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東京宣言

第一回国際安楽死会議 1976年 東京



  近年、品位ある死を選ぶ権利、もしくは安楽死に対する個人の関心が高まりつつあるのが看取される。われわれは、すべての人びとが、権利と自由を持つことを信ずる。このことは、われわれに、品位ある死を選ぶ権利、すなわち、やすらかに苦しまないで死ぬ権利を確認するに至った。
  死は避けられない。しかしわれわれは、人がいかなる死に方を選ぶかは、この個人の決定にゆだねられるべきことを信ずるが、この要求は、死に伴う悲しみのほかには、社会に害を及ぼすものであってはならない。
  個人の願望の宣言書または、″生者の意志″は、人間固有の権利として、すべての関係者に尊重されるべきである。したがって、すくなくとも現在においては、この宣言書または″生者の意志″が法的に効力を持つことを要求し、この線にそって立法化への努力がなされるべきである。
  安楽死、または、品位ある死にかんする東京国際会議を通じて、各国の国民運動は国際的協力とともに国際的連帯をかちとることができた。情報交換のための連絡センターの設置と、定期的に開催される国際会議の招集によって、上述の目的達成のため、お互い努力しよう。
一九七六年八月二四日 東京安楽死国際会議



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