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レジュメ「『近代日本と小笠原諸島――移動民の島々と帝国』第9章」

岩田 京子 20100828 第15回歴史社会学研究会

last update:20101221

■文献情報:石原俊, 2007, 『近代日本と小笠原諸島――移動民の島々と帝国』平凡社.

□第九章 生き延びるためのたたかい――「帰化人」をめぐる動員とテロル(1877−1945)

目的:「小笠原諸島の「外国」出身者(の子孫)たちが世紀転換期からアジア太平洋戦争期にかけて、臣民の一員としてどのように日本帝国に動員されていき、同時に「帰化人」と名指されどのように排除と監視の対象となっていったのか」(348)
資料:記録類、インタビューデータ

■1931年、「ケテさん」の語りから
■「帰化人」をめぐる動員の諸相
公教育――複数言語から二言語へ
出先機関の官吏らが「外国」出身者を帝国に取り込んでいく・・・「帰化人」
 ex,英語のカリキュラム化(355)、徴兵(ラッコ漁の技術を生かして功労)(358)
  例外的な臣民としての「帰化人」

■「帰化人」をめぐるテロルの諸相
要塞地帯法の導入――「軍政」下の小笠原諸島
→官吏から憲兵へ(365)
⇒「帰化人」と名指されること自体が治安の撹乱要因とみなされるように
・軍政要塞の下での監視と禁圧
・「英語」禁止と〈創氏改名〉
・民間人の中での敵対と排除にさらされる

■生き延びるためのたたかい
・強制疎開⇒「内地」における「帰化人」の排除、「鬼畜米英」呼ばわり
・軍事動員:日本帝国軍の中で居場所を見出す



*作成:岩田 京子
UP: 20101221 REV:
全文掲載  ◇石原 俊 
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