■97/01/20 95/11/20 第2回准看護婦問題調査検討会議事要旨 ※NIFTY-Serve:GO MHWBUL(厚生省行政情報)より  ここには厚生省関連の行政がたくさん掲載されています。  アクセスしてみてください。           第2回准看護婦問題調査検討会議事要旨 1.会議の日時及び場所  ・日時:平成7年11月20日(月)10:30−12:30  ・場所:厚生省共用第9会議室 2.委員の出欠(五十音順、敬称略)  ・出席委員…今田委員、金上委員、神尾委員、河崎委員、清川委員        工藤委員、佐川委員、佐藤委員、下村委員、高木委員        高梨委員、竹中委員、中島委員、似田貝委員、羽田委員        秀嶋委員、水巻委員、南委員、望月委員、諸橋委員  ・欠席委員…なし 3.議題  (1)准看護婦問題調査について  (2)調査小委員会について 4.審議の概要  ◎第1回准看護婦問題調査検討会議事要旨について   ○本検討会については議事要旨を公開することとする。   ○議事要旨というのは、意見だけではなくそれに対する返答も含むべきである。   ○次回に第1回、第2回の議事要旨をまとめてお諮りする。  ◎前回の調査検討会における追加資料について事務局の説明の後、議論が行われた。   委員からの主な意見等は次のとおりであった。   ○昼間働いて、夜間だけ授業を行う定時制の准看護婦養成所はあるのか。その内訳    を教えてほしい。   ○(夜間定時制の養成所はあるが、具体的なことについては調査項目に入れること    としたい。)   ○診療所における看護婦の就業者数で昭和62年で低くなっている理由は何か。   ○(平成2年、平成5年は伸び率が高くなってきている。これは診療所での訪問看    護が進んできたことが背景として考えられるのではないか。)   ○資料は看護婦と准看護婦を比較したデ−タであるが、患者のニ−ズの高度化を考    えた場合、介護福祉士のような他職種のデ−タも必要ではないか。   ○海外の実態調査のデ−タをぜひ調べてほしい。   ○准看護婦の進学校志向について何か分かっていれば教えてほしい。   ○(進学志向は准看護婦養成所が70.8%、高等学校衛生看護科が83.2%で    あるが、実際の進学率については准看護婦養成所が16.4%、高等学校衛生看    護科が88.4%である。)   ○厚生省としては進学校を増やして看護婦になる途の拡大を図っているが、進学し    たいという准看護婦の意思を尊重するシステムを作ってほしい。   ○人材確保法により、需給見通しは順調であるが、このままでは辞めない人に期待    する結果となるが、養成数を増やす必要はないのか。   ○(養成所の数を今後とも大幅に増やしていく必要性は薄いのではないか。需給見    通しの実績が見通し数をかなり上回っており、また大学、短期大学の進学率が高    くなっているため、今後はむしろ養成所に定員割れという事態が起こってくる可    能性も否定できない。   ○看護婦が退職しなくなった原因は人材確保法等による処遇改善といった長期的要    因と景気の影響といった短期的要因があると思うが、そのあたりを分析する必要    があるのではないか。   ○待遇が改善され、需要も満たしてきた後の看護婦に対する待遇が悪くならないよ    うにしていただきたい。   ○准看護婦の中高齢化が問題となっているが、看護婦は経験が大事であり、中高齢    化を心配する必要はないのではないか。また生涯教育が不足していると思う。   ○若い准看護婦の就業率が低くなり、准看護婦が高齢化していることは問題である    。この層への対処を速やかにするべきである。   ○地域医療の中では准看護婦の役割を評価している。   ○需給見通しを立てた時点と時代背景が変わっており、見通しを実績が大幅に上回    るに至っているが、このままで議論していいのか。   ○(もう少し長期的な需給見通しも考えていく必要がある。)  ◎准看護婦問題調査について   <調査の目的について>   ○准看護婦養成上の問題だけでなく、准看護婦の就労実態等を明らかにするという    ことを明記すべきではないか。   ○当面幅広く色々な角度から分析することが望ましい。   ○准看護婦問題は制度の問題であるので、制度の問題も考慮した質問にしてほしい 。   ○「少子高齢社会看護問題検討会」の報告(養成停止と改善継続の両論併記)の両    論についての方向づけが、見えるような調査内容にしてほしい。   ○小委員会は調査をその任務とし、制度論は調査検討会全体で議論すべきである。   ○養成を停止した場合でも残った中高齢の准看護婦の問題があるのでこれを抜きに    議論できないのではないか。   ○養成所を中心にした現実の姿を明らかにすることが調査の第一の任務ではないか    。   ○従来この問題についてしっかりした調査があまりない。今回こうした総合的な調    査を実施するのは結構なことだと思う。   <調査の実施方法について>   ○アンケ−ト調査時の解答内容の守秘性に配慮してもらいたい。   ○既存の調査にあるものを活用することには賛成。   ○小委員会では事実関係の調査とアンケ−ト調査とを区別し、骨組みをしっかり組    み立ててほしい。   <調査の内容について>   ○ナ−スセンター等に雇用の動向をヒアリングしてもらいたい。   ○海外の事情のヒアリングを行ってもらいたい。   ○准看護婦の保助看法等についての理解も質問項目に入れてほしい。   ○准看護婦養成所の見学を入れたらどうか。   ○調査の予定時期(2月〜3月)は、養成所が、多忙な時期であるので早期に調査    の実施をしてほしい。   ○学校の物的面(施設、設備、費用)における教育資本の投入の分析をしてはどう    か。   ○准看護婦の養成時間(全日制か、定時制か)をはっきりさせてほしい。   ○准看護婦の雇用ニ−ズや就労環境を押さえていくことが不可欠である。   ○進路指導教員の意見を聞くようにしてほしい。   ○実習病院及び雇用側から見た、准看護婦養成所と高校衛生看護科生徒の評価を入 れてはどうか。   ○奨学金等を含め雇用慣行については、准看護婦自身だけではなく医療施設側にも    聞いてはどうか。  ◎調査小委員会のメンバ−については座長に一任され、座長から、次の委員が指名さ   れ、似田貝委員に小委員会委員長が委嘱された。   ○今田委員、金上委員、清川委員、佐藤委員、高木委員、竹中委員、中島委員、    似田貝委員、秀嶋委員、水巻委員、南委員、諸橋委員 問い合わせ先 厚生省健康政策局看護課      担 当 田村(内2594) 電 話 (代)03-3503-1711