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生存学 E-mail Magazine No.16

2011年10月31日
[Korean]


立命館大学GCOEプログラム「生存学」創成拠点では、メールマガジン韓国語版を定期的に配信し、情報発信、研究交流に努めていきます。

□ 目次

1 【第2回 障害学国際研究セミナー】
2 【特別招聘教授に上野千鶴子氏が就任】
3 【刊行書籍の紹介】
-『老い衰えゆくことの発見』
4 【日本の留学を考える方に】
- 研究科長からのメッセージ
- 2月実施入学試験
5 生存学 研究センターデータベースについて

【1】第2回 障害学国際研究セミナー

2010年11月韓国ソウルで開催された「第1回障害学国際研究セミナー」につづき、今年秋には美しく紅葉した京都で「第2回障害学国際研究セミナー」が開催される予定です。
昨年の研究セミナーでは韓国日本の方々が参加し、二日間にわたって熱のこもった質疑・議論が交わされました。
2011年「第2回障害学国際研究セミナー」は2011年11月8日(火)~10日(木)まで日本京都にある立命館大学で開催される予定です。
今回の国際研究交流を通じてより幅広い研究交流が開けていくことを願っています。 具体的なセミナーの内容は,下記を御覧ください。
http://www.arsvi.com/a/20111109-k.htm

【2】特別招聘教授に上野千鶴子氏が就任

著名な社会学者である上野千鶴子氏が立命館大学大学院先端総合学術研究科の特別招聘教授に就任することが決定しました。
 上野氏は、1977年に京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程を単位取得退学された後、東京大学等で教鞭をとりながら、社会学者としての活動を続け、サントリー学芸賞受賞作品「近代家族の成立と終焉」をはじめ多くの著作を手がけてきました。2005年からは第20期・21期日本学術会議会員(現在に至る)に選出されるなど、日本を代表する研究者として、現在も活躍中です。
 立命館大学は人文・社会科学系の教育・研究の質の高度化を目指しています。上野氏は先端総合学術研究科や同研究科を拠点とする生存学研究センターにおいて研究活動や大学院生への演習指導、博士論文指導などを行う予定です。(立命館大学ホームページより)

【3】『老い衰えゆくことの発見

老い衰えてゆくさなかで老人は、そして介護者はその事実とどう向き合うのか。複雑な感情に彩られた高齢者ケアの実像を家庭や介護施設など具体事例で描き出し、老いを柔らかく支える社会制度を介護の場から展望する。(
"角川書店ホームページより)
「できなくなる」ことへの痛みと疼き。介護に関わるすべての人に読んでほしい。――鷲田清一(哲学者)
詳しい内容に関しては、以下のリンクを参考してください。
著者の紹介 天田 城介
本の目次・書評など http://www.arsvi.com/b2010/1109aj.htm

【4】 日本の留学を考える方に

- 研究科長からのメッセージ(抜粋) -
立命館大学は、21世紀を迎えるにあたり、人文社会科学の新領域を切り拓くべく、従来のディシプリンを越える研究科の設置構想に着手しました。「公共」「生命」「共生」「表象」――当面は学生募集の目安としての4テーマ領域を設けましたが、基本は「核心としての倫理」――このひとつです。
わたしたちは、やみくもに理想を掲げるのではなく、理想を掲げるそばから隠蔽されていく根源的な諸問題にメスを入れることこそが学問でなければならないと考えています。この発想が21世紀的なのか、そうではないのか。答えは21世紀が終わるころになければ出てこないでしょう。
 しかし、発足して7年目。150名を越える多様な院生とともに、私たちの研究科の輪郭がおぼろげながら見えてきたように思います。教員は教員、社会人は社会人、若い学卒者は学卒者、それぞれが生きてきた時代と経験をふまえつつ、問題をぶつけ合う。そうすることでコアが見えてくる。
来年度は、ぜひ皆さんとともに、20世紀から持ち越された問題、そして21世紀が生み出すことになる問題に向き合っていきたいと思います。

2月実施入学試験 ◆入試方式「学内進学入学試験・一般入学試験・自己推薦入学試験・社会人自己推薦入学試験・外国人留学生入学試験・APUからの特別受入入学試験・飛び級入学試験」
出願期間→2011年12月16日(金)~2012年01月13日(金)
試験日→2012年02月12日(日)
合格発表日→2012年02月24日(金)14:00

◆入試方式「3年次転入学試験」
出願期間→2011年12月16日(金)~2012年01月13日(金)
試験日→2012年02月12日(日)予備日2012年02月11日(土)
合格発表日→2012年02月24日(金)14:00

・入試に関してご質問、ご相談などありましたら、arsvi-korea@hanmail.net までご連絡いただければ留学生と教員が対応しますので、お気軽にご連絡ください。

【5】生存学 研究センターデータベースについて

生存学研究センターでは障老病異と共に暮らす世界の創造を望んで、研究機関として、データベースの構築、研究、公開などを行ってきました。
膨大な和文、英文データを韓国語で翻訳・更新するには少数の韓国からの留学生ではある程度限界があるので、もっと詳しいウェブデータを求める方々に情報提供が十分にできないこと、申し訳ございません。
これからも世界の患者、障害者、老人、組織活動、政策など韓国語データベースを構築して、情報の拠点として運営していきます。



・その他の生存学が関わっている催しについては、下記をご覧下さい。
http://www.arsvi.com/a/e2011a-k.htm

・韓国語メールマガジンは前月の第10号から arsvi-korea@hanmail.netで発送されています。
このメールへのご意見、購読は、arsvi-korea@hanmail.net までお願いします。

・過去のメールマガジンについては、下記を御覧ください。
http://www.arsvi.com/a/emk.htm


監修: 立岩真也
編集担当: 中倉智徳・ 安孝淑・李旭
立命館大学生存学研究センター資料更新: 鄭喜慶・ クァク・ジョンナン ・ 林徳栄・ 安孝淑・李旭
刊行: 立命館大学生存学研究センター
603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1


UP:20111031  REV:20111103
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