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「第一回ピープルファースト研究会」


last update: 20151221


        第一回ピープルファースト研究会

 障害者をとりまく環境は、とても厳しい。そういう状況の中で、私達は
アメリカやカナダで推進されているピープル・ファースト運動(注1)を、
いくつかの書物やパンフレットから知るようになりました。
 ピープル・ファーストは知的障害を持つ成人の団体であり、「当事者が
自分で自分自身の権利を擁護すること」をいろいろな形で主張しています。
「なんか難しいなぁ」と思う人もいるかもしれませんが、その主張は当事
者が自信を持つこと、元気がでることと深くかかわっていると思います。
−−奪われている「人間性」の回復。
 私達はそんなピープル・ファーストの考えや活動に共鳴し、その活動を
学んでいきながら、地域で当事者自身が主人公である運動を展望していき
たいと考えています。但し、あせることなく、進めていきたいと思ってい
ます。(注2)
 そして、第1回目は「私達、おくれているの?」(現代書館)カリフォ
ルニアピープルファースト編の訳者の一人である斉藤明子さんをお招きし
て、障害者当事者、支援者、他の人達とともにリラックスした雰囲気の学
習会を開きます。ふるってご参加ください。

○8月2日(日曜日)
○時間:午後2:00〜午後5:00
○場所:Lソフィア(梅田センター) 第二研修室
    東武伊勢崎線梅島駅徒歩5分 
○主催:ピープル・ファースト研究会・足立(仮称)

その後、結成!大交流会!!

(注1)ピープル・ファーストとは「知恵遅れ」や「障害者」ではなく「まず
人間として扱われたい(ピープル・ファースト)」という熱い思いがこめられ
た言葉であり、当事者の自治組織がこの名称を使用している。
(注2)「はやく、ゆっくり」:「日本脳性マヒ者協会「青い芝の会」の会長を
務め、全国障害者解放運動連絡会議結成時の代表幹事でもあった横塚晃一さんが、
1978年に逝く前に残した言葉である。障害者のおかれた過酷な現状を一刻でも早
く何とかしていきたいが、そのとき当事者である障害者が主体となって障害者の
ペースで運動が進められていかなければもともこもない。その道を踏み外したと
ころには本当には何も生まれない。そうした精神は、ピープル・ファーストの歩
みと重なっている。〜パンフレット「はやく ゆっくり」より〜

(添付のビラ)
知的障害者の当事者運動を!

 ・ピープル・ファーストを知っていますか?
 ピープル・ファーストとは、アメリカやカナダを中心とした成人の知的
障害者団体のことです。そして、当事者が自分で自分の権利を擁護すると
いう理念のもと様々な運動を展開しています。
 ピープル・ファースト発祥の地、アメリカやカナダでも「彼らにはどう
せわからない」、「彼らは何もしらない」という考え方で、個人の尊厳や
プライバシーの侵害が行われています。そのような環境の中で、ピープル
・ファーストは供与区名当事者運動を推進すべく立ち上がったのです。
 ピープル・ファーストの「自分達が中心となって」や「自分に自信をも
ち、自己主張する」という主張や実践は私達に感銘を与えました。そして、
「そうじゃなければいけないんだ」ということを確信するに至りました。

 ・知的障害者をとりまく状況
 私達は、地域で主に知的障害者と関わり、共に活動してきました。その
中で知的障害者は、会の運営や方針、そして当人の自立に向けた話し合い
をするという、自分に直接関わることからさえ、蚊帳の外に置かれること
が多いと感じてきました。(当事者が知らないうちに事態が進行している)
 なぜそのようなことになるのでしょうか!それは知的障害者に尊厳を認
めず、大切なことは彼らには決められないという発想で、彼らと関わって
いるからです。そのような環境のもとに置かれた知的障害者は、一方的に
与えられたものを享受するだけとなり、知らず知らずのうちに「人間性を
奪われている」というのは言い過ぎでしょうか。
 知的障害者が地域で、自立していくとそしてイキイキと生きることは、
本人が自信や人間性を回復していくというプロセスを踏み、あるときは仲
間と共に「自分自身の道を切り開いていく」ことではないでしょうか。こ
のことは、他の障害者、あるいは健常者にも言えることです。そしてその
ような、環境と実体を共につくっていくことが必要とされているのです。
それは当事者をとりまく人々−−親、兄弟、支援者−−の関わりを考えさ
せるようなものになるでしょう。そしてこういった人々の自立を暗示して
いるように思えます。
 私達は知的障害者が学校や職場、その他いろいろな場所で不当な扱いを
受けないことや地域でイキイキと自立生活を送る権利などを知的障害者が
「主人公」となり、自分自身で主張、推進していけるように共に歩んでい
きたいと考えています。それは自信が権利と義務を有している人間として、
人間性や尊厳を獲得していく闘いでもあるのです。
 最後に、私達の取り組みは当事者である障害者が主体となることを、大
前提であると考え、あせらず障害者のペースで物事を進めていくというこ
とを常に念頭に置いて活動していきたいと考えています。
 多くの人々の理解と参加を!

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お問い合わせは
文理研・水島までお願いします。
  水島たかし    mtakasi@ca.mbn.or.jp
  文理研→ http://plaza9.mbn.or.jp/~n2s/ e-mail:n2s@usa.net
  駒場寮問題に注目→http://www.netlaputa.ne.jp/~komaryo/



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