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赤堀中闘委ニュース8号

赤堀中央闘争委員会 19791101

last update:20120507

年内抗告棄却・死刑執行阻止!
―「障害者」差別を許さず、無実の赤堀政夫さんを生きて奪い返そう!―

赤堀さんの近況

満五十才の誕生日が過ぎ(五月十八日)、獄中での斗いも満二十五年をこえましたが(五月二十四日)赤堀さんは、力強く斗い続けています。
ことしは夏のさかりが、わりと短く、すごしやすかったようです。また夏のあいだ、全国からの面会者が多かったので、忙がしくもうれしい夏だったようです。
財田川事件に対する山口地域の再審開始決定に続いて、免田事件に対しても福岡高裁の再審開始決定が出ました。赤堀さんは、マスコミ等で「再審の門が、死刑囚にも開かれつつある。」と宣伝されるこれらのできごとを喜びつつも、島田事件の再審については、きびしい見通しをもっているようです。
山口地裁決定は最高裁のさしもどし決定の大枠があっての開始決定であること、また福岡高裁決定が、いわば予想外の決定である(赤堀さんの再審請求の斗いの中では、免田事件の再審開始をかちとった以上の無実の証人・証拠が数多くあるではないか。)ことをみるにつけ、またこれまで4度に渡って請求が棄却されてきたこと、弁護団との連絡がうまくとれないでいることを考えるにつけ、自分にかかわる島田事件の再審斗争が、きびしい斗いであると考えているようです。
また、財田川事件、免田事件の再審決定を報ずる新聞などで、古畑鑑定の誤りや、「自白」と証拠の不一致のことや、警察の捜査の問題がとりあげられていることをあげながら、怒りを込めて、自分がでっち上げ逮捕され、拷問で「自白」を強制され、それをもとにして起訴され、裁判の中で必死の無実の叫びが斥けられ、死刑判決を受けてきたことを、何度も話してくれます。
こういう中で、赤堀さんは、弁護団に連絡をするようにさかんに手紙を書いてきました。かなり強い調子の手紙も書いたようです。
また一方で赤堀さんは、全障連や「病者」集団の大会へのアピールやレポートの中でも、自分の再審斗争にとって、東京高裁での4証人採用(鈴木弁護士の死去により現在では3証人)、9証拠開示、事実審理開始が、極めて重要なことであることを訴え、中斗委に結集する仲間に、また、弁護団に、東京高裁への再審開始の要求―斗いを強めるよう訴えています。
おりから、九月五日に弁護団の提出した第三次抗告理由補充書が赤堀さんに送られてきました。
赤堀さんは、全国の仲間にも、ぜひ読んでもらいたい、といっています。
最近は、寒暖の定まらない日が続いています。
赤堀さんは、全国の仲間の健康を気づかっています。仙台の面会者が、面会室で、鼻をグズつかせたりすると、全国の仲間の風邪の姿を思ってしまうのでしょうか。
十月になって仙台は、寒さが朝夕きびしくなりました。早ければ十一月の中頃には初雪です。冬は、リュウマチや痔に苦しむ赤堀さんにとっては、一層きびしい季節です。今年こそは、パネルヒーターの設置をかちとらねばなりません。
以 上

赤堀差別裁判糾弾斗争の更なる高揚を勝ちとろう!
赤堀中央斗争委員会

一九七八年十一月二十六日に赤堀中央斗争委員会を結成して一年を迎えようとしています。赤堀差別裁判糾弾斗争の推進の過程において、全障連・全国「精神病者」集団・赤堀全活の三者共斗として活動できるところまで至りながら、それは斗争時の一時的三者斗争としてその内実は深化されないままに進んでいっていました。これに対し「障害者」は地域において日常的な介護・防衛体制のないところで赤堀斗争の勝利はありえず、赤堀差別裁判糾弾斗争を「障害者」解放斗争として勝利させ、赤堀政夫さんを生きて奪い返し、共に生き共に斗っていくために、「障害者」の日常の24時間の差別社会での苦斗との具体的な結合なしには赤堀斗争の真の勝利はありえないことを鋭く提起し、赤堀中央斗争委員会の結成を克ち取って来ました。
しかし、中斗委結成の意義を踏まえ、各地における「障害者」を軸とし、「障害者」と共に生き共に斗わんとする「健常者」との三者共斗は充分に展開されているとはいえません。私達は今、赤堀政夫さんにかけられた攻撃を「障害者」総体にかけられた差別抹殺攻撃としておさえ、三者共斗の強化をなしきり、斗う団結の力で、勝利に向けて、一人一人が赤堀差別裁判糾弾斗争の推進者として自らを自覚し、「障害者」解放斗争を勝利に導いていかなければならないのです。
そのためには、赤堀さんの訴えを肝に銘じながら、裁判資料を徹底して読みかえすことをはじめとした様々の活動によって、赤堀さんの無実を確信し、逮捕―取調べ―判決の中に貫かれている「障害者」差別に対して怒りをもって糾弾に決起する多数の人々を組織し、その全国的な力を結合して、東京高裁―法務省・宮城刑務所等を大衆的実力斗争で包囲糾弾し、赤堀さんの無実を満天下に明らかにし、赤堀さんを生きて奪い返していく斗いを組んでいかなければならないのです。
赤堀中央斗争委員会は、赤堀斗争の勝利に向けて、@獄中斗争A法廷斗争B三者共斗C大衆斗争D権力斗争を五つの柱にして斗う方向を確認してきました。これらの斗いを総合的に展開することを通して勝利への道は切り開かれるのです。そしてそれは、各地での具体的活動抜きには実現できないし、各地における活動は、「障害者」の主体的な斗いへの決起を促進させ、「障害者」と共に生き共に斗わんとする「健常者」を多数生み出していく斗いでなければなりません。中斗委体制の強化に向け、各地における赤堀差別裁判糾弾斗争の更なる高揚をかちとり、そしてその力を全国的に結合させ、赤堀差別裁判糾弾斗争の「障害者」解放斗争としての勝利を勝ちとっていこうではありませんか!

11・25 赤堀政夫さんを生きて奪い返す全国総決起集会の成功を!

11月25日(日)午前9時?午後6時
明治大学駿河台校舎(東京・お茶の水)にて

法廷をめぐる状況
法廷斗争委員会

再審斗争は、さまざまな困難に阻まれている。これを打ち破って勝利するためには、基本的には裁判所を包囲する人民の力と、裁判資料を十分に点検・整備し、駆使する作業をやりきる力とが統一される中で、道が開かれてくる。さらに、全ての人に、赤堀氏の「血の叫び」を訴え、拷問で作られた自白や、障害者故にことば(主張)を無効化させられた差別精神鑑定を暴露していかねばならない。
折しも、本年は、六月の財田川事件に続き、九月には免田事件の再審開始決定があり、十一月には、松山事件の決定が予定されている。
死刑囚再審事件に世論を注視させる好機である。特に「白鳥」決定以降、各冤罪事件に対し「確定判決の事実認定に合理的疑いあり」とする再審開始決定の判断は、この機に多くの人民による裁判批判の力によって定着させねばならない。
しかし、一方、静岡地裁伊東決定に見られたように、自白の重要部分を崩壊させながら、詭弁によって、差別的に棄却を下した事は、高裁審理にも影響なしとしない。従って拡大された矛盾を完全に論駁しつつ、原決定を破棄させるように追及し、「疑わしきは被告人の利益に」という大原則にのっとった「開始決定」の結論しかありえないことを明らかにせねばならない。
弁護団は、九月五日付で、即時抗告申立補充書(第三)を提出した。
これは、法医鑑定に関する原決定の明白な誤りについて詳述したものであり、太田、上田両鑑定によって、「自白」の虚偽が明らかになっているにもかかわらず、陰部障害や胸部障害について、不当な事実認定(勝手な想像による認定)・評価をした点を明らかにしている。
また、助川・船尾両鑑定によって、被害者の死後経過時間からすると殺害は、少くとも三月十日ではありえないことが明らかになり、これの補強証拠・根拠をさらにたたみかけて提出していかねばならない。
すでに請求中の事実調べ(証人・証拠)や証拠開示請求とあいまって、今抗告審で赤堀氏の無実の証しは、圧倒的に展開されなければならない。
検察側の対応にも動きが出て来ている。担当を二名とし、どちらも地裁で担当経験を持つ検事である。面目維持にむけて、並々ならぬ布陣で臨もうとする現れと受けとめられる。
今春、赤堀氏を悲しませる出来事があった。これまで長い間赤堀氏を支えて来た二人の偉大な先達を失ったことである。檜山義介氏と鈴木信雄弁護士の逝去の報せに接して、赤堀氏は失意のうちにも、二人に続く活動を、全ての人に呼びかけている。

中斗委アピール
「身体障害者」実態調査阻止声明

厚生省は本年十月一日付をもって「身体障害者」実態調査を開始している。われわれはこれを全力をあげて阻止しなければならない。
厚生省は先回、一九七五年の「心身障害者」実態調査を全国的な阻止闘争の高まりによって粉砕されたことを「総括」して、今回は、「精神薄弱児」調査をはずし、成人のみを対象とし、「障害者」の意見を聞いた=A「障害者」の要求をくみとる≠ネどのペテン的装いを凝らして調査を強行しようとしている。しかし、われわれはそこに貫かれている「障害者」にたいする差別と分断、社会からの隔離と収容、抹殺の攻撃の反動的意図をはっきりと見抜かなければならない。
今回の調査の問題点は以下の点にある。
第一に、戦後福祉政策が破綻しゆきづまり、その超反動的再編をはかるものとして「安楽死」法制化策動、優生保護法改悪、保安処分攻撃、七九年度養護学校義務化、そして赤堀さんへの死刑攻撃などの「障害者」差別、分断、隔離、抹殺攻撃が強まってくる中で、今回の調査は、日本帝国主義国家権力がそれらの攻撃をいっそう強引に推進していくための基礎資料を作成せんとするものである。
体制的危機を深める日本帝国主義は、その体制づくりのために天皇制イデオロギーを頂点に国家主義、差別主義、排外主義、権威主義をあおりつつ「障害者」差別の強化とその社会的固定化をはからんとしている。そうした中で、「十年前の古いデータしかない現状」(本年六月に出された厚生省の実態調査素案要望書―以下同)では「障害者」への「体系」だった国家的政策の展開は重大な困難をきたすことになるのである。そこから国家権力はこの「現状」に危機感を燃やして、「基礎資料のないところに行政はないといわれます」(同)「これからの(八一年の『国際障害者年』までの)両三年は身体障害者福祉の展開にとって大きな転換期にあたり」(同)、今回の調査が権力者にとって決定的に重要であることを明らかにしているのである。
そして、こうした実態調査は、「福祉行政の円滑な運営のため」という名のもとにコンピューターによる住民管理、とくに「障害者」の管理をねらい、国民総背番号制を準備するものとしてあり、さらに「精神障害者」にたいする「地域保安処分体制」とあいまって、保健所、福祉事務所、児童相談所、保育園、学校、警察など、行政権力―警察権力を軸にして地域における「障害者」の管理支配体制を形成していくことになるのである。
第二に、在宅「障害者」中心の調査というふれこみにみられる通り、既に施設に収容されている「障害者」は「施策済み」と対象外にして、在宅「障害者」、とくに「重度障害者」の隔離収容を狙った攻撃である。そして一方で、「軽、中度障害者」には、ホームヘルパー派遣制度や家族の負担を前提にしたうえでの介護援助などの手直し的な在宅対策を立て、「障害者」間の分断を強めようとするものである。
そもそも戦前前後を通して帝国主義権力の「障害者」政策は、「障害者」を犯罪予備軍とみなし、治安対策上の必要性から「社会不適応者」としての「障害者」を社会から隔離収容し、優生イデオロギーにもとづいて抹殺するということを基本としてきた。コロニー政策は、戦後福祉政策が破綻にひんする中でそれをより反動的に再編し貫くためにうちだされてきたのであるが、調査は、既成の施設・コロニーを中心とする「障害者」政策を無条件的な前提としてなされている。
権力の「障害者」への隔離、収容、抹殺という姿勢は、例えば、現在でも厚生省は「障害者」の障害福祉年金や自治体手当を「収入」とみなして奪いとり、「一日に四時間以上介護が必要なら施設へ行け」と言い放ち、なにがなんでも行政権力が設定した施設へ隔離収容しようとしていることにもみられる。
第三に、盲・ろう・養護学校義務制を正当化し、補強していかんとするものである。
本年四月、文部省は「障害者」と家族の猛烈な反対を押し切って養護学校義務化を強行実施した。この攻撃は、「障害者」を社会から分断、隔離し、中教審答申にもとづく能力主義的選別と差別主義、排外主義、権威主義の「教育」を「障害者」に強要するものである。調査は、今回初めて「盲・ろう・養護学校」の「小学部・中学部・高等部」のどこを卒業したのかを設問し、それを他の障害別の設問や職業、収入、点字、手話、口話などの全項目の設問と相関関係を計算することによって盲・ろう・養護学校の「効果」を導き出し、盲・ろう・養護学校の正当化をはかり、今後の補強理由としようとしているのである。
第四に、差別意識と偏見に貫かれた調査は、「障害者」の人権とプライバシーを侵害し、精神的に傷つけるものである。
厚生省は調査において、拒否権を認めておらず、実際、これまでも不当に立ちいった調査がしばしばおこなわれてきた。今回の調査においても「障害者」本人を無視して家族や介護者からのみ回答をひきだし、結果として「障害者」本人の意向に反するものとなってしまうという危険性がある。
第五に、二年後にも、母子保健法改悪がもくろまれている中で、「異常児」の出生防止という優生医学をもっと本格的に実践していく資料とされようとしている。
すでに兵庫県において「不幸な子供が生まれないための」県民運動がなされていることにみられるように、優生思想の煽動や実質的な優生保護法改悪攻撃である胎児チェック=「障害児」抹殺の攻撃が強められている。そうした中で、去る六月十三日、「不幸な子供を生ま」ず「障害児」を早期発見することを目標とした母子保護法改悪に向けての家庭保健制度基本問題検討委員会が発足しているのである。
第六に、リハビリテーションの設問がなされているが、これは、本年設立された国立リハビリセンターとともに、全国的にリハビリセンターを整備していく切り口となろうとしていることである。
われわれは、リハビリの内容を「障害者」が「健常者」本位の職場環境、生活環境に無理矢理「順応」していくことを強要し、その中で「障害者」からも最大限の労働力をしぼり出そうとするものとして批判していかなければならない。
第七に、今回ペテン的にはずした「精神薄弱児」調査、「身体障害児」調査などの差別調査をとめどなく実施していく突破口とせんとしていることである。
われわれの闘争態勢が弱いとみるや権力は一気に力で押し込んでくるであろう。不断に闘いの陣型を強化していかなければならない。
以上七点にわたってわれわれは、十月一日実施の実態調査に断固反対する。その粉砕をかちとるためにわれわれは全国の赤堀闘争の隊列をもって闘うことを宣言する。

全国のみなさんへ
全障連赤堀小委員会

中斗委ニュースbVの全障連赤堀小委員会の第4回全障連大会の分科会報告の中で、ろうあ者≠ニ表現したことに対して、「聴覚障害者」から「我々はろう者であって、あ者ではない『聴覚障害者』に対する理解が充分でない。今後はカッコをつけて聴覚障害者と使ってほしい」との提起をうけました。報告者として指摘のとおり「聴覚障害者」に対する理解の不充分さであると反省し、今後より一層「聴覚障害者」との交流を深め、歴史的に「障害」別に差別、分断されてきたことを克服し、真の「障害者」解放斗争を築き上げていきたいと考えます。
現在「ろう学校」においても手話は禁止され、口話法が強制的に指導されています。手話が言語としてみなされず、言語表現のできない者として「ろうあ者」という表現が使われてきていました。手話が広く人民の言葉として使われることを通して、これまでの差別・分断されてきたことを突破していけるその突破口が切り開かれていけると考えます。
全障連が「障害」別をこえて、又「重度」「軽度」の分断をこえて「障害者」総体にかけられている攻撃に対決し、「障害者」解放斗争をすすめていこうとしている組織であるにもかかわらず、このような表現を使い、「聴覚障害者」の差別への怒りを共有できえていなかったことを深く反省し、今後より一層交流を深め、共に斗っていきたいと考えます。

資料
10/3(毎日)
死刑囚の寄付届く
アムネスティ日本支部に

再審請求中の死刑囚赤堀政夫(五〇)=仙台拘置中=が、財政難に悩まされているアムネスティ・インタナショナル日本支部に寄付するよう支援者に送金してきたが二日夜、その金が東京都新宿区西早稲田二丁目の同支部に届けられた。赤堀はアムネスティ・インタナショナルの本部(ロンドン)から救援の対象とされており、財政難で本部への分担金が支払えない同支部だが、この寄付は死刑廃止のために使わせてもらうことにした。
届けられた金は計十一万二千五百円。うち赤堀の分は四万二千五百円。残りは、赤堀の救援運動を続けている赤堀中央闘争委員会(連絡先藤枝郵便局私書箱七五号)のメンバーらのカンパ。赤堀の四万二千五百円は支援者らから寄せられたカンパなどを長年にわたって拘置所内でためていたものだ。

9/30(朝日)
再審請求中
死刑囚がアムネスティ救済
財政難の日本支部に寄付

政治犯らの国際的な救援組織であるアムネスティ・インタナショナル(本部・ロンドン)の日本支部が財政難から分担金の支払いが一時困難となった。これを知った再審請求中の死刑囚が「無実の人たちを助けるために力を貸してやってほしい」と自らの金を日本支部に寄付するよう支援者に送ってきた。埼玉県在住の支援者たちが近く、東京都新宿区西早稲田二丁目にある同支部を訪れ、この死刑囚の心を伝え、預かった金に自分たちのカンパを添え寄金する。救援する側が、救済の対象としている人から助けられる結果となったわけで、この死刑囚の心と行為、経済大国ニッポンの人権思想の現状に対するひとつの皮肉となりそうだ。
この死刑囚は、仙台拘置所に拘置中の赤堀政夫・元被告(五〇)、さる二十九年三月、静岡県島田市で起きた幼女の暴行殺人の容疑者として放浪中に逮捕された。取り調べ段階から一貫して否認のまま、三十五年最高裁で死刑が確定した。同被告は精神障害者で、冤罪(えんざい)事件として救援運動が高まっており、現在第四次の再審請求をしている。
この八月、赤堀・元被告に「私のお母さん」と呼ばれている支援者の女性Oさん(名古屋市在住)が出した手紙のなかに、赤堀・元被告の救援を指示しているアムネスティ日本支部が本部への分担金の支払いができないことを書いたところ、折り返し、「寄付してもらいたい」と現金が送られてきた。読み書きが十分できないため手紙は漢字に片仮名まじりだか要旨、次のように訴えている。
「死刑囚の人たちの救援をするための運動が止まっているのです。
日本だけが、会費を払っていませんのです。これではだめです。死刑囚の人たちは助からないのです。困っているのです。」
赤堀・元被告が送ってきた金は二万円。これにOさんが病気のときに「早く健康になって」と赤堀・元被告が送金してきたのを保管していた分二万二千五百円、カンパ分を合わせて二十九日現在で計十万二千五百円が集まった。
日本支部の荻田裕事務局長は、寄付の知らせに「支払えなかった分担金三百万円のうち、二百万円は集まったが、まだ百万円不足している。本当にありがたい寄付だ。しかし、これは分担金に使わせてもらうより、死刑廃止の目的に使わせてもらうことにしたい」と話している。


*作成:桐原 尚之
UP: 20110815 REV:
島田事件  ◇全文掲載 
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