参加してきた世界精神医療ユーザーサバイバーネットワークの理事でもあります。
 相模原で障害者が襲われ19名の方がなくなったこと、未だ衝撃の中で言葉を失っております。なくなった方のそれぞれの方の命を思いご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方々の順調な回復をお祈りいたします。
 未だ事件の詳細は不明であり、この事件が逮捕された人の精神疾患故のものあるいはその影響下にあるものなのかどうか、何もわかっていません。
 しかし私はこの事件は最悪の障害者に対するヘイトクライムと考えております。彼は確信犯であり、ある意味この間の社会保障総体の切り捨てという国の政策を体現しているといっていいと考えます。
 それにもかかわらず、彼に措置入院歴があったことをもって、このヘイトクライムを彼個人の精神疾患あるいは資質と結びつけることで国の責任を放棄する方針を私は許すことができません。あまつさえ厚生労働省は措置入院制度全体についての検討を始めると発表されました。
 あまりに軽率な方針です。
 かつて群像新人賞受賞者で精神病院入院歴のある小林美代子は「一人の犯罪で私達全員が裁かれる」と告発しました。
 今再び同じ過ちがなされようとしています。
 すでにこの事件報道及び厚生労働省の措置見直し方針によって、多くの「精神病」者仲間が病状悪化に追い込まれており、緊急入院の事例も頻発しています。
 私は緊急に以下を求めます
1 ヘイトクライムは決して許さないという政府としての宣言
2 ヘイトクライムがなぜ生まれたのか、この間の国の政策を徹底的に検証するため、全省庁挙げての調査委員会の発足
3 厚生労働省における措置入院の検討有識者会議及び検討作業の中止

2016年7月30日

総理大臣 安倍晋三様 
厚生労働大臣 塩崎恭久様 

             全国「精神病」者集団会員    山本眞理」




◆1997/04/30 「書評:ヒュー・G・ギャラファー『ナチスドイツと障害者「安楽死」計画』」,『日本生命倫理学会ニューズレター』12:5-6
 「筆者は…障害者が「治癒不能」であることにより医療者にフラストレーションを与える病人とされ、そこにこの途方もない計画が許容されてしまった事情、の少なくとも一部をみる。」

◆2004/07/25 「摩耗と不惑についての本」(医療と社会ブックガイド・40),『看護教育』45-07:(医学書院)
 「筆者は…障害者が「治癒不能」であることにより医療者にフラストレーションを与える病人とされ、そこにこの途方もない計画が許容されてしまった事情、の少なくとも一部をみる。」
 普通のことになること、慣れること自体は私は当然のことであり、また必要なことでもあろうと思う。日々新しい気持ちで患者様に接しましょう、みたいなことを言うつもりはない。外科手術の度に医療者が動揺していたらそれは困る。葬儀屋が毎回の葬式でいちいち取り乱してしまって、葬式がうまくいかなるというのも困ったことではあるだろう。むろんその人たちなりに尽くすべき礼儀は尽くしてもらいながら、冷静に日々の仕事をしてもらえばよい。
 しかし、それでは時にやはり危ないこともあると思い、そのあたりから考えなければならないことが出てくると思う。生き死にに関わることを誰にまかせたらよいのかである。  いちいち感じたり考えていたら身がもたない。それは仕方ない。看護職者はともかく医師はなおすのが仕事で、なおらないとなったら仕事は終わる。それもよいとしよう。しかしそういう人たちに死に関わる決定を委ねていたら簡単に人は死んでいくだろう。それはまずいのではないか。その現実とその理由とをこれらの本から読み取ることもできる。」


UP:20160729 REV:20160730, 31, 0801, 02, 03, 04, 06, 10, 12, 13, 14, 15, 18, 20, 31, 0902, 1003, 1209, 20170123, 0213, 1219
7.26障害者殺傷事件  ◇障害者殺し  ◇病者障害者運動史研究  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa 
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