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2006年5月


last update: 20151224


 

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■05/20

5月20日土曜日、17時、日仏学院
ヴィジオ・コンフェランス、Yori-eye協会共催
フランスのCPE闘争と組合主義の未来
http://www.institut.jp/agenda/evenement.php?evt_id=48
マルセル・グリニャール(全国書記及びCFDT[民主労働同盟]国際関係責任者)、サ
ラ・ブラウンスタイン(Confederation etudiante[大学生同盟]全国書記、松原明
(映画監督)

ヨーロッパ憲法条約の批准の拒否、更に郊外での暴動の後に続いて起こった反CPEデ
モを通して、フランス人は国際メディアにまたもや「不良」というイメージを植え付
けてしまった。初期雇用契約CPEに対する運動は数百万人もの人を動員し、賃金労働
者の組織(CGT, CFDT, FO, CFTC, CGC, Unsa, FSU, Solidaires)、大学生の組
織(Unef, Confe´deration e´tudiante)と高校生の組織(Fidl, UNL)といった12もの組合
が互いに交錯し合う大きなうねりとなり、とうとうこの4月10日にこの法律の第8
条を廃案に追い込んだ。フランス社会に走ったこの衝撃のことを制度システムの極め
て先鋭的な危機であるという人がいたとしても、このような運動は、不安定雇用の拒
絶の文句の下に、組合主義の世界に酸素を吹き込み、今までに無かった連帯のあり方
を活気づかせることに成功した。「勝利」の果てにある社会運動と組合運動の間の来
るべき関係とは何だろうか?組合運動は、皆で共に考えること、そして雇用の不安定
さと危機に関して提案を行っていく場を始動させることが出来るようになるのではな
いだろうか?若い世代の切なる望みを代弁し、単なる社会運動を反映する場に止まら
ず公共空間を再編することが出来るようになるのではないだろうか?現在のフランス
を「身動きが取れず」「統治不能になった」と見なす向きもあるが、CPEの灰の中か
ら政治社会計画の新たなる可能性を示すものとしてその姿を世界に提示し始めている
のではないだろうか?


 

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■05/28

【公開講演会開催案内】
5月28日(日)広河隆一氏 公開講演会
5月28日、同志社大学今出川校地寒梅館ハーディーホールにて、フォトジャーナリ
スト広河隆一さんの公開講演会を行います。
世界で起こっている悲しい事実にどう向き合っていくのかなど、実際に戦地や被災地
へ赴き、そこで暮らす人々の真実の姿を伝えている広河さんの貴重な講演会です。
入場一律500円です。学生の方はもちろん、一般の方も皆様是非、お越しくださ
い。

【広河隆一氏公開講演会】
日時:   5月28日
      14:00−16:30(開場 12:00)   

場所:   同志社大学寒梅館ハーディーホール(京都市地下鉄今出川駅下車 徒歩
1分)
     ※事前予約不要・資料代500円

問合せ: journalismforever@hotmail.co.jp
寒梅館URL:http://www.doshisha.ac.jp/information/facility/kanbai/

★広河隆一さん(ひろかわ・りゅういち) 略歴 ★

1943 年 中国天津市に生まれる 2 歳のとき日本に引き揚げる
1967 年 早稲田大学卒業後、イスラエルに渡る
1970 年 帰国。以後、中東諸国を中心に海外取材を重ねる
1982 年 レバノン戦争とパレスチナ人キャンプの虐殺事件の記録で、よみうり 写真
大賞受賞
1983 年 IOJ 国際報道写真展大賞・金賞受賞
1989 年 チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で、講談社出版文化賞受

1993 年 写真集「チェルノブイリから〜ニーナ先生と子どもたち」で産経児出
版 文化賞受賞
1998 年 「人間の戦場」(新潮社) で日本ジャーナリスト会議特別賞受賞
1999 年 「チェルノブイリ 消えた 458 の村」(日本図書センター) で平和・協同
ジャーナリスト基金賞受賞
2001 年 「チェルノブイリ 消えた 458 の村」で「さがみはら写真賞」受賞
2002 年 「パレスチナ 新版」(岩波新書)で早稲田ジャーナリズム大賞受賞 2003
年 写真記録「パレスチナ」(日本図書センター)で日本写真協会賞年度賞受賞
2003 年 写真記録「パレスチナ」(日本図書センター)で土門拳賞受賞


UP 200605
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