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生存学 E-mail Magazine No.49

2014年06月30日
[Korean]


立命館大学生存学研究センターでは、メールマガジン韓国語版を定期的に配信し、情報発信、研究交流に努めていきます。

目次
1 【 生存学研究センターの新しい「顔」 望月茂徳 】
2 【 研究センター関連の刊行物 】
3 【 研究センター関連イベント 】
4 【 生存学研究センターFacebookページ開設予告 】


1 【 生存学研究センターの新しい「顔」 望月茂徳 】
生存学研究センターでは生存学のさらなる発展に向けて新たなスタッフを迎え 入れています。今回は本研究センター運営委員である望月茂徳のメッセージを 掲載します。

新たに運営委員を拝命いたしました、望月茂徳です。立命館大学映像学部・映 像研究科に所属しております。コンピュータソフトウェア技術やハードウェア 技術によってどのようなユーザ体験が可能か、というヒューマンインタフェー ス分野を理工系的なバックグラウンドとしつつ、その技術をアートやエンター テイメントに応用するメディアアート分野にて研究・制作活動を行っておりま す。最近では、広くインタラクティブ・メディアに関する研究を行っている、 と言うこともあります。

生存学研究に関わりのありそうな取組を挙げさせていただくと、高齢者介護施 設におけるインタラクティブ・メディア開発の研究を行ってきました。主に通 所介護施設をフィールドとし、利用者や職員間で新しいコミュニケーションを 引き起こすことができないかという目的のもと、握手をしたり頬を撫でると懐 メロが流れる装置や架空の空間から電話がかかってくる装置などを開発してい ます。リハビリテーションの役に立つわけでもなく、低下した身体機能を補助 するわけでもない、言わば、なくてもいいかもしれない玩具のようなものです が、長く過ごす施設における時間や体験の質に対してテクノロジーがどのよう に関与していくことができるかについて関心を持っています。

また、車椅子の車輪をレコード盤に見立て、車椅子の走行方向・速度に合わせ て音楽が再生される車椅子DJという装置を開発し、ベルリン/京都のコンテン ポラリーダンスの舞台における特殊美術として採用していただきました。単な る技術開発だけではなく、演出を組み合わせることで様々な視点を提示してい くことができるかどうかについても興味をもっています。

生存学研究センターにおける様々な先端研究の中で「ゆるふわ」な印象になっ てしまう面もあるかと思いますが、テクノロジーと生存学の関わりにおける一 端を担うことができますよう、ご助言よろしくお願いいたします。

望月 茂徳(もちづき・しげのり)
本学映像学部・映像研究科准教授
専門はインタラクティブ・メディア。『劇団ティクバ+循環プロジェクト』 (KYOTO EXPERIMENT2012) 舞台美術、『光のコンパス:まるの王様、だーれだ!』 (愛知県児童総合センター2013 汗かくメディア賞受賞)、「高齢者施設におけ るインタラクティブメディアの実践」(アートミーツケア学会2013年度総会・ 大会)など。

◇関連リンク http://www.ritsumei-arsvi.org/members/read/id/25


2 【 研究センター関連の刊行物 】
▽多言語ジャーナル Ars Vivendi Journal 第6号

本研究センターでは、2011年度より英語を主とした多言語オンラインジャーナ ル Ars Vivendi Journal を刊行しています。

第6号の特集は「グローバル・ジャスティスと倫理」です。
下記の論考が掲載されております。
井上彰(本研究センター運営委員)http:// www.arsvi.com/w/ia10.htm
"Preface"
安部彰(前・本研究センター特別招聘准教授)http://www.arsvi.com/w/aa03.htm
"The Approach to Global Ethic of Richard Rorty and its Critique" 村上慎司(公益財団法人 医療科学研究所リサーチフェロー)http://www.arsvi.com/w/ms09.htm
"Complementarity of Resource and Capability: Economic Philosophical Discussions about Distribution Rule in Global Justice"
篠木涼(本学衣笠総合研究機構専門研究員) http://www.arsvi.com/w/sr03.htm
"Physiological Psychology, Applied Psychology, and Film Theory: the reception of Hugo Munsterberg in modern Japan"

本研究センターでは、「生存」に関わる論稿を、日本にとどまらず、世界に発 信しています。

◇関連リンク
全文を本研究センターのウェブサイトより読むことができます。
http://www.ritsumei-arsvi.org/en/publications/read/id/36


3 【 研究センター関連イベント 】
◇連続セミナー「障害/社会」
第3回 「障害者差別解消法の仕組み」
日時:2014年7月18日(金)18:15-20:30 (開場:18:00)
会場:立命館大学朱雀キャンパス 多目的室(大)
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所「インクルーシブ社会に向けた支援の<学= 実>連環型研究(基礎研究チーム)」
参加費無料、要事前申し込み
※ 手話通訳者の手配を承ります。ご希望の方は、7月9日(水)までにご連絡 願います。

◇プログラム 18:00 開場
18:15-18:20 開催趣旨
18:20-19:35 講演:崔栄繁(DPI日本会議)「障害者差別解消法の仕組み」
19:40-20:30 ケーススタディ(ファシリテーター:松波めぐみ)

◇関連リンク http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/572


4 【生存学研究センターFacebookページ開設予告 】
生存学研究センターは、この度Facebookページを開設することになりました。
「生存学研究センターを、より身近に」をコンセプトに展開していく所存です。
詳細につきましては開設後、またご案内させていただきます。


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このメールへのご意見、購読は、arsvi-korea@hanmail.net までお願いします。
・過去のメールマガジンについては、下記を御覧ください。
http://www.arsvi.com/a/emk-j.htm

監修: 渡辺克典
編集担当: クァク・ジョンナン, イム・ドクヨン
立命館大学生存学研究センター資料更新: 安孝淑, 李旭, イム・ドクヨン, クァク・ジョンナン
刊行: Research Center for Ars Vivendi, Ritsumeikan University
56-1 Kitamachi, Tojiin, Kita-ku, Kyoto, Japan 603-8577

UP:20140630  REV:
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