HOME > 全文掲載 >

「対三島医学部長公開討論会要求全学集会へ」

東大福祉研 19840624

last update:20150505
Tweet

すべての皆さん!
 報徳会宇都宮病院と東大医学部のゆ着構造、すなわち、医学部の医者はパート医として宇都宮病院に名を連ね、見返りとして「患者」をサラシ物にする「症例研究会」への出席、「患者」への人体実験、さらに研究費の提供といったことが行われていた、という事態に対して、今、糾弾の声があがっている。中心にあるのは、研究至上主義と「精神病者」に対して何をやってもいいという差別主義の最悪の結合である。
責任を取ろうとしない東大医学部
東大医学部当局は、精神科医師連合が出した公開討論要求に対して、拒否回答を行った。三島医学部長は抗議された結果、話し合うことを約束し、予備折衝が18日の月曜日に行われることになった。だが、折衝の場に三島医学部長は現れず、「代理」と称する(権限委任はされていない)教官が、@医学部内の者に対する説明会(つまり被害者抜きである)とする。A浅香、武村等、具体的に宇都宮病院に行っていた者に対して医学部長から出席要請はしない。なる条件を出してきた。
 だが、何よりも、東大医学部が謝罪すべき相手は宇都宮病院でリンチされ、「研究材料」とされた「患者」であり、宇都宮病院を利用してきた医者が謝罪すべきではないか。このような、被害者不在の差別回答が許されるはずはない。
精医連の抗議行動に連帯しよう
 医者であり、医学部長である者が、このような回答を行なうとは、絶対に許せないことである。公開討論会要求を行なっていた精医連は、これに対して、誠実な回答を医学部長に求めて座り込みを開始した。我々は、この被害者不在の差別回答を糾弾する立場から座り込みを支持する。
 来る6月27日の水曜日に、三島医学部長に公開討論要求を再度つきつける全学集会が開催される。我々、福祉研も共催団体としてこの集会に参加する。すべての皆さんがここに結集し、東大医学部を糾弾してゆくことを訴える。
―――
三島!「出てこい」全学集会
6月27日(水曜日)
12時〜 医学部本館前(赤門入って真っすぐ)
主催:東大精医連
共催:東大福祉研 他

*作成:桐原 尚之
UP:20150430 REV: 20150505
精神障害/精神医療  ◇全文掲載 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)