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「「生存学」創成拠点事業推進担当者より (2)」

渡辺 公三 20100823 「生存学」創成拠点メールマガジン第5号.

last update:20110801

グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点では、事業推進担当者として教員計17人が活動しています。今回は、2003年度〜2005年度の本学大学院先端総合学術研究科長を務めた渡辺公三からのメッセージを掲載します。


人類学を学ぶ私は、「障病老異」の「異」にかかわっています。西欧で成長した市民社会の、自分と異なった人々への恐れと好奇心から人類学が生まれました。「最大多数の最大幸福」という市民社会の理想が破綻しつつある今、市民以外の多様な生き方のヒントを人類学は示せるのか。数世紀前、「人類学の創始者ルソー」は、「異なる者」への共感から人類学の基礎を創りました。「恐れと好奇心」から「共感」へ。ポスト市民社会を生きる共感の技を鍛えることができればと思っています。


◇渡辺公三(わたなべ・こうぞう)
本学大学院先端総合学術研究科教授。専攻は人類学。近著に『闘うレヴィ=ストロース』(2009年、平凡社)、『身体・歴史・人類学I――アフリカのからだ』(2009年、言叢社)、『身体・歴史・人類学II――西欧の眼』(2009年、言叢社)などがある。

◇関連リンク
* 拠点事業推進担当者の一覧 http://www.arsvi.com/a/s.htm
* 個人のページ(本拠点内) http://www.arsvi.com/w/wk05.htm




*作成:大谷 通高
UP: 20110801 REV: 更新した日を全て
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