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山本 崇記 2008/10/10
山本 崇記・北村 健太郎 編 20081010 『不和に就て――医療裁判×性同一性障害/身体×社会』
生存学研究センター報告3,199p. p9

last update:20100607

 第一部は、2007年12月8日に行われた研究シンポジウム「性同一性障害×患者の権利──現代医療の責任の範域」の記録である。同シンポジウムは、立命館大学グローバルCOE「生存学」創成拠点の研究活動の一環として実施した。2007年3月、GID(性同一性障害)における医療過誤を問う国内初の裁判が京都地方裁判所に提訴されたことを受けて、法・患者の権利・ジェンダー/セクシュアリティなどといった多角的な視野から、現代医療のあり方について考えることがシンポジウムの主要な狙いであった。
 シンポジストには、医療機関・従事者の責任を法廷で実際に問い、カルテ開示の市民運動を実践されてきた勝村久司氏(高校教諭/中央社会保険医療協議会委員)、『トランスジェンダー・フェミニズム』の実践者でありGID医療などにも詳しい田中玲氏(フリーランスライター)をお迎えした。勝村氏には、医療過誤裁判や医療のあり方をめぐる全般的な状況についてお話していただき、田中氏には、トランスジェンダーやGID医療についてお話していただいた。
 それを受けて、上述した裁判の原告であるヨシノユギ(立命館大学院生)と訴訟代理人である上瀧浩子氏(弁護士)を交えたディスカッションを行い、多様な論点について議論を深めていただいた。シンポジストを引き受けて下さった方々にはこの場を借りて改めて御礼申し上げたい。また、シンポジウム開催の機会を与えていただいた「生存学」創成拠点及び立岩真也氏(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授)に感謝の意を表したい。


*作成:山本 崇記
UP: 20100607 REV:
全文掲載 ◇社会運動  ◇トランスジェンダー/トランスセクシャル/性同一性障害/インターセックス医療と社会
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