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ALSにおけるQOL関連因子に対する個別的指標


last update: 20151225

□身体機能関連指標

◇The Appel ALS Rating Scale(AALS) ALSの機能的障害と疾患の進行を量的に測定する指標。球麻痺(会話と嚥下)、呼吸器官、筋力、上肢および下肢末端の筋肉機能を含めた主観的/客観的に量化された疾患重篤度の評価。

◇The ALS Functional Rating Scale(ALSFRS) 10項目で40点の尺度で球機能、上肢および下肢末端機能、呼吸機能を評価。0(深刻に障害されている)〜40(正常に機能)でスコア。

□心理的・精神的側面関連指標

◇Idler Index of Religiosity(IIR) 宗教性に関する組織的/公的な次元(IIR-Pu)と主観的/プライベートな次元(IIR-Pr)を評価。IIR-Puは2〜10、IIR-Prは2〜7でスコア、トータル4(ほとんど宗教性がない)〜17(最も宗教性が高い)で評価。

◇Hospital Anxiety and Depression Scale(HADS) 14項目の別々のスコアで不安(anxiety)と抑鬱(depression)を評価。トータルは0〜21点。高得点の方が心理学的distressが高い。7点以下は問題なし、8〜10点は臨床的にdistressの可能性あり、11点以上は臨床的に明確なdistressを示す。

◇Close Persons Questionnaire(CPQ) 回答者と親密な人間4名までにつき、サポートの諸側面に関する項目で評価。サポートの種類に応じて、高スコアが高レベルのサポートを示す。個人的関係性についての全体的満足感および家族構成を含む日常的社会的ネットワークの程度を示す。

◇Short Inventory of Minor Lapses(SIML) 15項目で、注意力と集中力に関する日常的困難さを自己評価。

◇Beck Depression Inventory-U(BDI-U) 21項目の自己報告スケールで抑鬱の深刻度を評価する。

◇Beck Hopelessness Scale(BHS) 8〜13は緩やかな絶望。14以上は深刻な絶望。

◇Mini-Mental Status Examination(MMSE) メンタルな状態を評価する指標。

◇Pathological Laughing and Crying Scale(PLACS) メンタルな状態を評価する指標(とくにALSにおける前頭側頭点(frontotemporale)関連症候である感情失禁を評価する指標)

◇Zung Depression Scalede (ZDS) 1〜4点にランクされた20項目の自己管理スケールで抑鬱を評価。トータルは20点〜80点。50以上のスコアが抑鬱の存在を示す。50〜59点は最小限から弱い抑鬱。60〜69点は緩やかな抑鬱、70点以上は深刻な抑鬱。

□社会的側面関連指標

◇Social Withdrawal Scale(SWS) 4つの「引きこもり(withdrawal)」領域(共同体およびより広い世界から、家族および親密な友人から、感情的、物理的)に即して、6項目ずつの合計24項目について、1(全然そんなことはない(none at all))〜6(全くその通り(completely agree))で評価。

◇Psychological Questionnare(PSQ)社会的地位を示す4項目の指標。

□ケア提供者・サポート関連指標

◇Social Support Questionnare(SSQ) 患者が(a)手助けを得ることができる人数、(b)リストされた人によって受けるケアの満足度を、1(非常に満足)〜6(全く不満足)で測定することを可能にする指標。

◇Self-Perceived Burden Scale(SPBS) 25〜125のレンジで、自らがケア提供者の負担になっている程度についての患者自身の認識/知覚を評価。スコアの高さがその負担をかけている感の高さを示す。

□ケア提供者の負担に関する指標

◇The ALS Patient Caregiver Form(ALSPCF) Caregiver Burden Scaleの一部からの20個の質問。ケア提供者の健康、雇用状況、家族への責任、社会的活動に対する、ケア提供活動の影響を評価。また、この影響に対するケア提供者の態度を調査。

◇Caregiver Burden Inbentory(CBI) 5つのサブスケール(それぞれに0〜20点)の合計0〜100点により負担を評価。スコアの高さ負担の高さを示す。

*作成:堀田義太郎


UP:20080111 REV:
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