「「医療観察法案」に反対する「抗議」と「激励」のお願い」
0の会世話人
大野 萌子 20030315
last update:20110530
「精神障害者」のみなさん、家族のみなさん、「精神障害者」の差別を許さない皆さん、医療従事者の皆さん。
現在、参議院法務委員会、厚生委員会で「医療観察法案」が審議されています。
皆様はそれをご存知ですか?
法案の中身は、「精神障害者」で違法行為を行なった者を、特別な施設へ隔離しようとするものです。
その上、この隔離政策法案は様々な問題をはらんでいます。
その問題の第一は、罪を裁いて隔離するのではなく、「将来罪を犯すかもしれない」と予防的に施設に収容しようとするものです。罪を裁くのではなく「人」を裁くのですから、とんでもないことといわねばなりません。
また第二に、犯罪行為に対して「刑」が決められるのに対して、この法案は不定期刑、つまり、一生施設に封じ込めてゆこうとするものです。こんな理不尽なことはありません。
これは「精神障害者」差別で、今よりも差別が強化されることであり、絶対に認めることは出来ません。
それに加えて第三に、皆様に考えていただきたいのは、この法案を認めたら、やはり「精神障害者」は「危険な存在」と決め付けている偏見を煽り、私達を苦しめている偏見は到底除去できないでしょう。
つまり、差別の強化ばかりではなく、「精神障害者」への偏見が助長され、強化されます。
この法案が国会を通れば、「精神障害者」は、いま以上生にくい社会が到来します。
そんな生きにくい社会への変貌を私達は許すことができますか。
そこで、皆様に次の行動を提案します。
この法案を必死で抵抗している国会議員に激励しましょう。
参議院 法務委員会 福島 瑞穂様
mizuho-office@jca.apc.org
「激励文案」
審議中の「医療観察法案」には絶対反対です。先生のご活躍を全国の精神病者が期待しています。廃案になるよう頑張ってください。「 頑張れ 頑張れ 瑞穂!!」
この法案を審議する法務委員会 委員長 魚住 裕一郎氏に抗議しましょう。
参議院 法務委員会委員長 魚住 裕一郎様
uozumi_hp@uozumi.gr.jp
「抗議文案」
今国会で審議中の「医療観察法案」は、精神障害者への差別の強化であり、罪刑法定主義の否定と断じます。速やかに廃案されるよう強く申しいれます。
参議院 厚生委員会委員長 金田 勝年様
info@kaneda-k.com
「抗議文案」
今国会で審議予定の「医療観察法案」は「医療を刑事政策の道具」とするもので、断じて容認できません。
強く抗議するとともに速やかに廃案を求めます。
以上 0の会世話人 大野 萌子 文責
*作成:桐原 尚之