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抗議文

1・29刑法改悪阻止・保安処分粉砕全国総決起集会参加者一同 19830129


 私たちは、刑法改悪・保安処分新設を阻止するために本日集会をもちました。
 現在、一昨年の名古屋パネル粉砕闘争に対して、刑事事件として、名古屋地検は捜査を進めています。
 これは、名古屋弁護士会内の一部弁護士による告発行為に基づくものです。
 この告発自体、刑法改悪に反対して闘う者を権力に売り渡す行為に他ならず、しかも人権を守るべき弁護士が行ったという点で許すべからざる行為です。
 さらに名古屋地検が昨年名古屋弁護士会に対して行った捜査協力要請に対して、名古屋弁護士会会長名で回答されたということを聞き及ぶに至り、私たちはこのことに満腔の怒りをもって弾劾するものです。
 このことは、名古屋弁護士会が、名古屋地検=国家権力の圧力に屈したことを示しており、刑法改悪阻止闘争に分断と混乱をもたらす行為だからです。
 名古屋地検への回答を契機として、名古屋パネル粉砕を闘った人々に対する捜査は、にわかに活発化してきており、近い将来、刑事弾圧も予想される事態に至っています。
 刑法改悪阻止闘争が重大な局面を迎えている今日、国家権力の闘う人民への弾圧を導くものとして、名古屋弁護士会の地検への捜査協力を強く弾劾する。
一九八三年一月二九日
1・29刑法改悪阻止・保安処分粉砕全国総決起集会
参加者一同


*採録:桐原 尚之
UP: 20121105 REV:
反保安処分闘争  ◇全国「精神病」者集団全文掲載 
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