イーヨンドンPDの消費者告発
番組名:「イーヨンドンPDの消費者告発」
放送日:2008年4月25日
放送局:KBS(韓国)
(韓国で放送された番組を文字起こしして日本語に訳したものです)
studioのリサンドンProducer:これは、私が最近飲んでいる風邪薬です。この薬を飲んでいても、一度も副作用について考えたことがありません。副作用であるSJSという言葉は初めて聞く病名です。誰もが飲んでいる風邪薬です。病名すら知らないSJSに罹ってつらい生活をしている患者さんと会ってみました。
ジョンフンヨルProducer(以下PD)が会いにいきました。
(病院)
ジョンフンヨルPD:安山(アンサン)の大学病院でSJSと診断された患者さんが1ヶ月間入院中です。体に炎症が起こり、皮膚と粘膜がただれているのは、火災現場で見た火傷の患者さんと同じでした。
医師へのインタビュー:SJSの副作用が起こると、高熱が出て、水ぶくれができ、粘膜に炎症ができ、皮膚がむける病気です。
ジョンフンヨルPD:SJSの原因は、薬の副作用だと知られています。ジュチャングンさんは、家の近くで処方された風邪薬を飲んだので、それを疑っています。
ジュチャングンさんのインタビュー:処方された薬を、夜、飲んで、体調が良くなりました。しかし、翌朝は、体が動きませんでした。出勤するつもりでしたが、動けないのです。その後は、気を失って、わからなくなりました。
ジョンフンヨルPD:ほんの1ヶ月前まで健康だった31歳の青年におきた不幸。風邪を治療するために飲んだ薬が、命を脅かす毒になってしまったのです。
(ジュ−チャングンさんの家)
ジョンフンヨルPD:チャングンさんは、SJSと診断されて1年6ヶ月がすぎた今も、健康が回復せず、家の中で生活しています。チャングンさんも、病気になる前は、風邪薬がこのような致命的な副作用を起こすとは知りませんでした。
ジュチャングンさんのインタビュー:衝撃的でした。人生が180度変わってしまいました。風邪薬を飲んでこのようなことになるとは、誰も知らないと思います。副作用があることも聞いていませんし。
ジョンフンヨルPD:本当に風邪薬のせいで、このような深刻な副作用になるのでしょうか?当時、薬を処方した医師の話を聞いてみましょう。
医師:その風邪薬は少量のみ処方するものです。風邪の時、よく使う薬です。
ジョンフンヨルPD:この薬を調剤した薬剤師は、風邪薬が副作用をおこし、SJSになることを、いまだに知らなかったような反応でした。
薬剤師のインタビュー:わたしは、初めて聞きます。
ジョンフンヨルPD:ただの風邪薬を飲んだことで、1年半の間、全ての苦痛をひとりで抱えなくてはならなかったジュチャングンさんは、両目の角膜が剥けているので、人工涙を入れなければ目を開けることができない状態です。
ジュチャングンさんのインタビュー:眼科の先生には、もう治療はできないと言われました。しかし、一生をこのままで生きていきたくはありませんね。自分も自分の仕事をしながら人生を切り開いていかなければならないのに、それができないので……それがつらいです。また、こんな悔しさを伝える場所もないですね。
ジョンフンヨルPD:当時、処方された風邪薬は7種類でした。なぜ、こんなに副作用がおこるか、製薬会社に確認してみました。しかし、自分の会社には責任がないと初めから取材を拒否する会社もありました。また、別の製薬会社は、薬の種類が多いので、自分の会社の薬のせいだと断定できないと話しました。
SJSは、100万人に2名だけが発症する珍しい副作用です。一緒に処方された他の薬にも原因がある可能性もあります。医薬品の情報を調査してみた結果、全医薬品のうち、SJSを副作用として挙げていたのは、1700種類もありました。SJSは、薬物の特定の成分にアレルギー反応を起こし、皮膚と粘膜を剥き、結果として失明や死亡にいたる致命的な薬物副作用なのです。
(医師との会話)
ジョンフンヨルPD:薬物の副作用でこんな疾病になるのでしょうか?
医師:薬のせいですね。
ジョンフンヨルPD:100%ですか?
医師:SJSや皮膚代謝症などは99%以上が薬物によって誘発されます。
ジョンフンヨルPD:それでは、我々が町の中で買いやすい薬でも、副作用が起こるのでしょうか? 我々が確認した処方された風邪薬の場合も、副作用の危険がありました。
また、処方箋がなくても買える風邪薬の場合は、どうでしょうか? 直接購入し、包装を開けて確認してみた結果、SJSの副作用が表示されている風邪薬は、すぐに見つかりました。国内売出1位の総合風邪薬、そして、世界で認定された解熱鎮痛剤と、子ども用の風邪薬も例外ではありません。
(病院)
ジョンフンヨルPD:イサンドンさんは、18年間もSJSと戦っています。病気のせいですでに片目は失明、もう片目もだんだん悪くなり、いつ失明するかわからない状態です。
医師のインタビュー:右の目ですが、ここにこうやって血管が大きくなり、真ん中まで混濁しています。角膜で血管が大きくなる人は、だんだん進行する場合が非常に多いです。この方は、右目は失明し、左目は血管がだんだん大きくなっている状態なので、我々の立場としては、今、必死に治療するしかありません。
ジョンフンヨルPD:当時小学校4年生だったサンドンさんも、風邪薬が病気をおこした原因と推定されています。町の病院で処方された風邪薬で副作用になりました。息子の人生をめちゃくちゃにしてしまったと思っているお母さんは、18年もたった今も、そのときにもらった風邪薬の成分が書いてある紙を捨てていません。
お母さんのインタビュー:胸が痛みます。私のせいで病気になったようで……、私にできることなら最善をつくしたいと思います。
記者:なぜ、お母さんのせいだと思うのですか?
お母さんのインタビュー:私が病院につれていったこと、薬を飲んだのも私のせいだし、もしかして体質的に病気になったとしても……心が痛いです。
ジョンフンヨルPD:サンドンさんは、失明を防ぐために、最近は抗癌剤を投与されています。この過程で抗癌剤の毒性が体に害を起こし、膀胱全体に出血が起こりました。そこにできた血の塊を取り除くために、2ヶ月間に20回も除去する手術を行いました。
医師のインタビュー:膀胱全体が血の塊でいっぱいです。これは、手術で除去するしかありません。本来、血の塊があってはいけないのです。
記者:本当に大変ですね。
医者のインタビュー:薬の副作用では、珍しい処置困難な出血です。我々が持っている教科書的な方法と経験的な方法の全てを使って治療しても難しいですね。
(病院)
ジョンフンヨルPD:まだ支払っていない病院の入院費も心配です。2ヶ月で557万ウォンです。その中からサンドンさんが支払った入院費は、16万ウォンです。これから医療費はいくらかかるか、支払う方法がないので心配です。風邪薬を飲んだことでサンドンさんの家族が18年間抱え込んだ苦痛は、いつ終わるのでしょうか。そして、いかに大変だったでしょうか。片目を守るために、サンドンさんは一人で孤独な戦いをしています。
サンドンさんのインタビュー:一番つらいのは、最近、文字が読めなくなってしまったことです。今までやってきた仕事をどうすればいいのかが心配です。
ジョンフンヨルPD:どのくらいの患者さんが、同じ病気で苦しんでいるのでしょう? 今までにどのくらいの患者さんがこの病気になったのかを調べました。最近5年間で、5ヶ所の大学病院に入院した94万人の患者さんのうち、SJSに罹っていたのは136人いました。このように、男女の関係なく、誰もが薬物副作用の危険からは自由になれません。加害者などどこにもおらず、被害者だけがいるのです。患者さんは、いつまでこの苦痛を一人で抱えなければならないのでしょうか?
(日本の状況)
ジョンフンヨルPD:日本の患者さんである湯浅さんも、風邪薬をのんで副作用に罹っています。
湯浅さんのインタビュー:目に視力障害をもっています。左目は光も見えなくて、右目の視力障害は、歩ける程度です。
ジョンフンヨルPD:私たちには珍しい病気ですが、日本では毎年500人の患者が発生しています。患者会もあります。患者会の会長である湯浅さんは、発症当時、歯医者さんでしたが、それが薬物の副作用だとは疑いませんでした。
湯浅さんのインタビュー:私は、発症当時、個人歯科医院を開業していました。医大で勉強したときに、副作用については教えられませんでした。自分の身に振りかかったとき副作用だと気づいたら、早く処置して、後遺症も残らなかったかもしれません。
ジョンフンヨルPD:しかし、日本政府は私たちと違って、湯浅さんの苦痛を一緒に担いました。湯浅さんは、視覚障害2級で、3ヶ月ごとに68万円の障害手当をもらっています。(通帳を見せて)湯浅さんの障害年金支給決定通知書です。どの薬で副作用になったかを証明できなくても、処方された薬物の中に副作用の可能性が少しでも認められれば、1年間で220万円の年金が支給されます。
別府宏圀さんのインタビュー(医薬品治療研究会体表):なかなか薬が原因だと証明できなくても、薬の副作用の疑いがあれば製薬会社がある程度の費用を負担し、患者さんを救済する制度が作られました。
ジョンフンヨルPD:医薬品副作用被害救済制度を定めた日本は、医療費と障害手当、遺族年金、葬祭費用などを製薬会社が担当します。被害救済を審査するところも、独立に運営し、透明性を確保しています。それでは、韓国には、日本のように被害救済制度はあるでしょうか?保健福祉府を尋ねてみました。しかし、担当者は私たちにびっくりするような話をしてくれました。韓国も91年すでに、医薬品副作用救済被害事業が法として定められたが、一緒に進行しなければならない医療紛争体調停法が国会を通過できずに法は作ったまま17年間放置されたままだということでした。
(電話)
保健福祉府職員のインタビュー:医療紛争体調停法? 国会を通過していませんので、我々も実行できていない状況です。
記者:医療紛争体調停法がいつ通過するかわかりませんね。
保健福祉府職員のインタビュー:そうです。
ジョンフンヨルPD:保健福祉府の研究結果によると、被害救済にかかる費用が、最大14億4千万ウォン(1億4千4百万円)で、これは製薬業界の市場規模の1万分の1だけなのですが、政府はこれを17年間実行しませんでした。
studioのリ−サンドンPD:ただの風邪薬を飲んだことで、一生苦痛な人生を過ごさなければならない多くの患者さんたち。薬がもっている毒性には、法的な責任はないとしても、その薬を作った製薬会社や管理監督する政府が被害者に対して目をそらせてはいけないと思います。先進国のように、製薬会社が収益の一定額を積み立て、副作用を受けた患者さんたちのために使うのはそんなに難しいことではないと思います。しかし、保健福祉府は、関連法は作ったものの17年間も放置し、実行すらしていない状況です。あまりにも情けないことです。臨床実験を通過した薬からも、明らかにされていない新しい危険が発見される可能性もあります。製薬事業を発展させるために、マーケットに力を入れることよりも、薬の安全性を優先させなければなりません。今、この時間にも誰かが薬を飲んでおり、そのたくさんある薬は、管理は安全でしょうか? また、薬を安全に服用する方法はなんでしょうか? 続いてジョンフンヨルPDが伝えます。
ジョンフンヨルPD:シン−ヨンチョルさんは、痛風治療薬の副作用で、2005年にSJSに罹りました。しかし、この薬が副作用を起こしたのは、初めてではありません。
シンヨンチョルさんのインタビュー:内科の先生がこの薬を使うのは危険だとカルテに書いたのですが、整形外科の先生がカルテを見ずに薬を処方しました。それで同じ症状が出たのです。
ジョンフンヨルPD:同じ病院で繰り返された薬物被害で、今は失明の危機におかれているシンさん。医師が副作用に対して深く注意しなかったことが、こんなことを起こしたのです。結局、裁判所で病院の責任が認められ、病院はシンさんに3億5千万ウォンを支払うことを命じられました。
ソサンス弁護士のインタビュー:軽い副作用なら、何もなかったかのように済むときもあるかもしれませんが、深刻な副作用の場合は、副作用の確率が低くても、医師には説明義務があります。
ジョンフンヨルPD:医師ばかりではなく、製薬会社も薬物副作用に注意を払わないと怒っている消費者もいます。去年12月、白内障の手術を受けたリミョンスンさんも、手術後にみずから服用した薬によって副作用を起こしました。
リミョンスンさんのインタビュー:私は、製薬会社の前で芝居を演じたり……いろんな行動で副作用に対して訴えました。痛いのに痛くないとは言えませんね。この痛みを経験したことのない人には、わからないでしょう……。
ジョンフンヨルPD:手術後に服用した薬が1つだったので、該当製薬会社に申告したと言うイさんの家族は、未だに製薬会社から連絡がないと言っています。我々は、事実確認のために製薬会社に電話をしてみました。
(電話)
製薬会社のインタビュー:最善をつくしました。でも何も知らない状況で……、私たちも情報がなかったので……、情報があれば食薬庁に報告もするし……、食薬庁に報告しなければならないので、今は情況報告だけをしている状態です。
ジョンフンヨルPD:製薬会社が言う状況報告とは何か、食薬庁に確認してみました。
(電話)
食薬庁のインタビュー:状況報告だけでは意味がありません。私たちは、書類とオンライン上で受け付けをしています。
ジョンフンヨルPD:製薬会社は薬物副作用が確認されたら、15日以内に食薬庁に報告しなければなりません。しかし、この製薬会社は12月に全部で3回電話をもらっても食薬庁に報告しませんでした。患者さんの連絡先の電話番号が間違っていたので、連絡が取れなかったというのが理由でした。結局、リさんの家族は、食薬庁に同じ副作用の申告をしました。
イミョンスンさんの家族のインタビュー:製薬会社には、食薬庁に報告する段階ではないので、お医者さんと相談しなさいと、あっさり言われました。でも、私たちは食薬庁に電話しました。製薬会社は、私たちの話に耳をかしてはくれませんでした。
ジョンフンヨルPD:副作用の申告は、薬の安全性を検証するために、決定的な資料になります。アメリカのFDAは、薬物副作用の申告数が多ければ、薬の安全性に対する警告順位を高くし、最高順位に達すると、可能性がある副作用の情報を強調します。そして、問題になりやすい成分から処置して、危険性を少なくします。
(過去に放映されたニュース番組)
テレビキャスター:我が国の薬物副作用としてPPA、つまり、脳の出血を起こす成分の一部が風邪薬に入っていると判明しました。食薬庁は、この薬の販売を禁止しました。
ジョンフンヨルPD:我が国でも薬物副作用としてPPA成分が脳の出血をおこす確率が高いということで、PPAを廃棄しました。しかしアメリカでは既に4年前にこのPPA成分が脳卒中を起こしやすいという結果をもって、薬物を全部廃棄しました。先進国の薬物副作用の情報を追いかけている状況です。アメリカの副作用報告件数はわが国の75倍です。結局、我が国自らが薬物の安全を維持することができるのか、疑問になります。
消費者連合事務局長:アメリカの場合、副作用が1件報告されると100は隠れていると言われています。しかし、我が国の場合は、1件が報告されると何万件もが隠れていると考えるのも難しくないでしょう。
ジョンフンヨルPD:今年2月、キンウンジュさんはSJSに罹りました。ウイルスに感染して、皮膚疾患を治療しているとき、薬物副作用が発生したのです。単純な皮膚疾患の治療をうけていたはずなのに、薬物副作用で大学病院の救急室まで行くということは考えられないことです。
キンウンジュさんのインタビュー:今まで、私の身には何も起こったことはありませんでした。年齢も60です。なぜ、この病気になったのかが信じられません。
ジョンフンヨルPD:大学病院は、副作用の原因と推定されている薬物には気をつけてほしいと、リストを書いたカードまで作ってくれましたが、副作用の原因を探ってみることまでには至りませんでした。
キンウンジュさんのインタビュー:私のような者が、なぜこんな被害に合わなければならないのかわかりません。私たちの話は、いつも無視されます。患者が特別体質を持っているのだと言われたきりです。私だけが、変な人にされますね。
ジョンフンヨルPD:薬物副作用を申告すると、製薬会社はどんな反応をみせるのでしょうか?私たちは、キンさんの代わりに、当時処方された薬の中から副作用の可能性がある薬物を申告してみました。
(電話)
記者:この薬を飲んで、SJSが発生した例はありますか?
製薬会社:ありません。もし、副作用があれば、全て報告されています。説明書にも明記してありますので、患者さんが見て全てわかります。
ジョンフンヨルPD:しかし、我々が確認した薬品の説明書を見るとはっきり記されていますと言うと、そのとたん、製薬会社の人は話を急に変えました。
(電話)
記者:市販後調査で報告された副作用に、SJSが明記されています。それなのに、例がないと言うのですか?
製薬会社:すみません。他にも副作用の種類が多かったので、全部はわかりませんでした。今、その薬の説明書を見たら、明記されていますね。すみませんでした。
ジョンフンヨルPD:多くの製薬会社が責任はないと言いましたが、その一方で、積極的な反応を見せた会社もありました。
(電話)
J製薬会社:私たちが申告をうけたのが、1時間前ですね。もちろん、患者さんは怒っていると思いますが、私たちが連絡をして基本的な情報の報告をするように、今、手続中です。
ジョンフンヨルPD:私たちが申告したキンさんの薬物副作用がどういう状態になっているか、申告を受けた製薬会社を訪ねてみました。3日前、私たちが職員と電話した内容がそのまま文書に残っていました。そして、追加で変更された内容も即座に本社に報告されていました。
J製薬会社理事のインタビュー:患者さんのためです。薬というのは、患者さんに投与し、治療することを目的としています。もし、患者さんに深刻な副作用がおきたら、それを明らかにして、次から副作用を少なくできるように、副作用の警告水準を高くすることが重要です。そのためには、副作用があったかどうかの確認が必要です。
ジョンフンヨルPD:この会社は、いつどこででも薬物副作用の申告を受けたら、24時間以内に報告するように、全職員がカードをもっています。去年、食薬庁に報告された薬物副作用の中で、この会社のしめる割合は18.5%です。薬による副作用の全てを防ぐことはできないと思います。しかし、薬による副作用の危険性さえわかれば、副作用を少なくすることはできるでしょう。副作用の情報が蓄積されれば、薬の危険を測定しやすくなりますし、患者さんの被害も減少できます。
それでは、今までにSJSの患者さんは何人が報告されているでしょうか? 食薬庁に確認した結果、2002年から2008年まででは、27人の患者さんが報告され集計されていました。しかし、同じ期間に5ヶ所の大学病院で集計された患者数は、136人で、食薬庁より5倍も多いのです。
食薬庁職員のインタビュー:医師や薬剤師が報告をしなかった場合と、製薬会社からの報告がなかったことが理由だと思います。もし、一部の製薬会社が報告をしなかったのなら、私たち行政が処置をしなければならないと思います。
ジョンフンヨルPD:薬物副作用の責任をもたなければならない食薬庁の統計と資料が大学病院より足りないのは、どんな理由であっても納得できないことです。安全に薬を服用するためには、消費者はまず、自分がどんな薬を服用しているのかを知るべきです。もし、病院で診療をうけたら、処方箋は必ず2枚もらって、患者用は本人が保管してください。処方してもらった薬を飲む前に、自分が飲む薬にどんな副作用があるかを知っておく必要があります。食薬庁ホームページで処方された薬を検索すれば、該当薬に対する使用上の注意事項と薬物服用情報を得ることができます。薬を服用したとき、自分の身に変化や異常があったら、必ずチェックしなければなりません。もし、問題があったら、すぐ服用を中断して、医師と薬剤師に相談することが大切です。
医師のインタビュー:薬物に対する反応に異常がある場合は、早期診断が大事です。原因になる薬物を早く中断します。そのためには、副作用があれば、すぐに医師と相談することが最善の方法です。
studioのリサンドンProducer:気をつけてください。薬物副作用は、誰にでも起こりうるのです。特に薬を飲むのが好きな韓国人ならなおのことです。薬は肝臓に負担を与えます。特別な場合以外は、休みをとって自然治癒力で治すことが大事です。風邪薬ならもっとです。今まで放送したように、飲む薬の副作用について必ず知っておく必要があります。副作用の疑いがあれば、薬の服用を中断して、薬剤師や医師の処置をうけなければなりません。
今まで放送したように、副作用患者には何も罪はありません。彼らに罪があるとすれば、薬を飲む罪しかありません。何千ウォンの薬を飲んで、病院に入院して、何百万ウォンの医療費を払えない患者は、誰に責任を問えばよいのでしょうか? 医師ですか? 薬剤士ですか? 製薬会社ですか? 政府ですか? そうでもないなら、薬を飲んだ手ですか? 口ですか? また、話にならないことが韓国のどこかでいっぱいおこっています。保健福祉府は、薬師法86条、医薬品副作用救済被害事業を早く実行してください。
*作成 日本語訳:鄭 喜慶、監修:植村要