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「支援技術開発における、技術者コンフリクト現象の状況論的アプローチ――支援技術開発者とユーザーとの相互行為を中心に」ポスター発表要旨
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韓 星民
(立命館大学/KGS株式会社)・佐藤 貴宣(大阪大学人間科学研究科)
20081129-30 日本質的心理学会第5回大会ポスター発表
於:筑波大学 総合交流会館
要旨
支援技術開発者はユニバーサルデザイン(UD)という設計思想の元に出来るだけ多くの人(障害者)が使える製品設計を試みる。ところが、出来上った製品は現場に適合しなかったり、使いにくいものとなったりする。開発者は障害者のために作った製品が受け入れられない事にコンフリクト状態に陥る。筆者の一人である韓は支援技術開発にユーザーの立場として参加した経験から、支援技術開発における技術者のコンフリクト現象は、技術者とユーザーの相互行為により、相互理解につながるためのきっかけであると考える。UDの設計思想は誰もが使えるデザインとしてのプランであるが、支援技術を使用する障害者とそれを開発する技術者の間には異なった文化・世界があることから、ユーザーと技術者のインタラクションにより、参加型デザインに結びつくことを確認した。我々は本研究を通じ当事者の視点から支援技術開発におけるプランと状況的行為について考察を深めたい。
*作成:
石田 智恵
UP:20080927 REV:
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