確かに「方法論としての感情労働/感情管理」をケア労働の配置=配分、とりわけ誰が誰に対していかなる行為・労働を供給しているのか、ケアとその負担をめぐる分配構造の認識論的地平から考究することが重要であるとして、問題はそれで終わるか。それだけではまったく終わらないのだ。それだけでは「感情労働/感情管理」の問題を考えたことにはならないのだ。
決定的に重要な点は「生産/秩序の増強」の見積りをいかにするか、もっと言えば「感情労働/感情管理」が何をいかに産み出しているのかについて思考することにある。この点は強調しすぎてし過ぎることはない。
拙稿(2009a)にて詳述したが、周知の通り、フーコーは、その代表的著作である『狂気の歴史Histoire de la folie a l’age classique』(Foucault 1961→1972 =1975)、『言葉と物Les mots et les choses』(Foucault 1966=1974)、『監獄の誕生Surveiller et Punir』(Foucault 1975=1977)を刊行した後、1976年に『性の歴史・――知への意志Histoire de la sexualit_ Vol.1: La volont_ de savor』(Foucault 1976=1986)を刊行するに至って「bio-pouvoir」という概念を産出した。その意味で、この『監獄の誕生』刊行と『性の歴史・』刊行のあいだの時期に行われた1975-1976年度講義『社会は防衛しなければならない』(Foucault 1997=2007)、1977-1978年度講義『安全・領土・人口』(Foucault 2004a=2007)、1978-1979年度講義『生政治の誕生』(Foucault 2004b=2008)の記録は「後期フーコー」の「統治論」を包括的に跡づけることを可能にする著作だ。
紙幅の制約上、詳細については割愛するが、要するに、フーコーが「生−権力」の概念で示したことの一つは、「法的なものの時代」における「古い権力」は、主権者の権力の行使を通じてはじめて法/権利は「死なせること」と「生きるに任せること」に結合して「死なせること」をもたらしていたのに対して、「生−権力」は人間の生命を「死へと落下する脆弱な生」として掌握することで、その「死へと落下する脆弱な生」への「抗い」という形式を通じた権力として立ち現われるということだ。それはすなわち、「生きさせる」か「死に廃棄する(死ぬに任せる)」権力として現出するのである(Foucault 1976=1986:173/Foucault 1997=2007:240-241)である。
もう一つには、フーコーの論考は往々にして「主体化=隷属化論」として解読されてしまうことがあるが、フーコーの最も重要な要諦の一つはそこにはなく、むしろ「後期フーコー」において展開された「統治論」にこそある。そして、そこで決定的に重要な点は、「ヒトという種における基本的な生物学上の特徴が、政治の内部に入りこめるようになるにあたって用いられる、さまざまなメカニズムからなる総体」(Foucault 2004a=2007:3)としての「生−政治」が〈〉と〈〉を包括する〈〉を可能たらしめている事実を剔出したことにあるのだ──だから、たんに「生−政治」を「生物学的生」の管理・統制としてのみ解読するのではまったく足りないのだ。
極めて乱暴に結論だけを言ってしまうと、フーコーはこう述べているのだ。 すなわち、私たちの社会における統治は、内政における国家理性としては「国家の自律的な維持と増強」のためであり、内政から経済を通じた統治へと変転しても、その統治は「国力増強と秩序増強」のためである、ということだ。そして、それを可能にするのが他ならぬ〈〉という観念なのだ。少なくともフーコーはそう考えていた(天田 2009a:163)。
だからこそ、「生−政治」が対象とするのは、いわゆる生物学的本質や人間本性のことだけではなく、むしろ「社会の自然性」──「世界の本性という意味に理解されるような自然自体のプロセスではなく、人間どうしの関係に特有の自然性、人間たちが共住したりいっしょにいたり交換したり労働したり生産したりするときに自発的に起こることに特有な自然性」──であ(Foucault 2004b=2008:432)。そして、政治経済学は、「社会の自然性」を備えていると想定されている集合たる「人口」における「自然的な調整」を可能とする「調整」のためにも「自由」を産出する──「自由、それは、絶えず製造されるような何かです。(中略)自由主義、それは、絶えず自由を製造しようとするもの、自由を生み出し生産しようとするものなのです」(Foucault 2004b=2008: 80)。こうした「自由の生産」こそが「社会の自然性」における「自然」を可能たらしめるものであり、国家はその「自然」の「自然的な調整」を可能とさせるべく統治するのだ(天田 2008d:212)。それは、経済を通じてまさに「国力の増強と秩序維持」を企てる統治術なのだ。
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