「「Ｙ裁判闘争の１０年の記録」発刊のお知らせ！」
多摩川保養院を告発し地域精神医療を考える会 19800901
日々、課せられた多くの問題と取り組んでいる皆さん！
私たちの会は御存知の通り、精神病院を相手どり、民事訴訟という形で裁判闘争をやってきました。 法廷闘争は‘７１年に始まり、’７９年に和解という形で終了しました。
さて、私達は法廷での闘い方に無知でしたし、先輩達の闘ったまとまった記録がないのに苦労しました。私達の合言葉である「第２、第３のＹ事件を起すな！」を目指すなら、裁判で勝ちとった賠償金を、この目的に役立てるのは当然の義務と思います。
そこで私たちは、現在も法廷で闘っている、あるいは、これから闘おうとしている仲間に、私達の闘いの軌跡を参考にしてもらいたいと思い、ここに資料集を発刊する次第です。
〈内容紹介〉
①大学ノート版で、約３００頁、厚さは約１０㎜です。
②Ｙ事件の第１歩から、初めて読む人でも判るようになっています。
③第１回の準備書面から、最終の同書面まで、原文のまま記載してあります。
④川崎市精神衛生相談センター記録・同市大師保健所面接記録・警察記録・精神病院のカルテなど原文のまま記載してあります。
⑤川崎市職員・警官・主治医・両親など全証人の証言について重複部分を除き、法廷速記録の通り再現してあります。
⑥和解文もそのままのせ、合わせて、私達の見解ものせてあります。
〈費用〉＝１部→２，０００円です＝
損害賠償金のうち、弁護士費用を除いて全てこの発刊に充当しましたが、それでも不足です。従って、この本は「赤字発刊」です。 あからさまに言えば、数十万円の赤字ということです。
しかし、当会の目的から言えば、この本を読んでもらって、各々の参考になるならば、それで良いと考えた訳です。
〈申込先〉?まず、連絡下さい！
横浜市緑区西八朔４?１８ 阿部信真
＝多摩川保養院を告発し地域精神医療を考える会＝
連絡先 横浜市緑区西八朔４－１８ 阿部方
＊作成：桐原 尚之