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>HOME >Tateiwa 立岩 真也(医療技術短期大学部・社会学) 19990528 信州大学附属病院看護婦研修会 以下,3つの流れ…について。 その前に,あまり大変だ大変だというようなはなしを(これはたしかに一面で社会福祉をもっとちゃんとしないと,という話につながるのであって,その意味で「追い風」にはなっているのだけれども,しかし)「まにうけない」こと。 ましてや,子どもが少なくて困るからたくさん産んでもらおうなんていうはなしに乗らないこと… ■1 措置 → 契約 「あなたをどこそこに措置します」から 「私(利用者)がどこそこを選んで契約します」へ 〜「社会福祉事業法」改正 これは基本的には正しい。よい。だが, ◇選べるだけの選択肢(と選択のための情報)がないと意味がない。 ◇&費用はあくまで社会的に(=払える人が税金払って)負担,を通すこと ◇&契約の当事者達であとは御勝手に,ではうまくいかない部分――権利の擁護, 等をきちんとしないと,困る 次に,これはずいぶん言われてきたことだけれど ■2 施設 → 在宅(地域) ◇同じような人ばかり大きい場所に集まって暮らす…というやり方があまり気持 ちよくないという,当然と言えば当然のこと… が一つある 〜ノーマライゼーション のだが, ◇同時に,もう一つ,施設で対応しようとすると(特に高齢者について)たくさ ん作らないとならないという事情が絡んでいる そしてこれもよく言われることだけども ■3 医療 → 福祉 ◇ここでも (生活にとってはその一部でしかない)医療のために作られた環境 が生活にとってはふさわしくないという当然のことと ◇医療のためのお金として使われているものを他にまわした方が(あるいは単に 減らした方が)合理的・効率的だという背景とがある …同じお金なら有効に使いましょうというのはまちがっていない。 しかし,なかなかそうはいかない(〇→□で,〇の部分を減らすのはわるくない として □の部分にきちんとお金なり使ってきちんとやれる体制になっているか というと? ■ 2&3 「医療」の「施設」の場にあったことが… 出産:病院 → 産院(自宅とはなかなかいかないし,その必要もそうないに せよ…) (そもそも普通の場合,「産」が医療の対象であるのか… 死(ぬまでの生):病院での死 → 病院的でない病院?での死 → 自宅で の死 新しい仕事,仕事場の可能性 (これは□1にも関係します) 在宅看護と場合,必ずしも病院に勤めてなくてもよいということでもある。 建物(病院)はいらない 大きな組織(&管理者)もいらない 看護婦だけで独立した会社あるいは非営利組織を作って,という可能性もある 病院・医者から一定独立した職場・職域 ただし,それゆえに,看護職に新たに求められるものはある 発想変えないと, 新しく知らないとならないこと (医療から福祉へという流れは,現実には,医療サイドが福祉の方で職域を確保 しようとする流れでもある。これに対して利用者サイドの抵抗感・警戒感がある。 余計なことをしてくれるなという…。本気でやる気があるのか,あるいは本気の 「方向」がまちがっていて,自分の家・生活まで医療色で染められてしまうんじ ゃないか…) ただ,病院に起こってしまっていること 「社会的入院」(施設&医療) → 地域(在宅)・福祉 繰り返すが,基本的には間違っていない しかし 地域・福祉 の方が準備されていないまま これがすすむと これは困ったことになる。実際 困ったことになっている。 具体的には,「在院(入院)日数の短縮」路線が<上>から降りてきて,実質的 には,病院から放り出す,放り出さざるをえない といった状況&これに医療サ イドが加担してしまっているような状況 帰るところがない,また仮に帰るところがあったとしても家族だけが負担を負わ ないとならないような人だったら,組織の中にいる者としてやれることは限られ ているにせよ,それでもできるだけ「しぶる」「ごねる」こと… 地域の中にある,福祉に関係する「社会資源」について知ること。その情報をも って支援すること。* といっても実際には難しいでしょう。だから,そういう仕事をしている人とつな がりをもつこと。そういう(自分たちだけじゃ十分にできない部分の)仕事をす る人(例えば MSW)がきちっと病院にいてもらうようにすること。… *cf.昨年度の看護学科3年生が卒業研究でとりあげたテーマ ・(民間非営利団体による)「移動サービス」(例えば・病院〜自宅の往復) 昨年から始まっています。資料として配付する『こちらちくま』を出してい る「自立生活支援センターちくま」がやっています。 ・(病院で寝泊まりせざるをえない人,ホテル住まいせざるをえない人の) 「宿泊施設」のこと(はじめの一歩という感じですが,今年から始まってま す) ・「介護保険の準備状況」 ◆cf.「少子・高齢化社会はよい社会」 |