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> HOME 安原 荘一 Date: Wed, 2 Jul 2003 12:09:29 +0900 (JST) Subject: 日本学術会議あて、撤回、謝罪要求文 (以下公開、転送歓迎) 前略 日本学術会議殿 貴会議特別委員会が先日対外報告(暫定版)として、公表した 、報告書は、内容の一部に障害者差別を含み、また、政府案を 妥当なものと考えると言う結論が、何の論証もなく導き出され ており、到底容認できるものではありません。 障害者差別部分に関して、公式に謝罪すること、及び、内容的 に非常に問題が多い対外報告を、即刻撤回することをここに要 求いたします。 2002.7.2 安原 荘一 関東社会学会、日本解放社会学会所属 精神障害者(2級) 全国「精神」病者集団 WNUSP 会員 以下 内容に即しての批判 概要P1 16行目 「むしろ法案成立後の施行過程においても」 −法案成立を前提としている。政治的中立性からして問題。 P.3 20行目 「(措置入院制度により)不当に早い退院や不 当に長期の入院が生ずることになる」−データーが存在してい ないのに断言している。 23行目「入退院判断に裁判官を関与させるのは、治安を優 先させるものとの批判があるが、裁判官は、人権への配慮をな しつつ処遇判断を行なうべき任務を負っており、その適正な遂 行が期待される」−適正手続きが、保証されていない「審判」 制度に関する言及なし。「期待」とはどういう意味か。 P.4 12行目「(障害者の存在は)とりあえず健常であること への感謝の気持ちを抱かせるとともに」−健常者は絵障害者を みて自分は障害がなくって良かったと感謝するのか !信じがたい差別的障害者観であり、撤回謝罪を要求する。 16行目「障害者とともに生きる生きることから生まれる他者 へのいたわり、優しさを自分のものにすることによって、自分 自身の人格、魂を高める契機を提供するものである。」−障害 者は健常者の人格向上用教材か! P.7 3行目「このための方法として、今回、政府案において提 案されている手続きは、従来の医療モデルに最小限の司法機能 をつけくわえたものとして妥当であると考えられる」 ー「妥当と考えられる」根拠の記述がどこにもない。妥当と考 えた以上その根拠を示すべきである。2度にわたって、「強行 採決」が行なわれた法案に対する政治的中立性から考えても、 大問題である。 報告 P.8「現在、心神喪失者治療観察法案(法案の名前間違え)が 国会で審議中であり、どのような方向進むかは、国会の審議に ゆだねることとなるが、いずれの方向にすすむにし ても、ーー精神障害者との共生社会を構築すべきであろう」ー これが委員会の基本的スタンスと言うのなら理解できる。しか し、ならば何故、法案成立後といった表現、「政府案が妥当と 考えられる」と言う論証のない結論が、概要に入っているのか ? PP.44「健常者にとっては、特に「触法精神障害者」と呼ばれ る障害者を隔離する方が障害者の他害行為(の可能性)からま もられるというメリットが存在するからである。」 ー散々批判された「社会防衛論」であり、政府でさえ、このよ うな見解は、取っていない。学術会議独自の見解である。 安原 荘一 社会学(保険論、リスク論) 関東社会学会、日本解放社会学会所属 社会臨床学会(近日 所属予定) cf. ◆2003/06/24 日本学術会議「精神障害者との共生社会特別委員会」報告(2003年6月24日) 「精神障害者との共生社会の構築をめざして」 (暫定版。報告書は、諸外国の事例を追記したものを同会議内の諸手続をふんで正式に「報告書」として冊子にして公開する。) 概要は以下 http://www.geocities.jp/jngmdp/gaiyo.htm 全文は以下からダウンロード PDF・928KB http://www.geocities.jp/jngmdp/gakujutu.pdf WORD・380KB http://www.geocities.jp/jngmdp/gakujutu.doc UP:20030702 ◇「心神喪失者医療観察法案」2003夏 ◇全文掲載 |