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「医学部長室・坐りこみ宣言」

東大精神科医師連合 19840618

last update:20150505
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「医学部長室・坐りこみ宣言」

 私達は、宇都宮病院と東大医学部・病院との構造的癒着の内容を解明し、その責任の所在をつきとめ、二度とこのような「医療」を生み出さない為に、三島医学部長、原沢病院長に対して公開討論会を要求してきました。宇都宮病院の差別・虐殺を支えてきた東大脳研・精神科教室会議(外来派)を中心とする医師達の人体実験・「研究」を可能にしたものは、「精神病」者差別であり、東大医学部・病院における研究至上主義擁護の歴史に他ならないからです。
 しかし、三島医学部長は、5月25日、マスコミを通じて、宇都宮病院にかかわった東大医学部・病院医師の一部への「処分」を発表することで、事実を隠蔽し、責任回避をはかろうとしたのです。しかも、6月7日、三島医学部長は、私達に対し、『公開討論会は行わない』という文書を送りつけ、完全に居直りと逃亡をきめこもうとしました。
 これら前代未聞の暴挙に対し、私達は、6月13日、三島医学部長を追及し、その討論拒否の論理を破産させ、予備交渉を確約させたのです。
 本日、予備交渉に、又もや三島医学部は姿を見せず、代理人3名に、「宇都宮関係者はよばない」「医学部構成員に限って」「説明会」のみ行なうと一方的に回答させ、この間の約束も反古にする有様でした。
 1976年3月、医学部教授総会は、「医学部教授総会全てのメンバーは自らの関係する問題について、患者、「被害者」、学生、学内労働者からの要求があれば、その問題についての公開討論会に出席すること」を了承し、現在に至っています。
 学部長自ら率先して、自らが確約した内容を破るなど絶対許すことはできません。
 現在、医学部・病院当局は、患者、労働者を一切無視した新病棟建設に熱中していますが、宇都宮病院での責任をあいまいにしたまゝで、診療、研究、教育を続行することは認められません。
 私達は、本日、三島・原沢両名及び宇都宮病院関係者が公開討論会に応ずるまで、医学部長室坐りこみ闘争を貫徹することをここに宣言します。

1984年6月18日
東大精神科医師連合
三島医学部長・原沢病院長は「宇都宮病院」公開討論会に応ぜよ!

*作成:桐原 尚之
UP:20150430 REV: 20150505
精神障害/精神医療  ◇全文掲載 
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