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「韓国 障害者運動の特殊教育学的考察」

クァク・ジョンナン 200402 韓国 テグ大学大学院 特殊教育学科 修士論文(文学修士)

last update:20110419

■要旨

この研究は韓国障害者運動の展開過程及び主要争点を観察し、障害者運動が障害児教育に示唆することを考察したものである。韓国障害者運動に関しては88年オリンピック反対運動及び障害者福祉法改正運動、障害者雇用促進法制定運動、特殊教育進行法改正運動、障害者便宜増進法制定運動、エバダ闘争(私立聾唖学校問題)運動、障害者移動権争取運動、障害者差別禁止法制定運動が展開された。障害者運動が障害児教育に示唆するものは次のとおりである。第一に、障害児教育は特別な教育的要求を持つ児童が社会的弱者に転落する現実を認識しなければならない。第二に、障害児教育の大前提として「正常」があり、その前提のために治療、補償が位置しているのではないのかについて振り返ってみなければならない。これを改善するために、障害児教育は既存の治療補償的障害観と専門家中心主義に対する反省を通し、障害者の歴史と文化を教える教育、障害者のエンパワメントをはかる教育へと進んでいかなければならないであろう。

■目次

I. 序論
 1. 研究の意義と目的
 2. 方法
II. 障害モデルの類型
 1. 個人モデル
  1) 医療モデル
  2) 障害の心理学
  3) リハビリテーションモデル
 2. 社会モデル
  1) 障害の社会学
  2) 「障害」に対する当事者の認識
   (1) 独立生活(IL)モデル
   (2) 社会モデル
  3) 障害学(Disability Studies)
III. 障害者運動の背景
 1. 障害者運動の背景
  1) 独立生活運動
  2) 障害者差別理論と差別の事例
 2. 障害者運動の理解
  1) 社会モデルの問題提起
  2) 障害者当事者主義と障害者運動
IV. 韓国における障害者運動の展開と動向
 1. 障害者運動の展開
  1) 障害者福祉法 改定運動と障害者雇用促進法 制定運動
  2) 特殊教育振興法 改定運動
  3) ピョンテク市エバダ事件の解決運動
2. 最近の障害者運動の動向
  1) 障害者移動権運動
  2) 障害者差別禁止法の制定運動
V. 障害者運動と特殊教育
 1. 障害者当事者の言説からみた特殊教育
  1) 障害者差別と特殊教育研究
  2) 正常の概念と特殊教育研究
  3) 専門家中心の特殊教育研究
 2. 障害者当事者の言説を受容した特殊教育
  1) 障害者の歴史と文化をおしえる特殊教育
  2) 障害者の教員の必要性
  3) 障害者のエンパワメントと特殊教育
VI. 結論

参考文献

英語要旨



*作成:クァク・ジョンナン
UP: 20110419 REV:
全文掲載  ◇障害者と教育 
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