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「厚生省の暴力的交渉打ち切り糾弾!「障害者」実態調査2月強行実施阻止!」

「障害者」実態調査阻止全国連絡会議 19830211

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last update:20170130


厚生省の暴力的交渉打ち切り糾弾!
「障害者」実態調査2月強行実施阻止!

「障害者」狩り出し・隔離の差別調査!
全国の皆さん!
去る一月十九日全国で「障害者」実態調査に反対している者たちは、厚生省と交渉を行いました。
私たちは、このたびの調査が
@「障害者」を「軽・中度」と「重度」に分断して、家族・ボランティアの負担等をあて込んだ在宅対策と隔離収容の二本立てで、何とか切りぬけようとする政策の資料となる
A養護学校義務化を強化するもの
B「障害者」の人権を侵して情報をつかんでゆく「障害者」狩り出しである
などの点から、実施に反対して来ました。
これに対し、厚生省は、75年の調査が、「障害者」団体の反対により粉砕されたことから、今回は勝手に選んだ団体と事前に話合う、というポーズをとり、日身連(灘尾弘吉会長)などの団体が賛成したとし、一方では全障連、青い芝、障害連などの反対表明の前に、当初の10月1日予定を延期させながら、ついに2月強行実施をうち出したのです。

1・19?20 20時間におよぶ追及・糾弾!
十九日午後二時半に始まった交渉では、何が何でも実施しようとする当局の一方的な方針に対し、怒りをもって糾弾する声が続き、また、施設における人権侵害、「一日四時間以上介護が必要なものは施設へ」となる見解、生活保護「障害者」に対する年金と自治体手当の収入認定等々の問題を追及し、延々20時間に及びました。

板山更生課長、百名の職員、制服、私服警官に守られ、暴力的に逃亡!
これに対し、厚生省板山課長は、不当な居直りを続け、深夜の霞ヶ関を逃げ回っては戻された末、一月二〇日、午前一〇時半ついに百名の職員、制服警官を導入して逃亡したのです!
「権力やおどしで調査はやれるものではない」(板山課長)と言いながら恥かしげもなく「警察を呼べ」(西沢課長補佐)と命じ、逃亡した厚生省のギマンぶりは今や白日のもとにさらされています!
皆さん、私たちは、80年度「精神薄弱」調査をも見すえつつ、厚生省をきびしく糾弾し、調査阻止を全力で闘い抜く決意です。
全国の皆さんに力強い共闘と、2・23厚生省糾弾全国集会への総結集を呼びかけます。

全国からわき上がる反対の声、声・・・・・
厚生省の実態調査二月強行実施に対する糾弾抗議の声は全国から寄せられています!(敬称略)

調査―差別政策の根源―は絶対に許せない!
「障害者」のニードを無視し、「障害者」の人権をものともせず強行実施する実態調査は、養護学校を強化・正当化し、「障害者」を社会から隔離収容することを目的とした、差別政策の根源に位置するものとして、絶対に許すことはできない。行政は基礎資料のない所に政策はない、と言い切るが、真に「障害者」サイドに立った政策云々と言うならば、先ず行政自らが「障害者」政策として、何をどう行うのか、内容を徹底的に明らかにすべきではないか!現在まで行政がなして来た「障害者」政策は「障害者」の管理と支配をより推進してゆく以外の何ものでもなかった。「「精神障害者」は現在百二十五万人中二十九万五千名が精神病院に収容され、世界一の収容率をもって社会から分断され、収容・隔離され、非人間的な処遇の中に生きている。今後厚生省は五年以内にそれを三十五万名収容を目標とする計画を立てている。
今回の「身体障害者」の実態調査が、「障害者」自ら主体的に生きることを阻む基礎資料作りであり、福祉反動化の中で何が意図されているか明らかであろう。国家の「福祉」ということばによる壊柔をはね返し、真に「障害者」解放をねがう立場から実調を満腔の怒りをもって弾劾します。
(全国「精神病」者集団 大野萌子)

(中略)

今さら健全者の調査を許さない!
我々在宅障害者の多くは、生まれた時からまわりの人間に社会性や主体性を奪われ、男でも女でも人間でもないカタワ者として生かされて来た。障害者が重度になればなる程、生きるための条件として「絶対服従」を強いられている。己れの意志を持つことも許されない。我々に今さら健全者の発想によるアンケート的な調査を行うことを許してはならない。
(埼玉 関根善一)

75年の調査=隔離収容=と全く同じ!
2月に行われようとしている実態調査は賛成できない。隔離収容しようとしているからだ。これは厚生省板山課長が施設整備計画費を百七十億円もとっている、と言っていることからも明らかだ。新聞報道では、在宅対策の調査と言っているが、五年前の内容と何ら変らない。だからこの調査は断固反対していかなければならない。
(千葉 境谷健一)

権力導入に心からの怒りをもって!
厚生省は一方的に話し合いを打ち切り、警察権力の導入によって暴力的に私たちを排除したのだ。私たち「障害者」は人間としての熱い血をたぎらせ、心の底からの怒りをもって厚生省実態調査の強行を糾弾する。国家の人民管理に抵抗する全ての人よ、私たちと共に連帯を!
(東京 宇都宮辰範)

「障害者」本人の意見を聞かずして・・・・
「障害者」実態調査を「障害者」本人の意見を聞かずして強行することは、「障害者」隔離につながる。我々「障害者」は地域で生きることを断固として主張する。地域生活を保障しない今回の実態調査は断じて許せない。
(静岡 田中和平)

2・23 厚生省の暴力的交渉打ち切り・実態調査強行実施糾弾全国集会
〈日時〉 2月23日(土) 午後二時?四時三〇分
    厚生省抗議デモ午後四時三〇分?五時三〇分
〈場所〉 社会文化会館(社会党本部)
地下鉄有楽町線「永田町」、丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」
下車徒歩五分 TEL03−580−1171

*作成:桐原 尚之
UP:2010528 REV:20170130
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