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「通知書」

副島 洋明→東京都・福祉局知的障害者福祉課長 1999/03/31

last update: 20151222


              通 知 書
東京都・福祉局                     1999.3.31
知的障害者福祉課長                     愛成学園・代理人
  田中藤太郎殿                       弁護士 副島洋明   
                                       
             愛成学園事件について       

 前略。早速ですが、貴殿との今日(3/31)の電話での話し合いを踏まえて、あらためて
文書により私の“要求”を通知させていただきます。
 
                要求事項       

 東京都として、施設内における職員の暴力について、どういう見解をおもちかを文書にて明
らかにしていただきたい。
 本件事件については、すでに今年の2月25日、岩田園長らが暴力事件とその職員の解雇に
ついて報告しております。施設係・課長補佐の村山氏が応対したとのことです。本日、田中課
長より伺ったところ、3月17日には解雇された職員とその労働組合(福祉保育労組)も本件
解雇事件について「不当解雇であり、解雇処分の撤回の指導をされたい」旨の申し入れにきた
とのことであります。
 本件事件は、岩田園長の報告からすでに1ケ月以上、暴力事件が発覚したのが2月6日、解
雇したのが2月8日ですので、約2ケ月近くになろうとしていますが、その間、知的障害者施
設の指導・監査等にあたる福祉行政としてどのような検討をなされてきたのか、を明らかにし
ていただきたい。
 私としては、昨日FAXした4月9日の集会に向けた〈支援要請文・・呼びかけ文〉にあり
ます通り、〈福祉施設内から職員による利用者に対する暴力を一掃する〉〈悪質な暴力職員は
解雇されるべきとの基準(スタンダード)をつくる〉ことが、今、知的障害者施設において切
迫した緊急課題であると認識しております。これまで東京都において、このような職員らの暴
力に対してどのような認識をもち今後の取り組みとされているか、を明らかにしていただきた
い。福祉行政が施設内の職員による暴力に寛容で甘い認識しかないとすれば、それこそ重大で
す。まず、障害者福祉部・知的障害者福祉課として、職員による利用者に対する暴力に対して
どのような認識と姿勢、つまり〈施設運営基準〉をおもちか、を明らかにしていただきたい。
 4月9日(金)までに文書にて私のところにご回答いただけるよう、強くお願いいたしま 
す。                               以上  。



愛成学園事件  ◇全文掲載

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