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『当該を見殺しにせず,京都の教育を守るべしーー明日なき心臓に障碍を持つ京都市立松原中学校・辻範子教諭のために直訴(京都府教育委員会教育長・安原道夫,京都市教育委員会教育長・崎野隆宛 1997年12月18日)』

大葉 利夫 1997

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last update: 20200320


大葉利夫,1997h,『当該を見殺しにせず,京都の教育を守るべしーー明日なき心臓に障碍を持つ京都市立松原中学校・辻範子教諭のために直訴(京都府教育委員会教育長・安原道夫,京都市教育委員会教育長・崎野隆宛 1997年12月18日)』.

1997年12月17日

京都府教育委員会教育長 安原道夫 殿
京都市教育委員会教育長 崎野 隆 殿
              あらゆる差別を無くし生きる!!
              「差無生」運動推進協議会会長
              「障碍」を持つ教師と共に・連絡協議会代表
               大葉 利夫(都立小金井北高等学校教諭)

       当該を見殺しにせず、
       京都の教育を守るべし
      −− 明日なき心臓に障碍を持つ京都市立
         松原中学校・辻範子教諭のために直訴 −−

s971217b
(大葉 1997g)
1997年12月18日

(1997年12月17日増補版)

京都府教育委員会教育長 安原道夫 殿
京都市教育委員会教育長 崎野 隆 殿
              あらゆる差別を無くし生きる!!
              「差無生」運動推進協議会会長
              「障碍」を持つ教師と共に・連絡協議会代表
               大葉 利夫(都立小金井北高等学校教諭)

       当該を見殺しにせず、
       京都の教育を守るべし
      −− 明日なき心臓に障碍を持つ京都市立
         松原中学校・辻範子教諭のために直訴 −−

 当該が、1994年8月復帰の時点から、「授業の持ち時間を減らす必要」を訴えてきたこの歳月は、あまりにも長すぎるものであります。その訴えの実現を京都教育委員会が果たさない中で、当該が病床に倒れて職場を離れざるを得なくなった事、当該の負担が同僚や生徒への負担転嫁を引き起こした事、当該をひどすぎる学校に転勤させ、退職届を出させるまで追い込んでしまうような過失(退職届は取り下げられた)を犯してしまった事、本年7月以降当該が職場で勤務出来ぬようにしてしまった事、自宅での生活を不可能にしてしまった事、給料を停止し生活権を奪った事、解雇に至らしめようとしている事、それらすべては教育委員会の責任であります。障碍を持つ教師が排斥・排除されていく過去のシナリオを現在も用いているのは京都教育委員会であります。この障碍を持つ教師に対する不当で間違った京都教育委員会の行ないは、社会的に決して許されるものではありません。教育委員会の本来の職務は、人を大切に出来る心を育む心を育てる事が、最も求められているものであります。弱者に対する今回のような「いじめ」を超えた非人間的な行為が教育委員会にあってはなりません。94年以降の長すぎる年月にも拘らず、再び本年3月復帰時および復職時に、当該の持ち時間を減らす必要性が書かれた主治医の診断書が出されても、放置をしてしまうのはなぜなのか。現任校への異動を決定する前に、遠すぎるA校への異動を避けたのは、何のためだったのか。A校への異動に関して薮田氏と私で当該のために合意形成した中身は何だったのか。それはA校の場合、持ち時間数は現任校より減るものの、別枠の講師配当が5月中に実現した場合、通勤に便利である現任校が適当であるという事ではなかったのか。5月中に市教委と私達との相互努力により、持ち時間数を減らす実現が大前提であったはずである。その大前提を無視して、この事態に至らせ、当該にのみ責任をなすりつけるのは、あまりにも汚いやり方ではないか。汚すぎます。あまりにも汚すぎます。更に言えば、現行制度の中で講師時数が不足しているから、障碍を持つ教師にはその分を優先して配当しないという論理は、弱い者を後回しにする典型的な差別行為である事を認識出来ていないのであります。表現はよくないが、弱い者を助けるという事は、限られた食糧を他の者が我慢してでも、分け与える事である。それもしないで、弱い者が餓死する事を京都教育委員会はよしとしている自らの恥ずかしき行為を知るべきである。今からでも遅くない。餓死寸前にまで追いやった当該を救えるのは、私達ではなく、京都教育委員会以外にないのである。少しの食糧を弱い当該に分け与える事をしないばかりか、更に餓死させようとしているのが、京都教育委員会の今行なっている行為である。私達は、そのような極当り前の、無い中から分け与える行為も出来ず、更に当該が持っていた食糧までも取り上げようとしている京都教育委員会のひどい実態と他の都道府県では既にそのようなひどい行ないを改めている今日である事を伝えに、またそれを知って正しい方向に導く事が出来る立場にある教育長に直接お会いしに参ります。過去2回は、当該の不利益や危機が大きくなる事を知りながらも、現行システムの判断の出来ない担当者との話し合いを我慢して行ないました。結果は言うまでもない、当該だけに責任をなすりつけ、自分達は地位と権力を持った安全な立場で、自分達の誤った正当性を主張し続けるひどい有様でした。無駄なものでした。現状はノーマルではありません。このような時こそ、教育長自らが対応されるべきです。

 直訴日時予定
 1997年12月22日(月)16時30分〜12月24日(水)




*作成:安田 智博
UP: 20200320 REV:
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