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生存学 E-mail Magazine No.72

2016年01月29日
[Korean]


立命館大学生存学研究センターでは、メールマガジンコリア語版を定期的に配信し、情報発信、研究交流に努めていきます。
◇立命館大学生存学研究センター http://www.ritsumei-arsvi.org/
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● 目次 ●

1 【 生存学研究センターの新しい「顔」(16)美馬 達哉 】
2 【 研究センター関連イベント 】
3 【 開催報告:終わらないハンセン病問題を考える~映画『もういいかいハンセン病と三つの法律』 】
4 【 開催報告:障害学国際セミナー 2015 】


1 【生存学研究センターの新しい「顔」(16)美馬 達哉】
生存学研究センターでは生存学のさらなる発展に向けて新たなスタッフを迎え入れています。今回は本研究センター運営委員である美馬達哉のメッセージを掲載します。

新たに運営委員となりました美馬達哉です。
もともと(いまでも)神経内科医をしておりますので、「生存」とは何かと関係深いのですが、少し異色かもしれません。いま所属している先端研の公共領域では、主に医療社会学を名乗っています。いまやっていることは散らかってますが、列挙して自己紹介の代わりにします。

・脳死と臓器移植の歴史:ちょっと締め切り遅れた原稿を必死で書いています。
・精神医療の社会学:これも上記に同じです。米国での診断基準(DSMと略します)の分析をするため資料収集しています。
・M・フーコーの研究:身体性や医療との関連を考えてきましたが、最近1冊の本にまとめて一区切りつけました。
・脳科学:これはリハビリテーションや脳情報の解読や脳の制御です。「オシロロジー」というキーワードで調べていただけばいろいろ引っかかってくるはずです。
・エンハンスメント(能力増強)とかロボットスーツとか:難病のALSにも関わる医学工学もあり、エンハンスメントの倫理学もありです。後者についてはもうすぐ私も寄稿した論集が出ます(森下編『生命と科学技術の倫理学』丸善)。
http://honto.jp/netstore/pd-book_27654115.html
・「老成学」:老年学の新しいアプローチとして共同研究スタートしました。アルツハイマー病を中心に認知症の歴史を当面やっています。
・戦後文化再考:日本文化研究センターのプロジェクトの末席を汚しています。先端研の松原さんともご一緒しています。
・移動研究:故西川長夫さんの「国民国家論」を展開したような仕事です。阪大でするシンポジウム(大阪大学文学研究科国際シンポ「移動という経験 東アジアから考える」(2/20~21))にちょっとコメントしにいきます。
・マニュアル研究:ドイツ史を中心とした歴史家の人たちと続けています。近代において習慣や心性を形作るものとしてマニュアルを捉えなおす試みです。

以上、覚えている範囲での、とりあえず現在進行中プロジェクトでした。
今後ともよろしくお願いします。

美馬 達哉
http://www.arsvi.com/w/mt01.htm


2 【研究センター関連イベント】
▽REASE 公開講座「東アジアにおける障害者権利条約実施と市民社会」
・日時:2016年2月20日(土)9:00~17:00、2016年2月21日(日)9:00~17:00
・会場:東京大学経済学研究科棟1番教室(B1)
・プログラム:
  2月20日(土)
  中田昌宏 「日本政府の障害者権利条約第1回報告」
  長瀬修 「障害者権利条約の実施の国際的課題と東アジア」
  池原毅和 「アジア太平洋障害者人権審査機関(DRTAP)構想」
  アメリー・サウプ 「ゼロプロジェクト:東アジアにおける障害者権利条約実施の先進的政策と先進的事例」
  傅高山・宋頌 「中国における障害者権利条約実施と市民社会」
  周徳雄・陳俊傑 「香港における障害者権利条約実施と市民社会」
  李錫九 「韓国における障害者権利条約実施と市民社会」
  2月21日(日)
  チョロンダワ・オンダラフバヤール 「モンゴルにおける障害者権利条約実施と市民社会」
  張恵美・張恒豪 「台湾における障害者権利条約の実施と市民社会」
  パネルディスカッション 「東アジアにおける障害者権利条約の実施と市民社会」

詳細な内容は下記のリンク先でご覧下さい。
http://www.rease.e.u-tokyo.ac.jp/act/160220.html

▽「多文化共生を振り返る――排外主義を乗り越えた未来を構想するために」
・日時:2016年2月21日(日)14:30?17:30 (開場 14:00)
・会場:京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
・プログラム:
  講演1 樋口直人(徳島大学)
  講演2 明戸隆浩(関東学院大学ほか非常勤講師)
  講演3 鄭栄鎭(NPO法人トッカビ)など

詳細な内容は下記のリンク先でご覧下さい。
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/693


3 【開催報告:終わらないハンセン病問題を考える~映画『もういいかいハンセン病と三つの法律』】
2015年10月24日(土)、立命館大学衣笠キャンパスにおいて生存学研究センター若手研究者研究力強化型プロジェクト「生存のナラティヴと質的研究会」主催で「終わらないハンセン病問題を考える?映画『もういいかいハンセン病と三つの法律』」と題して公開研究会を開催しました。

立命館大学先端総合学術研究科院生、青木秀光さんによる開催報告を掲載いたします。

詳細な内容は下記のリンク先でご覧下さい。
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/694


4 【開催報告:障害学国際セミナー 2015】
2015年11月30日、中国北京市・チャンフーゴンセンターにおいて、《障害学国際セミナー 2015》が開催されました。本セミナーは、生存学研究センターと障害学フォーラム(障害者インターナショナルの韓国組織)が共同開催してきた国際研究交流イベントで、2010年より毎年、日本と韓国で交互に開催されてきました。第6回となる2015年の今回は、中国も加えた3ヵ国での初めての共同開催となりました。

本学大学院先端総合学術研究科院生、三輪佳子さんによる開催報告を掲載いたします。

詳細な内容は下記のリンク先でご覧下さい。
http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/696


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監修:渡辺 克典
編集担当:高 誠晩
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刊行:Research Center for Ars Vivendi, Ritsumeikan University 56-1 Kitamachi, Tojiin, Kita-ku, Kyoto, Japan 603-8577

UP:20160129 REV:
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