■96/09/20 96/06/08 6回PSW及びCPの業務及び資格化に関する研究議事録NO8 ※NIFTY-Serve:GO MHWBUL(厚生省行政情報)より  ここには厚生省関連の行政がたくさん掲載されています。  アクセスしてみてください。 岡谷 この医師の指示の問題については、本当にさまざまに意見が出されて、これはほ とんどがPSWの方達の立場からのご意見で、PSWの方達は、こういうふうに考える かもしれないけれども、そうじゃない人達は、医師の指示ということについて は、そう考えていないわけで、まだかなり、こういうふうに具体的に書けるところまで 意見がきちんと整理されているわけではないと思いますので、医師の指示については、 なお、多くの問題を、まだ残したまま、意見の一致はほとんど見られていないというよ うな、様々の立場での考え方があるというようなところで論点をまとめていただいたほ うが、誤解がないんじゃないかというふうに思いますけれども。 堀内 同じ考えです。 門屋 そうですね。これからの、まだ課題だと。 三村座長 わかりました。そういうふうに書き換えます。 谷野副座長 それでは次にいきます。 『6.医療と福祉との関係 PSWは医療と福祉にまたがる職種でなるという考えに対して、福祉の職種であると いう考えがあるが、PSWが、精神病院やクリニック等の保健医療機関に勤務して業務 を行う場合は、医療サービスの一部ないし一環として行っているのであり、独立した福 祉サービスを行っていることにはならない。 そして、医療職か福祉職かの意見の相違についての整理をすると、これはPSWの資 格に関わる法制度上の問題であり、医療職に位置づけられたとしてもPSWのソーシャ ルワーカーとしてのアイデンティティが揺らぐものではない。専門性論議と法制度上の 表現の問題を混同させてはならない。 医師の指示の範囲との関係で、社会福祉サービスの領域を、医師の指示の下にではな く自立した専門職との考えもあるが、「医師が医療を掌る」範囲の業務であれば、程度 の差はあるものの医師の指示は及ぶ。 また、PSWは精神病院等の他に、社会復帰施設等の地域における社会福祉施設でも 働いており、この場合福祉サービスであり、活動領域が医療と福祉にまたがる資格であ る。そして、知識・技術の点においても、対象者が患者であり障害者であるという二面 性を有する精神障害者であり、社会福祉の知識技術だけでなく、対象特性に応じた有効 な援助を実践するために、PSWの援助活動を豊かにするための最低限の医学知識が必 要である。』 堀内 6に関しては、PSW協会から文書は確かに出されましたけれども、まだここに ついては、じゅうぶん討議しておりませんし、それ以降の7に関しては、まったく討論 していないので、ここはこのように書くのはまずいのではないでしょうか。 門屋 これは、前回、私、出ていませんので、あれですが、出ていないために、論点の 整理は、私、提出いたしましたので、それから拾っていただいたんですね、きっと。ど んなふうに流れたのかわからないので、いまのようなことであれば、皆さんがどうお考 えになるかなんですが。 岡谷 同じです。例えば「PSWは医療と福祉にまたがる職種であるという考えに対し て、福祉の職種であるという考えがあるが」と、それで、ずっとPSWの考えが述べら れていて、もしきちんと、いろんな立場の意見があったということが、この研究班のな かでは1つの結果としてあるわけで、ほとんど合意もしていないし、じゅうぶんに結論 が出ているというわけでもないので、本当に7に関しては、少しずつは出ていたんです けれども、きちんと、こういう形で討議はされていませんので、これが結論的なことで 書かれると、おかしいかなと思います。 門屋 論点としては、ここを設けることは構わないんでしょうか。 岡谷 ただ、今後の課題になってくるということは了解できますけれども、こういうふ うに限定的に書かれると──── 門屋 こんなにたくさん拾っていただいて、私はよかったと思っているんですけれども 、正直言うと。 三村座長 この2つ、「医療と福祉との関係」と「社会福祉士との関係」は、もっと次 の研究班できちんと、もう少し深く討論すべき部分もあると思いますので、簡単に、断 言的な表現ではなくて、検討することが課題であるとか、そういうふうな書き方に、全 部書き直してやりたいと思いますけれども、よろしいですか。2項目について。 谷野副座長 それでは、そういうふうにしてください。次、最後。 『ハ 考察 本研究会においてPSWの国家資格の要件について、関係諸職団体が一堂に会し、話 し合えたということの意義は極めて大きいものである。第1回の会合において、座長か ら「小異を捨てて、大同に付く」との必要性が強調されたが、関係団体の間で全ての問 題点の間で合意が得られたわけではない。 ここでは「医行為」、「チーム医療の必要性」、「医師の指示」及び「PSWの必要 性」について考察を加える。 まず、医行為の解釈については、MSW協会はPSW協会と見解を異にしている。厚 生省の「医療ソーシャルワーカー業務指針検討会報告書」を受け入れ、今回の研究会に おいて「医師の指示」を受けることはあるが、医行為(相対的医行為)を行っていない と説明されており、意見の矛盾を来している。「医師の指示」とか医業の範囲内におい て意味を持つものである。 「医師の指示」については、医療の最終責任者である医師とコメディカルスタッフと の間において、指示関係が生じることについての共有も可能であった。 社会的入院の状況におかれている人々の社会復帰の促進と精神医療の質的向上のため に、精神科医療の分野で「チーム医療」の制度化が関係諸団体の間で必要不可欠である という点では一致を見ることができた。 そして、「PSWの必要性」については医療の職種か福祉の職種かという点について の議論があったものの、チームメンバーとしてPSWが参加することについては、関係 諸団体の間で特に異論は出なかった。 本研究会参加の各委員の認識として、PSW業務の医行為性の問題や看護業務との関 係については意見が分かれており、PSW業務が相対的医行為に関与しないものの、医 師の指示のある、診療の補助の伴わない名称独占の資格として位置づけることが可能で あるならば、この対立する意見の解決され得る方向性もある。』 難しいね。最後の考察について、これは非常に問題であると思いますけれども、何か ありますか。 岡谷 「まず、医行為の解釈については、MSW協会はPSW協会と見解を異にしてい る」とあるんですが、これは看護協会も見解は異にしておりますので。 三村座長 日看協も入れます。 吉田 6ページの「まず、医行為の解釈について」の続きですが、「今回の研究会にお いて『医師の指示』を受けることはあるが」というのは、「あおぐことはあるが」とい うふうにお話をしたと思います。 それから「医行為(相対的医行為)を行っていない」という説明のところで、カッコ して相対的医行為という言葉が使われているんですが、それは前との関係で、ちょっと 取っていただきたいと思います。 岡谷 「医療の最終責任者である医師とコメディカルスタッフとの間において、指示関 係が生じることについての共有も可能であった」というのは、こういうことは共有でき ていないと思っているんですけれども、どうでしたでしょうか。 門屋 生じることもあるということは、共有されていませんか。 生田 いませんね。というのは、共有ということで、どの範囲まで医師の指示かという 議論がなされていない限りは共有はできない、ということで意見を申し上げたと思いま すが。 谷野副座長 これも表現を変えたほうがいいですね。 次のページで、何か問題がありますか。 三村座長 いちばん最後の上から6行目から以下は、まだ今後の課題ですので、ちょっ と削除したほうがいいと思います。PSW協会、いいですか。 門屋 はい。 谷野副座長 それでは、まったく予定どおり、5時半に終わりました。以上でございま すけれども、たいへんお疲れさまでございました。あと、事務連絡を座長のほうからし ていただきまして、今日の会を終わりたいと思います。 三村座長 本当に6回にわたって、この研究班でたいへん熱心にご討議いただきまして 、厚く感謝申し上げます。 最初は、かなりギクシャクした面もありましたけれども、回を重ねるにしたがって、 非常に共有される部分が、共有と言うと怒られるかもわかりませんが、共感する部分が 非常に多く出てきたと思います。そのことについては、たいへん私は嬉しく思っており ます。 第2次研究班が、たぶん発足すると思いますけれども、今度は、共感ではなくて、共 有する部分が非常に多く出て、この資格化に対して、前向きに検討がなされて、私ども の夢が実現することを期待しております。 どうも、この6回にわたって、委員の方々、たいへんありがとうございました。(拍 手) 最後に、厚生省の吉田課長から、ご挨拶をしていただきます。 吉田精神保健課長 たいへん皆さん、ご苦労さまでございました。冒頭にお話しました ように、この報告については、7月になってから、再度、小グループでご議論いただい た上で、いわゆる公表バージョンというものを作りあげ、そして公表していきたいと思 っております。おそらく公表いたしますと、いろいろな関係者の方々、関心をお持ちの 方が多いわけですし、これだけ、じゅうぶん論議した結果でございますので、反響も大 きいだろうと思います。その反響、効果を見ながら、第2次の、さらにグレードアップ したと言いますか、ステップアップした研究班を引き続きやらせていただきたいと思っ ておりますので、皆さま方にも、引き続きご支援、ご協力を賜りたいと思っている次第 でございます。 とりあえず、今日が7年度の研究報告としては終わりでございますが、一部、議事録 の修正等、また皆さま方にご協力をいただきますことをお願いいたしまして、とりあえ ずは今回、これで終わるということで、御礼にかえさせていただきたいと思います。あ りがとうございました。(拍手) 問い合わせ先 厚生省大臣官房障害保健福祉部精神保健福祉課      担 当 三宅(内3055) 電 話 (代)3503-1711 (直)3501-4864      E-mail  kmiyake@info.ncc.go.jp