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「坐りこみニュース」No.4

東大精神科医師連合 19840622

last update:20150505
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三島逃亡5日目突入!昨日、精神科教室会議(外来一派)を追及
 6月21日、我々は、宇都宮病院と長きにわたり癒着し続けてきながら、陰■と居直りに終始している精神科外来一派の丹羽真一(助手)を追及した。日共・民青の指導的立場にあった丹羽は、この10年間、一貫して医局講座制解体闘争に敵対し、台人体実験を擁護してきた。丹羽は、宇都宮病院の患者を対象に「研究」を行なってきたが、3.14.宇都宮病院告発以来、彼のやったことと言えば、宇都宮病院の中に貼り出されてあった自分の名前の写真がのった新聞に抗議の手紙を出しただけで、黙している。昨日、恥知らずにも、全く反省のないまゝ精神科研修医を集めて講義を行なっていた。我々の質問に対して、丹羽は、「話しません!」の一言で、又も、黙秘を続け青ざめていた。「病」者からの謝罪要求にも、そっぽをむいたまゝ知らん顔。医師としての基本的モラルをもかなぐりすて、論文の粗製乱造を自己目的化している丹羽を決して許さない。我々精神科医すべてが宇都宮病院の実態に責を負い、二度とこのような「医療」を生み出さない為の作業に今こそ全力■■をしなければならないと考える。その為の第一歩は何か。まず、直接、宇都宮病院にかかわることによって、その差別虐殺「医療」を支えてきた人々が、徹底的に事実を明らかにし、それへの批判を謙虚に受け止め、反省し、被害者に謝罪し、今後、どのような内容で責任をとるのかを示すことだ。そのことこそが、東大医学部病院と宇都宮病院を結びつけた研究至上主義への徹底した反省につながるのだ。
 ところが外来一派は「教室会議ニュース第44号 6.4付」で、自らの宇都宮での「研究」のことに一言もふれず、嘘の居直りで二重の悪事を暴露した。全くどうしようもないやつらだ。我々は、今後も一人一人を追及していくつもりだ。
丹羽真一(外来一派)“ロボトミーはスバラシイ”
ロボトミーがいかに大きな期待と賞賛をもって迎えられたかは、1949年にモニスに対してノーベル医学賞が与えられたことからも推測されよう。
最近、ベンスン(Benson)ら(1981,1982)は、約25年前にロボトミーを受けた患者の長期予後を、神経学的検査・精神医学的評価・脳波・X線CT(コンピュータ断層撮影)・神経心理学的検査を行って評価し報告した。
 彼らの報告によれば、精神医学的評価や前頭葉機能を評価する神経心理学的検査で、ロボトミーを受けた患者群の方が、受けなかった患者群よりも上回る成績をあげたという。
 そのためにはこれまでの蓄積からも貪欲に学ぶ姿勢が必要であろう。ロボトミーの問題もそのひとつで、この問題には精神科医が学ぶべき多くの次元の問題が含まれているように思われる。
丹羽真一「ロボトミーの話」より

クラインフェルター症候群の終夜ポリグラフ的研究
丹羽真一・岡崎裕士・安西信雄・堀口伸子・太田昌孝・斎藤陽一(東大・医・精神科)加藤進昌・花田耕一(帝京大・医・精神科)石川文之進(宇都宮病院)

*作成:桐原 尚之
UP:20150430 REV: 20150505
精神障害/精神医療  ◇全文掲載 
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