「自立生活国際フォーラム開催要項」
last update: 20151221
自立生活国際フォーラム開催要項
(第10回 障害者自立生活研究会)
英語版
1.目的:
1983年にアメリカの障害をもつリーダー達が日本の障害者に紹介した自立生活運動は、これまでのものとは異なり、福祉サービスの受け手から担い手へと障害当事者の立場を変換し、障害者の地域での生活を当事者自身が支援するものです。以来、日本では全国に80近いセンターが設立され、イギリスなど欧州諸国においても自立生活運動は、活発に展開されています。また、近年、アジア諸国においても当事者の運動が芽生えてきています。
そこで、これまでの活動を検証するとともに、日米欧の自立生活運動のリーダーにアジアの障害当事者を交えて交流を深め情報を交換します。そして、これからの支援体制などについて話し合い、国際間の自立生活運動のネットワークを構築するために以下を目的とし、本フォーラムを開催します。
(1) 障害者の自立生活運動に関わる人々の国際交流を深め、情報交換を行います。
(2) 各国の自立生活運動を支援するための基礎作りの機会とします。
(3) 第1段階として、アジア諸国の自立生活運動の進展を促します。
(4) 本フォーラムを準備段階とし、将来的に、自立生活センター国際機構設立を目指します。
2.期日:1998年11月2日(月)〜4日(水)
3.場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流館 & 研修館
4.主催:全国自立生活センター協議会
5.協賛:財団法人東京国際交流財団/財団法人日本障害者リハビリテーション協会/
財団法人キリン福祉財団/キリンビール株式会社/株式会社日立製作所/
6.後援(予定):東京都/東京都社会福祉協議会/DPI日本会議/他
7.内容:
(1)フォーラム・プログラム
時間 内容
1日目(11/2)
12:30〜
受付
13:15〜14:00
オープニング・セレモニー
・JIL代表挨拶
・来賓挨拶
・基調報告 〜わが国の障害者運動における自立研の歩み〜
三ツ木 任一(放送大学 教授)
1日目
(11/2)
14:00〜17:00
記念講演
テーマ=当事者中心の社会サービスシステムの構築を目指して
スピーカー=日本:中西 正司(ヒューマンケア協会 代表)
米国:ジュディ・ヒューマン(アメリカ合衆国 教育省 次官)
英国:ニック・ダナファー(英国障害者組織協議会
自立生活委員会 議長)調整中
司 会=木村 真理子(東海大学 助教授)
18:00〜20:00
交流会
2日目
(11/3)
10:00〜16:30
分科会
1 国際的な視点からみる自立生活センターの意義
スピーカー
ジュディ・ヒューマン(アメリカ合衆国 教育省 次官)
定藤 丈弘(大阪府立大学 教授)
山本 誠(聖隷浜松衛生短期大学 助教授)
座長=樋口 恵子(全国自立生活センター協議会代表)
2 当事者提供サービスとコミュニティケア
スピーカー
ニック・ダナファー(英国障害者組織協議会自立生活委員会 議長)調整中
立岩 真也(信州大学 助教授)
「いまあらわれてきてしまっていること」
茨木 尚子(明治学院大学 助教授)
座長=中西 正司(ヒューマンケア協会 代表)
3 自立支援と関連法の整備
スピーカー
石毛 えい子(衆議院議員)
横山 晃久(HANDS世田谷 事務局長)
栃本 一三郎(上智大学 助教授)
座長=三澤 了(DPI日本会議 事務局長)
4 アジアの自立生活運動の支援とこれから求められるもの
スピーカー
ドンジョー・キム(韓国小児マヒ協会 マネージャー)
中西 由起子(アジア・ディスアビリティ・インスティテート 代表)
山口 和彦(東京都視覚障害者生活支援センター課長)
座長=植村 英晴(日本社会事業大学 助教授)
5 当事者運動と権利擁護
スピーカー
ベルナルド・メルカド(HACI、議長)
東 俊裕(ヒューマンネットワーク熊本 代表)
金 政玉(DPI障害者権利擁護センター 事務局)
加藤真規子(全国精神障害者団体連合会事務局長)
座長=北野 誠一(桃山学院大学 教授)
3日目(11/4)
9:30〜12:00
シンポジウム
テーマ=各国におけるこれからの自立生活運動の進め方と
国際的連帯へ向けて
スピーカー=日 本:八代 英太(衆議院議員)
米 国:ジュディ・ヒューマン(アメリカ合衆国 教育省 次官)
英 国:ニック・ダナファ-(英国障害者組織協議会
自立生活委員会 議長)調整中
韓 国:ドンジョー・キム(韓国小児マヒ協会 マネージャー)
フィリピン:ベルナルド・メルカド(HACI,、議長)
コーディネーター=樋口 恵子(全国自立生活センター協議会 代表)
12:00〜12:30
クロージング・セレモニー
〜自立生活センターの国際的連帯へ向けての決議宣誓〜
(2)その他プログラム:インターネット・ルーム & JILルーム
プログラム
内容
インターネット・ルーム
・JILホームページの発表
・パソコンとインターネットの基礎講習(専門家が常置し指導)
・ 世界に向けて研究会の情報や参加者の意見などを発信
・ パソコンを利用したコミュニケーション装置の設置
JILルーム
・ JILや関係団体の書籍販売
・ 各団体のパンフレットや各種資料の設置
・ 全国から集まる参加者の交流と情報収集の場の提供
8.定員:250名〜300名
対象=自立生活センター関係者、研究者、社会福祉関係者、行政福祉担当者、
一般市民など(JICA研修生も参加予定)
9.海外ゲスト・スピーカー
・アメリカ=ジュディ・ヒューマン(Judy E. Heumann)氏
職業:アメリカ合衆国 教育省 特殊教育・リハビリテーション・サービス局次官
(Assistant Secretary, U.S. Department of Education)
略歴:ニューヨークに生まれ、1才半の時に小児マヒになる。1975年にカリフォルニア大学バークレー校において健康管理学修士号取得後、1982年まで副所長としてバークレー・自立生活センターに勤める。1982年〜1983年の間、カリフォルニア州リハビリテーション局局長付特別補佐官として勤務した後、エド・ロバーツ氏などとともに、世界障害研究所(World Institute on Disability)を設立、副所長に就任する。
1993年にクリントン大統領に指名され、アメリカ合衆国 教育省 特別教育・リハビリテーション・サービス局次官となり、現在に至る。
・イギリス=ニック・ダナファー(Nick Danagher)氏
職業:英国障害者組織協議会自立生活委員会議長(Chairperson, BCODP IL Committee)
・韓国=ドンジョー・キム(Dongho Kim)氏
職業:韓国小児マヒ協会マネージャー(Manager, Korea Polio Foundation)
略歴:ソウルのヨンセイ大学において社会福祉学修士号を修得。その後、一般企業に勤め、1993年より現在の職に就いている。
今年5月にヒューマンケア協会主催の自立生活プログラムにも参加した。
・フィリピン=ベルナルド・メルカド(Bernardo Mercado)氏
職業:HACI、議長(Chairman, Handicapped's Anchor is Christ, Inc.)
10.実施体制:
・実行委員:三ツ木 任一(放送大学 教授)
植村 英晴(日本社会事業大学 助教授)
茨木 尚子(明治学院大学 助教授)
中西 正司(ヒューマンケア協会 代表)
三澤 了(DPI日本会議 事務局長)
樋口 恵子(全国自立生活センター協議会 代表)
・事 務 局:高橋 修、奥平 真砂子、畑 雅子(全国自立生活センター協議会)
11.参加費:(1)フォーラム @全日程参加費(11/2〜4) =4,000円
A1日目のみ参加費(11/2)=1,500円
B2日目のみ参加費(11/3)=2,000円
C3日目のみ参加費(11/4)=1,500円
*フォーラム参加費には資料代も含まれます。
(2)交流会参加費(11/2)=5,000円
12.宿泊:11月2日・3日の宿泊ご希望の方は、申込用紙の宿泊欄にご記入下さい。
宿泊場所=国立オリンピック記念青少年総合センター 宿泊棟
(〒151-0052東京都渋谷区代々木神園町3-1 пF03-3467-7201)
宿 泊 費=2,500円(1泊)
13.交通手段:添付地図参照
・小田急線 参宮橋駅より徒歩3分
・都バス 代々木5丁目下車 徒歩1分
* 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用下さい。
14.申込方法:添付の申込用紙に必要事項をご記入の上、10月5日(月)までに、下記事務局宛にお申し込み下さい。申込は先着順です。
事務局=全国自立生活センター協議会(担当:奥平、畑)
〒190-0022 東京都立川市錦町 1-3-13 島村ビル102
пF042-529-1169 FAX:042-525-4757
E-MAIL:mailto:asv69068@pcvan.or.jp
15.その他:
(1)介助者を同伴する方は、必ず介助者分も申込用紙を記入してください。
(2)参加者、及び、宿泊の部屋数には限りがありますので、定員になりしだい締め切ります。
(3)費用は、当日お支払い下さい。
●オリンピックセンター案内図
国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流館
(〒151-0052東京都渋谷区代々木神園町3-1 пF03-3467-7201)
[自立生活 国際フォーラム]参加申込書
(ふりかな)
氏名
障害
有 ・ 無
所属
職場住所
〒
自宅住所
〒
電話番号
( ) −
FAX番号
( ) −
補装具
該当するものに“○”を付けてください。
1.手動車いす 2.電動車いす 3.松葉杖 4.その他( )
介助者
該当するものに“○”を付けてください。(介助者は確保していません。)
1. 同伴する (介助者名: ) 2.同伴しない
(介助者を同伴する方は、介助者分も申込用紙を記入してください。)
あなたが介助者の場合、同行する方の氏名:
参加日程
参加費
該当するものに“○”を付けて下さい。
フォーラム @全日程参加費(11/2〜4) =4,000円
A1日目のみ参加費(11/2)=1,500円
B2日目のみ参加費(11/3)=2,000円
C3日目のみ参加費(11/4)=1,500円
交流会(11/2) =5,000円
分科会
希望の分科会番号に“○”を付けて下さい。
第1分科会
第2分科会
第3分科会
第4分科会
第5分科会
宿泊
食事
その他
該当するものに“○”を付けてください。
・2日の宿泊を 1.希望する 2.希望しない
・3日の宿泊を 1.希望する 2.希望しない
・3日の昼食を 1.希望する 2.希望しない
・介助者と別室 1.可 2.不可
・ 宿泊の場合朝食を 1.希望する 2.希望しない
・ 手話通訳を 1.希望する 2.希望しない
ご参考
宿泊費:約2,500円、 朝食代:500円、 昼食代:700円
申込にあたっての注意
1.介助者を同伴する方は、必ず介助者分も申込用紙を記入してください。
2.申込は先着順です。申込締切は、10月5日(月)です。
送り先:全国自立生活センター協議会(担当:奥平、畑)
〒190-0022東京都立川市錦町1-3-13-102
TEL:042-529-1169 FAX:042-525-4757