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2011年4月

これからあること

last update:20110423

■貧困研究会 第19回定例研究会
  「“憐れみではなく力を”:貧困、人権、シティズンシップ」ルース・リスターさんをお招きして

日時 2011年4月3日(日) 13時〜17時(受付12時30分〜)
会場 日本大学経済学部7号館2階 講堂(JR水道橋駅から徒歩約2分)
URL: http://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/maps/
資料代:500円(資料代の負担が難しい場合は、個別にご相談ください。)
*このたびの東北地方太平洋沖地震により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 第19回定例研究会は、予定通り開催します。
 貧困研究会では、みなさまのご参加をお待ちしております。

◆企画趣旨
 このたび貧困研究会では、イギリスの著名な貧困研究者ルース・リスターさんをお招きして、拡大定例研究会を開催いたします。ルース・リスターさんは、イギリスの貧困研究・社会政策研究を代表する研究者のお一人です。伝統ある反貧困民間運動団体「チャイルド・ポバティ・アクション・グループ(CPAG)」の代表を経てラフバラ大学で長く教鞭を取られ、現在はラフバラ大学名誉教授、CPAG名誉代表、貴族院議員(労働党)、英国学士院会員、イギリス社会政策学会終身会員等、各方面で活躍されています。
 また、コメンテーターとして、日本の中心的な貧困研究者である岩田正美さん(日本女子大学)、反貧困運動の中心的担い手である藤田孝典さん(反貧困ネットワーク埼玉・代表)をお招きし、議論を盛り上げていただきます。
 アカデミズムの世界における実績のみならず、対貧困活動の現場における実績も豊かなリスターさんを囲むこの研究会が、日本で貧困と闘う私たちの研究や活動を含むさまざまな実践にとって、良い刺激になればと願っております。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

◆プログラム
13:00-13:10 ルース・リスターさんの紹介
13:10-15:10 基調報告「“憐れみではなく力を”:貧困、人権、シティズンシップ」
             ルース・リスター
15:30-15:45 コメント1 岩田正美(日本女子大学)
15:45-16:00 コメント2 藤田孝典(特定非営利活動法人ほっとポット
             ・代表、反貧困ネットワーク埼玉・代表)
16:00-16:30 リプライ ルース・リスター
16:30-17:00 全体討論

※ すべて通訳がつきます。

なお、研究会終了後18時から懇親会も予定しております。

参加をご希望される方は、3月25日までに下記までメールにてご連絡下さい。
ruthlister2011@yahoo.co.jp(@→@)
当日参加も歓迎しますが、おおよその参加人数の把握・資料印刷の都合上、出来る限り事前のご連絡をお願いいたします。


■「フェミニズムとシティズンシップ」ルース・リスターさんをお招きして

日時 2011年4月7日(木) 16時30分〜19時
会場 立命館大学衣笠キャンパス末川記念館2階第2会議室
このたび立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会・産社学会では、イギリスを代表する社会政策の研究者ルース・リスターさんをお招きして、研究会を開催いたします。ルース・リスターさんは、特に女性・子どもの反貧困運動に立脚しながら、貧困やシティズンシップ概念について、政策的・理論的研究を切り拓いてこられました。伝統ある反貧困運動団体ChildPoverty Action Groupの代表を経て、ラフバラ大学で長く教鞭を取られ、現在はラフバラ大学名誉教授、CPAG名誉代表、貴族院議員(労働党)等、各方面で活躍されています。これまでに『Citizenship:FeministPerspectives』(1997)、『Poverty』(2004)など、重要な研究を発表されています。このたび、『Poverty』の日本語訳が出版されることになりました(3月末に明石書店より刊行予定)。それを機にリスターさんが来日されることが決まり、立命館大学でも「フェミニズムとシティズンシップ」というテーマで研究会を持つことになりました。コメンテーターとして、同分野に造詣の深い、同志社大学の岡野八代さんをお招きしています。みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

報告者 : Ruth Lister (ラフバラ大学社会学部名誉教授)
コメンテーター: 岡野八代(同志社大学グローバルスタディーズ研究科)

※ 通訳はつきません

主催:主催:立命館大学国際言語文化研究所ジェンダー研究会
科研基盤研究B(代表:秋林こずえ)「バックラッシュ時代の平和構築とジェンダー」
共催:立命館大学産業社会学部産社学会


■シリーズ「グローバル・ジャスティス」第9回 ルース・リスターさんをお招きして

“Gendering Citizenship: from the intimate to the global"
日時:4月8日(金)18:30-20:00
会場:クラークチャペル(クラーク記念館2階)

◆企画要旨
リスター教授は現在、イギリス貴族院議員も務め、女性をめぐる問題、子ども・若者の貧困ほか、広くイギリスの社会福祉問題に対して、積極的な提言を行って こられた研究者です。これまでに、Citizenship: Feminist Perspectives (1997),Poverty (2004), など重要な研究を発表され、グローバライゼーションのなかでの社会構造の変化が社会的弱者にもたらす影響について論じられてきました。
今回のセミナーでは、リスター教授の新たなシティズンシップの構想を論じていただきます。リスター教授との議論を通じて、シティズンシップの現代的意義と可能性を考えてみたいと思います。

◆発表者
Ruth Lister
Emeritus Professor atLoughborough University, UK,
House of Lords

来聴歓迎・予約不要
英語講演(逐次通訳あり)

同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科
tel. 075-251-3930
e-mail. ji-gs@mail.doshisha.ac.jp(@→@)


■佛教大学四条センター公開講座<現代社会を生きる―「患者学」事始め シリーズT>

近年「患者学」という言葉が出版でもネットでも脚光を浴びています。それは、医学・医療に関する諸々のことを、従来のような難しい医療者の語り口でなく、患者(市民)の目線でありのままに「病気と差別」や「人権」などについて考えてみるものだからです。
この春のシリーズTでは「感染症」や「人体実験」をとりあげます。各回とも、主催者が話題提供し、その後、参加者の皆さん全員でザックバランに語り合いたいと思います。

コーディネーター:村岡 潔さん(佛教大学社会福祉学部教授)
1回 1,000円
各回 150名(当日先着順)

■ 4月9日 感染症は怖い!? 〜新型インフルエンザをめぐって
 講師:村岡 潔さん(佛教大学社会福祉学部教授)
■ 5月14日 ハンセン病が問いかけるもの
 講師:つむら あつこさん(ライター、ハンセン病問題研究会世話人)
■ 6月11日 実験台にされない権利、実験台になる権利
 講師:土屋 貴志さん(大阪市立大学准教授)

詳細は以下をご覧ください。
http://www.bukkyo-u.ac.jp/BUSEC/lecture/course/now/gendai/p07-2.html


■<緊急講演会>「福島原発は今? どう向き合う核汚染!」

<地球の危機>と懸念されている藤田祐幸さんに、福島原発の今の状況と、すでに核汚染国になってしまった私たちの現実にどう向き合っていくか、正しく怖れ、どこに希望を見いだすか、ともに考えてみたいと思います。

◎講師 藤田祐幸さん
(プロフィール)
元慶応大学助教授、現長崎県立大学シーボルト校非常勤講師

◎若狭から都市市民への問いかけ
  中嶌哲演さん(小浜市明通寺住職)

◎日時 2011年4月11日(月)
    午後6時半〜9時(開場6時)
◎場所 龍谷大学アバンティ響都ホール
    京都駅八条口アバンティビル9階  
    TEL 075-671-5670
 http://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/traffic/t_hall.html
◎資料代 500円

◎主催 「いまこそ原発を問う連続講座」実行委員会
◎連絡先「地の人・宗教対話センター」
     TEL/FAX 077-596-1233
     携帯 090-4037-2158(里中)
(予告)5月頃に石橋克彦さん(地震学者)の講演会も予定しております。

************************
<お願い>
◎今回の講演会にご賛同、ご協力願える方、団体の方は「地の人・宗教対話センター」へご連絡ください。
当日の配布資料集に賛同団体などのお名前を書く予定です。
これまでの賛同団体は
地の人・宗教対話センター、日本キリスト教団京都教区「教会と社会」特設委員会、原子力行政を問う宗教者の会、原発を知る滋賀連絡会、ピースウォーク京都、エイコンズ・ビレッジ、アジェンダ・プロジェクト、平和憲法の会・京都、反戦老人クラブ・京都、論楽社、キッチン・ハリーナ、反戦・反貧困・反差別共同行動(きょうと)(申し出順)

なにとぞお力添えをよろしくお願いします。


■大変だワン! LOVE&ビンボー春祭り 緊急プレ企画
 『原子力災害とその後』+現地報告会

白石嘉治×矢部史郎×飯尾裕光+小島鐵也

■日時:2011年4月19日(火)
入場無料・1オーダーよろしく・投げ銭カンパ熱烈歓迎(ビンボー企画です)
*18時頃〜小島鐵也氏による現地報告会を開催します。

■場所:オーガニックキッチン陽菜(ひな)
地下鉄名城線「矢場町」4番出口より歩いて2分(052-263-8620)
名古屋市中区大須4-1-12
http://natsukiiing.jugem.jp/

3月11日の東北・関東大震災は、かつてない大規模災害であると同時に、かつてない深刻な原子力災害をひきおこしました。
現在、福島第一原子力発電所では複数の原子炉施設が爆発し、放射性物質を噴き出しています。福島第一原発の周辺では、もう二度と人の住むことのできないだろう汚染地帯が拡がっています。そして事態が収束するまでには、5年とも10年ともいう長い時間と、膨大な被曝労働者が必要であるとされています。
今回の緊急ディスカッションでは、自然と社会に大きな被害をもたらした原子力災害と原子力政策について考えます。
パネリストには、現代思想のシーンで先鋭的な論考を発表している白石嘉治氏と、著書『原子力都市』がある活動家、矢部史郎氏を招き、地元名古屋からは、オーガニックレストラン経営の傍ら農業や自然エネルギーについての実践を研究中の飯尾裕光氏が、現代思想シーン活躍する両名を迎え「フクシマ」後の状況を議論します。

また、このプレ企画のプレ企画として、震災後、いきなり単身現地入りして支援活動に参加した行動の人、氷河期世代ユニオンの小島鐵也氏による現地報告会も開催します。現地の写真などもお見せする予定です。開催時間よりも少し早め(18時頃)にお集まりください。

■パネリスト
白石嘉治(しらいし・よしはる)
1961年生まれ。著書『不純なる教養』(青土社、2010)、編著『ネオリベ現代生活批判序説』(新評論、2005)。訳書に、マルク・クレポン『文明の衝突という欺瞞』(新評論、2004)。

矢部史郎(やぶ・しろう)
1971年生まれ。著書『原子力都市』(以文社、2010)、共著に『愛と暴力の現代思想』(青土社、2006)現在、東京から愛知県に避難中。

飯尾裕光(いいお・ひろみつ)
1975年生まれ。名古屋市北区にあるオーガニックレストラン「みどりの屋根INUUNIQ」のオーナー。幼少の頃より親に連れられ反原発運動に参加する。現在は店を経営しながら大学院で自然循環学を勉強中。特技は味噌仕込み、鶏解体、ギターなど。

小島鐵也(こじま・てつや)
1975年生まれ。デザイナー。氷河期世代ユニオン代表。
自らも経験している就職氷河期の問題を社会に訴えるために、ニート、ブロガーを経て、現在では全国を股にかけて活動する活動家。

■主催
アースデイあいち2011・LOVE&ビンボー作戦本部・070-5640-0219
http://blog.earthday-aichi.net/
http://twitter.com/love_and_binboo
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1871325


■「就活」へのプレッシャーに負けないための連続講座 7

  自由と現実、金と就活と婚活と……

講師 伊田広行さん(ユニオンぼちぼち執行委員、大学非常勤講師)
日時 4月20日(水)午後6時30分開始
場所 京都精華大学黎明館L103教室
主催 京都精華大学ユニオンSocoSoco
入場無料 

大雪の日が続いたと思ったら、いつの間にか鴨川沿いの桜がやわらかい昼間。

春はやっぱり別れの季節で、精華でも多くの嘱託教職員が雇用上限をむかえて雇い止めになり(これを書いているわたしもくびに)、世の中を見回してみれば最悪の原発事故も進行している。

そんな状況でも(だからこそ?)どうじぶんを大切にしながら生きていくのかをしっかり考えたい――そんなあなたの思いにささやかながらも答えるかもしれないSocoSocoの連続講座が、春休みをこえて復活しました。

今回は、ジェンダー平等という視点で、家族、デートDV、ワーク・ライフ・バランス、労働、自殺問題と幅広く取り組んでいる伊田広行さんが来てくれます。

大学での非常勤講師(立命館大学、神戸大学など)のほかにも、「ユニオンぼちぼち」執行委員、自殺防止センター相談員、辻元清美とともに!市民ネットワーク(つじともネット)代表、「非正規・ワーキングプア問題研究委員会」研究員と、ほんとうにエネルギッシュに活動をしている伊田さんがわかりやすい言葉で話題提供を。

大学でなにをしようかとうずうずしている新入生のひとにも、就活をどうしようか迷っている3,4回生のひとにも、いずれくる雇い止めに不安を抱える非正規労働者のひとにも、いまを、そしてこれからをどう生きるかを言葉をかわすなかでしっかりと考える時間になればいい。

お気軽にお立ち寄りください。
お問い合わせは seika_soco_soco[at]yahoo.co.jpまで *[at]→@

http://d.hatena.ne.jp/soco-soco/


■これからの障害者の「働く」を考える――障害者制度改革と社会的事業所

日時:2011年4月24日(日)13:30〜16:00
会場:栄ガスビル501会議室

■講演「ヨーロッパの障害者就労の状況」
制度改革推進会議作業部会座長    松井亮輔・法政大学名誉教授

■ 「社会的事業所」とは-
制度改革推進会議作業部会委員    斎藤縣三・NPO共同連事務局長
コーヂネーター 斎藤 まこと 名古屋市会議員

■シンポジウム・会場との討議

◇FAX、Eメールでお申し込みください

共催:NPO法人共同連、NPO法人わっぱの会、セントラルキッチンかすがい
後援:名古屋市
連絡先:わっぱの会
名古屋市北区大曽根一丁目27番16号
tel 052-916-3664 fax 052-916-3665
E-mail:wappaあっとwappa-no-kai.jp

競争や格差の拡大とともに、失業や不安定な働き方を余儀なくされる人々が急ピッチで増大しています。それに対して障害者、ホームレス、ニートや引きこもりの人、薬物・アルコール依存者、シングルマザー、高齢者、外国人など、社会的排除を受けている人々が労働参加することを目的とした社会的事業所(企業)の重要性はわが国でも広がり始めています。
ヨーロッパでは1990年代から始まった社会的協働組合、社会的企業の流れは、今や東アジアにも広がり、韓国では2007年に社会的企業育成法が生まれています。
社会的事業所は社会的排除を受けている人々だけでなく、様々な人々にとっての人間的な働き方をめざす場です。


■緊急集会「私たちの3.11以後を考える」のお知らせ

第1回 人文学と科学をつなぐもの

4月25日[月]17時30分
名古屋大学全学教育棟北館2F
PHONON Cafe Room ワンドリンク制

提題者:戸田山和久(名古屋大学大学院情報科学研究科)
対話者:坪井秀人(名古屋大学大学院文学研究科)

3月11日に起こった東日本大震災は「未曾有」という言葉が繰り返されているように、いままで私たちが経験したことがない深刻な出来事であり、戦後日本の成長神話を根柢からゆさぶる衝撃を与えています。その衝撃は科学と社会との関係、教育や研究に携わる者のアイデンティティをゆさぶることにもなっています。
人文学の領域もその例外ではありません。今回の集会では科学哲学を専攻し、「技術と倫理」という命題を追究してこられた戸田山和久さんに提題をお願いし、人文学と科学はどのように連繋し、ただいま私たちが置かれている状況にどのように向き合えるのかについて、議論したいと思います。
連絡先:坪井秀人tsuboi[at]lit.nagoya-u.ac.jp *[at]→@
(会場が手狭であるため、あらかじめおおよその人数を把握しておきたいと思います。参加予定の方は坪井までメイルください。その際、見出しを「3.11集会参加」としてください。)


■4.29. 「原発を考える スタディナイト」

ドフィルカフェ vol.1
ドキュメンタリー&みんなでトーク

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
小出 裕章(京都大学原子炉実験所)
「福島原発で何が起こっているのか」

◎<原発震災・ニューズリール No.1/ 56分/2011年3月25日>◎
◎<原発震災・ニューズリール No.2/ 60分/2011年4月14日>◎

製作・著作 森の映画社・影山事務所
監督 藤本幸久/インタビュアー 影山あさ子/撮影 栗原良介

日時:2011年4月29日(休日)19:00〜
場所:「カフェ パラン」 30名定員
(中京区千本御池上る東側・二条駅前・?075-496-4843)

料金:800円(ワンドリンク付き)
主催:ドフィルとパラン
問い合わせ:カフェパラン 075-496-4843(水曜・第3火曜休)

    上映時刻
福島原発で何が起こっているのかNO.1  18時30分
福島原発で何が起こっているのかNO.2  19時40分
スタディトーク
メディアの言ってることは本当? 20時50分

福島第一原発を取り巻く現実は、楽観を許す状況とは程遠く、いつ大規模に放射能がまき散らされるやわからない予断を許さない状況が続いています。今は目先の一進一退に注目が注がれていますが、すでに汚染された地域や被曝した人は存在し、将来にわたってとても大きな問題が山積しています。

小出裕章さんは、原子力の専門家であり、これまで一貫して原発反対を訴え、電気を最小限しか使わない生活を実践されてきた人です。“反原発”をこれまで何も言ってこないで恩恵を享受し続けている責任はどうするのか、自分の中でそれが精算できずどうしても声高に叫ぶことができません。今さら遅い。そうだとしても、今、小出さんのその姿勢に学び、原発の危険性をきちんと学んでいくことを始めることが必要ではないかと思います。先人たちの言葉の中に、活動の中に、学ぶべきものがたくさんあると思います。

メディアでは、福島原発をめぐっていろんな情報が飛び交っています。それは本当なのだろうか。どのような情報を読み取っていくのか、それは、私たちがどんな暮らしを目指したいのかに直結します。これまでと同じではなく、どう変わっていくのか、そういうことを考えられるような学びの場にできたらと思います。
(カフェパラン 松本)


■「貧困を考えるU」2011年講演会 『大学の貧困』

時間:2011年4月30日(土)15:30〜17:00
場所:河合塾大阪校S館301教室

ゲストスピーカー:
 渡邊太さん(元大阪大学教員)
 大椿裕子さん(元関西学院大学職員)

 「就活」という語が普及したのは「就職」の困難さとパラレルな現象でしょう。大学の三年生が黒い「就活」スーツを身にまとい都市を徘徊するあわただしさが、一方で大学「教育」の貧困、つまり「就活」が大学での学業を妨げているという指摘もすでになされています。さらに〈大学の貧困〉は、学生ばかりでなく教員や職員にまでも及んでおり、「非正規雇用」「雇い止め」という語がメディアを賑わすようになりました。昨年の「ホームレス」支援者である生田武志さんの講演についで、今年は受験生とは切っても切れない関係にある〈大学の貧困〉、いま実際に大学で働いておられる教員・職員の方々の〈生の声〉を聞き、大学の実情を認識することから、考えることを始めていきましょう。

◆渡邊太さん(元大阪大学教員)
 大学でも近年、非正規雇用化が進んでいます。2004年の独立行政法人化を契機に、国立大学でも非常勤職員の雇用期間に最長5年や6年までという年限が設けられたりしています。「経営の合理化のために」という名目で、数年ごとに働く人をつぎつぎと入れ替え、クビを切りたいときにいつでも切れる状態が保たれています。図書館や事務で働く多くの職員は来年の契約が更新されるかどうか不安な思いを抱えながら、日々の業務に就いています。学生に対しては正社員になるべく就職セミナーや就職ガイダンスを手厚くおこなう一方で、大学のなかでは非正規労働者がますます増加しつつある。この状況は、いったいどういうことなのでしょうか。
 わたしたちは、去年と今年、大阪大学で非正規労働者の雇い止めも含めて大学の現状とこれからについて考える集まりをもちました。学生、大学院生、専任教員、任期付き教員、非常勤職員、非常勤講師、学外者、さまざまな立場の人たちが集まり、大学についていろんな話をしました。
 大学は、自由な学びの場として機能しているだろうか。大学が希望と自由を生みだす場となることができていないのはなぜか。わたしたちは、たとえそれが妄想であったとしても、大学が希望と自由の場であることを信じています。

◆大椿裕子さん(元関西学院大学職員)
 4年間の有期雇用で関西学院大学を雇い止め解雇。労働運動に出会って、「それってオカシイ!」と声をあげることが出来ました。自分の直感を信じ「オカシイ!」と声をあげることの気持ちよさ。そんなことを伝えにお邪魔させていただきまーす♪

主催:河合塾文化教育研究所現代思想研究会


■京都から被災者支援・福島現地調査報告会(第一回)

みなさま

 4月18日〜21日の期間、私たちは、福島市、飯舘村、伊達市、川俣町、郡山市の各市町村を歴訪して、現地の方々と交流、懇親を深めるとともに、土壌サンプルの採取や放射線量の測定など、さまざまな成果を上げることができました。
 つきましては、多大なるご協力を頂いている皆さまに、今回の調査活動の成果について、速報という形で、ご報告する会をもつことになりました。
(本格的な報告会は、映像ルポという形式で、5月12日に宮腰吉郎さんにお願いすることになっています)
 データや写真の整理などはまだ不十分でありますことを、あらかじめ、お断りしておきます。

京都から被災者支援・福島現地調査報告会(第一回)
ところ: 京都大学文学部新館第三講義室
と き: 4月30日(土) 17:30〜21:00
報告: 林 剛平、滝澤 寛  各25分
報告の後、自由討論という形式で、今後の支援策の検討行います。

主催:京都から東日本大地震被災者を支援する会

集合:今回、教室を文学部に移したため、場所がわかりにくくなっています。したがいまして、17:00頃までに、京都大学時計台正面にお集まり下さるようにお願いします。集合頂いた方は、教室まで誘導いたします。場所がわからない方や遅れていらっしゃる方は、当日、下記の電話にお問い合わせ下さい。090‐9977‐0131(滝澤)

なお、今回は宣伝が追い付いておりませんので、口コミで友人・知人の方をお誘い下さいますよう、よろしくお願いします。参加されているML等で周知にご協力頂けると幸いです。

京都から東日本大地震被災者を支援する会
発起人 滝澤 寛


UP:20110304 REV:随時
 
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