長瀬:香港の障害者運動は非常に活発です。イ・ソックさんも出席された、9月のジュネーブにおける障害者権利委員会での中国の審査のときに、香港の仲間に20名以上参加していただきました。私には国際障害同盟という立場もありますけれども、私どもは中国の審査において障害者自身の参加が非常に重要であると考えて、中国本土から障害者を呼びたいと考えました。けれども、それは政治的事情により実現しませんでした。私どもは6名の予算を確保して香港から障害者を呼ぼうとしましたが、香港の仲間たちは多額の予算を集め、20名以上の参加が得られました。これは、国連の審査にとって非常に重要な意味をもっていました。とくに知的障害当事者が参加し、かつ事前質問事項(list of issues)を知的障害者自身が作成し、絵で説明するものまで作成して参加されていたことには非常に強い印象を受けました。以上です。