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立岩・授業関連〜2001年度■




 ◆「生活環境論」「社会福祉学」「地域社会学」等受講者(等)へのメイル(2001〜2002)

 ■レポートについての指示(一部)(↓)
 ■読書案内(↓)
 ■国家試験関連
  ◆看護国家試験・社会福祉
  ◆OT・PT国家試験・社会福祉
 ■授業概要(シラバス)(↓)


■レポートについての指示(一部)

 *以下は,留意事項の一部です。
  各年度・各科目の講義で配付する資料をご覧ください。


★ 締切は、1〜2年生3月1日(金)、3年生・専攻科2月7日(木)。

★ 提出場所は北校舎3階の東端の私の研究室のドアにくっついているプラスチックの箱の中。郵送も可。また,Eメイル(→TAE01303@nifty.ne.jp)での提出も可。(自宅への郵送・Eメイルの場合には,◇月◇日でもなんとか間にあいます。)何らかの事情で期日までに提出できない人は連絡を(自宅0263-39-2141)。もちろん,はやめに出すのも可。(採点する時間に余裕ができるのでこちらにとっても好都合です。)

★ テーマは「地域社会学」については「社会」(身のまわりのことでもよいですし、国際関係…でもよいです)になにがしか関係のあること、「社会福祉学」については同様で狭い意味での「福祉」に限る必要はありません。

 何か本,資料はないか,とか,どういう領域をやろうか,とか相談してみてください。しないにしても,本棚を眺めて,何冊か借りていく等,してみてください。
 下に「読書案内」がありますがごく簡略なものです。
 このホームページの「50音順索引」からテーマを探してみるのもよいと思います。

★ 枚数など自由ですが,私の方の整理の都合上,できればB5でお願いしたいと思います。どちらかというと横書きがよいです。もちろんワープロ可です。

★ 返却を希望する人,私のコメントの記入を希望する人は,その旨,レポートに書いてください(返却の仕方については掲示版に貼り出します)。

★ Eメイルでの提出も可能です。(「ワード」の文書ファイルも読めますができるだけ)テキスト・ファイルで送ること。添付ファイル可。宛て先はTAE01303@nifty.ne.jp。着いたら,着いたという返事を出しますのでそれで確認してください(たまに届かないことがあるので)。

★ 参考文献(特に私のところにないもの)については,著者,題名,出版社(あるいは雑誌名等)を記して下さい。また引用する場合は,引用したページ(p.30とかpp.40-41とか)も記して下さい。新聞やテレビについても同様です(例えば何という局の何月何日の何という番組…)。
 文章を引用する場合は「」で囲むこと。その後に(江原由美子『女性解放という思想』,1987年,勁草書房,p.90)等と記すか,あるいは(江原[1987:90])等と記し,それと別にレポート末尾に文献表を作ってください。(私が配った本の文献リストの作り方も参考になると思います。)
 あとで私がその本を買いたくなったり,借りようと思うことがあります。そのために,ということもあります。また,他人のものを使った時には,それが何なのかを記すのは,レポートや論文の基本的なルールでもあります。

★ 『私的所有論』返却する人はレポート提出の際、私の研究室のドアの前に箱と名簿を置いておきますので、返却し、名簿にチェックをいれてください。また購入する人は3000円を私にください(+名簿にチェック)。

■ 読書案内(以前つくったものです)

※ 以下,主に読みやすそうな本。分類と順序は出鱈目。あげてない本もたくさんあります。(私としては,読みにくそうな本でもあまりびびらないでほしいと思います。難しそうな本でも,わからないところもあるでしょうが,わかるところもあるはずです。)

※ なお以下は,わたしのところにある本の一部をいいかげんに分けて並べただけで,こういうジャンルでレポートを書きなさいといったことではありませんし,以下の本,私のところにある本を必ず使いなさいということでもありません。

※ 私の研究室に自由に入って,借りていってかまいません。電燈のスイッチはドアに一番近い本棚(の左の方)のうしろにあります。本棚に貸出ノートがぶら下がっていますから,それに記入してください。貸出中で今本棚にない本もこのノートを見るとわかるはずです。そして用が済んだら,返してください(返した日付も記入すること)。また,卒業してからも利用は可能です。入って手前の方から,医療〜生命倫理,障害者…福祉,ボランティア…NPO,家族…フェミニズム,理屈っぽい本…といった感じで並んでいます。借りた本は必ず返すこと。

※ 文庫・新書・岩波ブックレットは本棚に別に並べてあるので注意。それから部屋に入って左には新聞の切り抜きのスクラップ・ブックもあります。またその奥には各地の団体の機関誌のファイルもあります。これを利用することもできます。

※ 以下にも少しあげましたが,雑誌も何種類かあります。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』『そよ風のように街にでよう』『(季刊)福祉労働』等はおもしろいです。またいろいろな小さい団体の機関誌のファイルがあります(私の机の後の本棚)。こういうものをまとめてみるのもおもしろいと思います。例えばベンチレーター(人工呼吸器)を使っている人達のネットワークの機関誌があったり。

※ こういう本はないかといった相談を受けます。早目に言ってくれれば,新たに注文することもありえます。以下約260冊。

※ ホームページの(「50音順索引」→)各項目にも参考文献がいろいろあがっています。
患者・障害者・高齢者の権利の擁護
『患者の権利法を作る』『患者の権利とは何か』
『医療過誤から患者の人権を守る』『医療と人権』『障害者の人権』
『カルテ開示──自分の医療記録を見るために』『患者の権利オンブズマン』
『あなたが医療の主人公──患者の権利国際比較』
『季刊福祉労働』57 特集:福祉・医療における権利擁護のあり方
『季刊福祉労働』71 特集:権利擁護 『JB』 特集:権利
『障害者虐待を許さない──水戸・知的障害者虐待事件を通して,障害者の人権を考える』『知的障害をもつ人の自己決定を支える』『権利と行為の社会学』『成年後見Q&A』『ノーマライゼーション』1996-11 特集:新しい成年後見制度に向けて
『ADA 障害をもつアメリカ国民法 完訳・解説』『ADAの衝撃』
『アメリカ障害者法 全訳・原文』『人権後進国日本』(精神医療と人権2)
『スウェーデンの知的しょうがい者とノーマライゼーション』

731部隊(石井部隊)関係の本:たくさんあります。

高齢者・在宅ケア・在宅福祉・地域福祉・在宅医療… まあまああります。
『寝たきり老人のいる国いない国』『”NO!寝たきり”で暮らしたい』
『在宅ケアを考える』『在宅ケアの展開』 『JB』6 特集:介護
『横浜発 地域福祉のメッセージ』『市民参加と高齢者ケア』
『市民が作る地域福祉』『知的障害をもつ人の自己決定を支える』
『たすけあいからのネットワーク──市民による地域福祉活動からの発信』
『まちの中の出会いの場──お元気ママたちの「ふくし」づくり』『在宅医療』
『季刊福祉労働』73 特集:介護マンパワーは足りているのか
『都市のなかの在宅ケア──河北総合病院「在宅患者サービス」の実践から』
『在宅ケアの活きるまち──小諸・北佐久の挑戦』『在宅でこそ その人らしく』
『24時間巡回型介護サービス』(岩波ブックレット…厚さが薄い本)
『クローさんの愉快な苦労話』
『スウェーデンにおける自立生活とパーソナル・アシスタンス』
『最高のQOLへの挑戦──難病患者ベンさんの事例に学ぶ』(ALSで病院の外=福井県のいなかで暮らした人の話です)『How To 介護保障』

薬害・薬害エイズ・エイズ
たくさんあります。(30冊くらい)

優生学・優生思想
たくさんあります。

障害(学)
『障害学への招待』『障害学を語る』

当事者による本〜障害がある生活
『癒しのセクシー・トリップ』(『生の技法』第1章の安積さんの本)
『空飛ぶトラブル・メーカー』『障害者の日常術』『まいにち生活です』
『自立生活の思想と展望』『自立生活への道』『続 自立生活への道』 …

家族・女性・子育て・障害をもつ子の親が書いた本…
『良いおっぱい 悪いおっぱい』(集英社文庫)
『出産ストライキ──産めない理由・産まない理由』
『女はなぜ子どもを産まないのか』『女性のデータブック』『日本のフェミニズム』
『僕らのふたご戦争』『男の育児書』『育児で会社を休むような男たち』
『家族はどこまでゆけるか』『女性と家族』『からだを語ろう,女から女へ』
『障害児もいる家族物語』『今どきしょうがい児の母親物語』
『子育ての社会学』(朝日文庫)『障害を持つ子のいる暮らし』
『父は吠える──知的障害の息子と共に』(注文中)
『魔法の手の子どもたち──「先天異常」を生きる』『どうして指がないの』
フェミニズム関係の本はかなりあります

聴覚障害
『現代思想 臨時増刊』 特集:ろう文化
『言葉のない世界に生きた男』『ちいさき神の作りし子ら』(戯曲)

視覚障害
『つくられた障害「色盲」』『視覚障害者に接するヒント』

盲ろう
福島智『盲ろう者とノーマライゼーション』『渡辺荘の宇宙人』

知的障害・学習障害
『スウェーデンの知的しょうがい者とノーマライゼーション』
『知的障害をもつ人の自己決定を支える』『父は吠える──知的障害の息子と共に』
『障害者虐待を許さない──水戸・知的障害者虐待事件を通して,障害者の人権を考える』 4冊あります。『あくしょん』37 特集:知的障害者の人権侵害──自立を阻む”差別”に迫る(1997.03)『サツキからの伝言──0点でも高校へ』
『ぼく高校へ行くんだ──「0点」でも高校へ』
『フォレスト・ガンプ』『なぜこの子らは世の光なりか』
『合言葉はノー・プロブレム』『自閉症だったわたしへ』

精神障害・精神医療
『ルポ・精神病棟』(朝日文庫)『新ルポ・精神病棟』(朝日文庫)
『精神病院の話──この国に生れたるの不幸』『精神病院・その医療の現状と限界』
『わしらの街じゃあ!──「精神病」者が立ちあがりはじめた』
『天上天下[病]者反撃』『精神医療のひとつの試み』

(障害者の)恋愛・性
『車椅子で夜明けのコーヒー』『障害者が恋愛と性を語りはじめた』
『恋愛と性』『私は女』『知的障害者の恋愛と性に光を』
『私たち,愛し合わなければ──障害者とセックス』
『季刊福祉労働』12 特集:障害者の結婚と性
『ノーマライゼーション』1996-10 特集:結婚と生活

スポーツ・アート
『ノーマライゼーション』1996-7 特集:障害者とスポーツ/1997-12 特集:もう一つのオリンピック 日本の3月,パラリンピック 月刊福祉』1996-12 特集:障害者のスポーツ最前線!/1997-07 特集:アートの力──新しい価値との出会い 『無敵のハンディキャップ──障害者が「プロレスラー」になった日』

障害をもつ子・保育・教育
『一緒がいいならなぜ分けた』『障害児の高校進学ガイド』
『サツキからの伝言──0点でも高校へ』
『ぼく高校へ行くんだ──「0点」でも高校へ』
『学校から拒否される子どもたち──就学時健診と就学指導』(岩波ブックレット)
『ハンディをもつ子どもの権利』(岩波ブックレット)
『季刊福祉労働』01 特集:義務化される養護学校とは
02 特集:障害児保育・教育の実践と思想 06 特集:養護学校義務化から一年
08 特集:健康診断 09 特集:世界の障害児教育
10 特集:養護学校義務化から二年 22 特集:養護学校義務化から五年
30 特集:学校を捨て,学校にこだわる 34 特集:養護学校義務化から八年
36 特集:健康診断──子どもたちの周辺 38 特集:高校に挑む障害児たち
42 特集:養護学校義務化から十年 50 特集:世界の統合教育と日本の現状
58 特集:障害児が学校に入るとき,入ったとき 62 特集:分離教育にしがみつく学校 70 特集:養護学校義務化から17年─あらためて「共に学ぶ」とは
72 特集:生まれる前から学校に入るまで

児童福祉・家族福祉
『月刊福祉』1993-02 特集:子どもにやさしい社会を築く
『月刊福祉』1993-12 特集:21世紀の子育て家族像を探る
『月刊福祉』1996-11 特集:児童福祉施設のこれからを考える
『月刊福祉』1997-02 特集:児童福祉改革元年──児童福祉法一部改正案提出さる

老い
『変装──私は三年間老人だった』『老いのイニシエーション』
『老いの意味』『生老病死の心理学』

終末期医療・ターミナルケア
いろいろあります。『死ぬ瞬間』『続 死ぬ瞬間』『終末期医療』『病院で死ぬということ』『家に帰りたい!家で死にたい!──在宅ホスピス8つのケース』
『自宅で死にたい』 等々

施設・病院
『ノーマリゼーション』『ルポ・精神病棟』(朝日文庫)
『新ルポ・精神病棟』(朝日文庫)『ルポ老人病棟』(朝日文庫)
『大学医学部』(講談社文庫)『新・大学医学部』(講談社文庫)
『大学病院ってなんだ』『大学病院の掟』
『病院で死ぬということ』『脱・病院化社会』『施設職員実践マニュアル』
『障害者に施設は必要か──特別な介護が必要な人々のための共同生活体』
 (施設の代わりに「共同生活体」というのに私自身はちょっと?)
『施設と街のはざまで──「共に生きる」ということの現在』
『季刊福祉労働』68 特集:施設の行方──「障害者福祉改革」の時代に

セルフ・ヘルプ・グループ 当事者による活動
『患者・家族会のつくり方と進め方』『セルフ・ヘルプグループによる回復』
『スウェーデンにおける自立生活とパーソナル・アシスタンス』 
『ピープル・ファースト:支援者のための手引き──当事者活動の支援と当事者参加 ・参画推進のために』『人工肛門の仲間たち』『リウマチと生きる』
カウンセリング(あまり,というよりほとんど,ない)
『福祉カウンセリング』『カウンセラーのための104冊』

病気・医療…看護…
たくさんあります。
『治療という幻想──障害の治療からみえること』『健康神話に挑む』
『病気の値段』『別冊宝島172 決定版!エイズを生きる本』
『別冊宝島184 お医者さま』『別冊宝島191 薬のウラがわかる本』
『別冊宝島151 看護婦の世界』『ドキュメント看護婦不足』『看護婦の現場から』
『看護婦110番』(岩波ブックレット)

医療社会学
『慢性疾患を生きる』『死のアウェアネス理論と看護』『病院で作られる死』
『アサイラム』『保健・医療社会学の潮流』『保健・医療における専門職』
『現代医療の社会学』『医療の社会学』『社会学と医療』『保険医療の社会学』 等

医療費・医療保険・医療経済
『医療保険改革の構想』『日本の医療経済』『医療の経済学』『病気の値段』 等

医療ソーシャルワーク(MSW)
『診断されないカルテ──あるソーシャルワーカーの記録』等

出産・生殖技術…
たくさんあります…

生命〜生命倫理
たくさんあります。
『いのちに触れる──生と性と死の授業』
『てのひらの中の命──出生をめぐる生命倫理』(玉井せんせいが著者の一人)
『女性と出生前検査──安心という名の幻想』
 (翻訳本,少し難しいところもあるが,そうか,と思うところがいろいろある)
『いのちがあやつられるとき──しあわせと倫理に揺れる生殖医療革命』
『病者は語れず──東海大「安楽死」殺人事件』
『安楽死』『安楽死の論理と倫理』『わたしは尊厳死を選んだ』『尊厳死を考える』
『安楽死──生と死をみつめる』『自ら死を選ぶ権利』
『脳死・尊厳死・人権』『脳死・尊厳死(仏教別冊4)』『資料に見る尊厳死問題』
『最後に死のやすらぎを』『自ら死を選ぶ権利──オランダ安楽死のすべて』

障害者関連政策
『ノーマライゼーション』1996-1 特集:障害者基本計画/1996-2 特集:障害者プラン──ノーマライゼーション7か年計画/1996-4 特集:「障害者プラン」/1996-8 特集:市町村障害者計画… 『月刊福祉』1996ー7 特集:「障害者プラン」スタート!
『ジョイフル・ビギン』7(1996.12) 特集:障害者プラン

機器・バリアフリー・アクセス・交通…まちづくり
『先端のバリアフリー環境』『バリアフリー』
『バリア・フル・ニッポン──障害を持つアクセス専門家が見たまちづくり』
『障害者の可能性を拡げるコンピュータ』『暮らしが変わる,ハイテク機器』
『われら人間』(雑誌です)
『ノーマライゼーション』1995-10 特集:福祉機器開発の現状と方向
『月刊福祉』1996-2 特集:阪神大震災・その後──新しいコミュニティづくり
『季刊福祉労働』69 特集:阪神・淡路大震災と福祉のまちづくり再考
『JB』4 緊急特集:障害者と「阪神・淡路大震災」

ボランティア・NPO
『ボランティアとよばれた198人──誰が神戸に行ったのか』
『災害ボランティアとNPO』『ボランティアが開く共生への扉』
『ボランティア──もう一つの情報社会』(岩波新書)
『完全マニュアル はじめてのボランティア』
『ボランティア活動を考える──アメリカの事例から』(岩波ブックレット)

NGO・国際医療協力
『アジアの呼び声に応えて』『ドクトル・アトムの魂』
『共に生きるために──アジアの医療と平和』
『NGOの挑戦 上・下』『はだしの医者,内線エルサルバドルをゆく』
『国境なき医師団』『JVCアジバール病院──エチオピア緊急医療救援報告』

教育〜フリースクール
『メヒコの自由学校』『ミュンヘンの中学生』
『季刊福祉労働』30 特集:学校を捨て,学校にこだわる
『別冊宝島111 学校が合わない親と子のための新版・学校に行かない進学ガイド』
その他いろいろ

生活保護
『How To 生活保護 全面改訂版』『「福祉」が人を殺すとき』

環境
『ゴミって何』『地球の未来は明るい』
『緑の冒険──砂漠にマングローブを育てる』(岩波新書)
『アメリカの環境保護運動』『地球環境報告』(いずれも岩波新書)
『環境思想を学ぶ人のために』『環境思想の系譜』『環境的公正を求めて』

外国のこと
『クローさんの愉快な苦労話』『寝たきり老人のいる国いない国』
『スウェーデンにおける自立生活とパーソナル・アシスタンス』
『スウェーデンを検証する』
『ピープル・ファースト:支援者のための手引き──当事者活動の支援と当事者参加 ・参画推進のために』『アジアの障害者』
『ADA 障害をもつアメリカ国民法』『ADAの衝撃』『アメリカ障害者法』
『メヒコの自由学校』『ミュンヘンの中学生』

メディア
『インターネットでわかったこと・できたこと』
『市民メディア入門』『障害者の可能性を拡げるコンピュータ』

データを集めた本(あまりありません)
『障害者白書』『厚生白書』『女性のデータブック』『事典家族』
『全国患者会障害者団体要覧』『ふれあいの医療ガイド』『福祉社会事典』

その他,家族/教育/…まだまだたくさんあります。

 
 

■信州大学教育学部 社会福祉学 授業概要(シラバス) 2001年度

科目区分:?
授業科目:?
授業題目:社会福祉学
(フリガナ)タテイワ シンヤ
教官名:立岩 真也
開講期:前期
曜・時限:水2
対象学生:E
1.授業の狙い
 細かな知識・情報はホームページ(http://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/1.htm)で継続的に提供する。講義では,枠組みについて,歴史について,現在について,話す。この社会がどんな社会なのか。また,障害があって暮らす人たちのことについて。
2.授業の概要
 印刷物を大量に配付する。他に本を2冊買ってもらう。定価だと9,300円余りになる。これは酷というものだから,著者=私が20%offで買ったものからさらに10%の印税(著者の収入)分を差し引き,約30%off=7,000円で買ってもらう。ビデオを見てもらうこともあると思う。実際に外に出ることはないが,地域のNPO(非営利組織)や学生ボランティアネットワークの情報等,「外に出て何かする」ための情報を提供する。
3.成績評価の方法
 レポートを提出してもらう。それなりに気合いを入れたレポートを出してくれればそれなりに評価する。これまでのところは、単位をとりそこねた人はいない。
4.履修上の注意
 出席をとることはしないが,話に連続性があり,ところどころ聞いてもよくはわからないと思う。できる限り継続的に,そして積極的に参加してもらいたい。意見・質問はEメイル(TAE01303@nifty.ne.jp)でも受けつけます。
5.授業計画
第1週 オリエンテーション
第2週 「安楽死」について
第3週 できること/できないこと〜この社会はどんな社会か
第4週 1970年に彼らは何を言ったのか
第5週 できること/できないこと,とのつきあい方
第6週 「社会」福祉ということ/権利を付与すること・義務を負うこと
第7週 家を出ること/施設を出ること〜ノーマライゼーション
第8週 「自己決定」について
第9週 障壁を取り去ること〜バリアフリー
第10週 生活保護/年金保険
第11週 医療保険/介護・介助
第12週 システムの変更・1〜なぜ利用者より供給者の方が強く
    なってしまうのか
第13週 システムの変更・2〜NPO(非営利民間組織)の位置
第14週 力を得ること〜エンパワメント/闘うこと〜アドヴォケイト

教科書:教科書は直接私が販売する。

 

■地域社会学 2002年度

◆授業概要
 地域、地域社会、社会、何となく遠い感じがする。しかし、社会とは私
たちが生きている場のことである。医療やリハビリテーションもその中の
営みの一つである。たしかに社会は既に私たちに与えられているものなの
だが、そのメカニズムを知ることで、社会への関わり方を変えたり、社会
のあり方を少し変えてみることもできる。近代社会の歴史的形成を知るこ
とから、また今起こっていることを考えることから、社会のメカニズム社
会の現実を見てみよう。
 そして、社会は場であるとともに、社会保障、社会福祉というように使
われる時には、社会は、福祉や医療を使いながら生活する一人一人の生活
について義務を負う主体としてある。このことの意味、なぜ福祉や医療が
社会的に供給されなくてはならないのかについて考え、また具体的にどの
ようにそれらが供給されているのかについて知識を得られるよう、講義を
進める。

◆学習到達目標
 社会について思われていること、言われていることをあまり信用しない
ようになること。

◆授業の進め方
講義による。ビデオを見てもらう。またhttp://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/
tateiwa/1.htmには講義で触れることのできない部分も含め、様々な情報を
掲載してある。情報は頻繁に更新される。この講義が終わった後も、卒業
後も、皆さんの仕事や生活に役立ててほしい。

◆成績評価の方法
学期末にレポートを提出してもらう。

◆教科書
立岩:著書『私的所有論』を貸し出す。希望者は購入できる。
鈴木:金子郁容『ボランティアもう一つの情報社会』(岩波新書)

◆参考書
講義中に指示する。参考資料を随時配布する。
立岩研究室の図書を貸し出す。とくに医療・福祉関連の書籍の
多くは学生用に揃えたものである。ぜひ借りて読んでもらいたい。

◆授業計画
第1回 立岩:社会学について
第2回 立岩:死の決定について(ビデオを使用)
第3回 立岩:優生学・1
第4回 立岩:優生学・2
第5回 鈴木:コンピュータ・ネットワークと地域社会・1
第6回 鈴木:コンピュータ・ネットワークと地域社会・2
第7回 立岩:私のものは私のもの?・1
第8回 立岩:私のものは私のもの?・2
第9回 立岩:学力・学歴社会について
第10回 立岩:できること/できないこと
第11回 宮坂:医療とコミュニケーション・1
第12回 宮坂:医療とコミュニケーション・2
第13回 立岩:他者
第14回 立岩:がんばらないとやっていけない社会なのか
第15回 立岩:ほどほどであるために

 

■信州大学医療技術短期大学部 地域社会学 シラバス 2001年度

◆授業概要

 地域、地域社会、社会、何となく遠い感じがする。しかし、
社会とは私たちが生きている場のことである。医療やリハビリ
テーションもその中の営みの一つである。たしかに社会は既に
私たちに与えられているものなのだが、そのメカニズムを知る
ことで、社会への関わり方を変えたり、社会のあり方を少し変
えてみることもできる。近代社会の歴史的形成を知ることから、
また今起こっていることを考えることから、社会のメカニズム
社会の現実を見てみよう。
 そして、社会は場であるとともに、社会保障、社会福祉とい
うように使われる時には、社会は、福祉や医療を使いながら生
活する一人一人の生活について義務を負う主体としてある。こ
のことの意味、なぜ、福祉や社会が社会的に供給されなくては
ならないのかについて考え、また具体的にどのようにそれらが
供給されているのかについて知識を得られるよう、講義を進め
る。
 また、地域福祉、地域医療といった言葉が近頃よく聞かれる。
地域とは、まずは私たちが住んでいる場のことだ。なぜわざわ
ざ「地域××」なのか。このことも考えてみたい。


講義による。ビデオを見てもらう。また
http://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/1.htmには講義で触
れることのできない部分も含め、様々な情報を掲載してある。
情報は頻繁に更新される。この講義が終わった後も、卒業後も、
皆さんの仕事や生活に役立ててほしい。



学期末にレポートを提出してもらう。


立岩:著書『私的所有論』を貸し出す。希望者は購入できる。
鈴木:金子郁容『ボランティアもう一つの情報社会』(岩波新書)


講義中に指示する。参考資料を随時配布する。
立岩研究室の図書を貸し出す。とくに医療・福祉関連の書籍の
多くは学生用に揃えたものである。ぜひ借りて読んでもらいたい。


宮坂が2回、鈴木が2回、残りを立岩が担当する。
☆地域社会および施設、病院などの共同体におけるコミュニケ
ーションのありかたについて、社会心理学見地から考える。
(宮坂)
☆コンピュータネットワークが私たちの社会生活にどう影響を
与えるか、とくに将来の「地域」という範囲をどう変えていく
かについてビデオ教材を参考にしながら考える。(鈴木)
☆社会の近代化は、一つに、出自によって社会的位置や獲得で
きる財が決定される「属性原理」の社会から、人の能力・業績
によってそれらが規定される「業績原理」の社会への移行とし
て捉えらえる。前者の社会はさまざまな差別を認容することで
もあるから望ましくないとして、では後者、近代の社会の構成
原理を全面的に肯定することができるだろうか。例えばその社
会は、病や障害があることによって自分ではできないことがあ
る人にとって生きにくい社会ではないか。もちろん、この部分
を補うべく社会はいくつかの方策をとってはきた。しかし、こ
の講義では、あらためて基本的なところから社会の構成原理に
ついて考え、医療や福祉を社会が行なうことの意味を問い直し
てみようと思う。そのために歴史を振り返り、哲学や社会科学
の主導者たちが述べてきたことを検討し、「福祉国家」「福祉
社会」の意味、さらにそこに生ずる問題について考える。
☆以上の基本的な理解を踏まえて、実際の社会サービスの供給
のあり方について考えてみる。地域福祉、地域医療などどいわ
れる場合、これと対比されるのは、一つには施設・病院内での
福祉・医療である。地域で暮らすとはどういうことか。逆に施
設や病院で暮らすとはどういうことなのか、考える。
 次に、地域で暮らすために何が必要なのか。例えば、現在の
医療・福祉のシステムは構造的に地域医療・福祉、在宅医療・
福祉をしにくくさせている。どうしてか、またそれはどのよう
に変わればよいのか。具体的に検討する。(以上立岩)

☆時間的な制約もあり、個々の具体的な制度やさまざまな試み
について詳しくふれられない部分がある。「授業の進め方」に
記したように、ホームページに情報を掲載している。また「参
考書」に記したように本を研究室にそろえている。講義の中で
どのページを見てほしい、こういう本があると指示する。教室
の中での講義だけでこの科目は完結するのではないことを繰り
返しておく。

 

■信州大学医療技術短期大学部 社会福祉学 シラバス 2002年度

◆授業概要
 まず、今ある制度について必要最低限度のことを押さえる。
法律はややこしいが、なぜややこしいか分かると、少しややこ
しくなくなる。ただ、法律の話ばかり聞いても実際に行なわれ
ていることはわからない。実際のところを知ってほしいから、
そういう話もする。とくに「施設から地域へ」「医療から福祉
へ」という標語をどう捉えるか、その中で医療従事者が他領域
の関係者、そしてサービスの利用者とどのような関係を形成し、
何をなすべきかを考えてみる。
 さらに、現実に現われている問題点に関連させながら、サー
ビス供給システムについて考える。「社会福祉基礎構造改革」
と呼ばれる変化があり、上記したものにもう一つ「措置から契
約へ」という変更が唱えられている。今後の社会福祉がどうあ
ればよいか、現在の制度を検証しながら、構想する。

◆学習到達目標
・制度の細部を覚える必要はないが、こういうサービスもある
らしい、こんな使い方もあるようだ、ということは押えること。
・どうして、どんな思いがあって、作られてきたのか、変えら
れなくてはならないかを知ること。

◆授業の進め方
講義による。ビデオを見てもらうことがある。またホームページ
http://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/1.htmを随時参照して
もらう。

◆成績評価の方法
学期末にレポートを出してもらう。

◆教科書
立岩他『生の技法所──家と施設を出て暮らす障害者の社会学』
(藤原書店、増補改訂版1995年)を用いる。

◆参考書
講義中に指示する。参考資料のコピーを随時配布する。
立岩研究室の図書を貸し出す(入って左の奥、他)。

◆授業計画
第1回 社会福祉について知ることについて
第2回 「社会」福祉であることについて
第3回 所得保障、とくに生活保護
第4回 公的年金制度
第5回 医療保険、医療制度
第6回 福祉施設の概要、現状
第7回 脱施設の意味
第8回 家族と社会福祉
第9回 社会福祉と家族
第10回 社会サービス、とくに介護に関わる制度
第11回 公的介護保険について
第12回 地域で暮らすための仕掛け
第13回 システムの変更・1〜供給のあり方
第14回 変更・2〜NPO(非営利民間組織)の位置
第15回 権利のために、自らが力を得ること

 

◆立岩の担当科目

地域社会学 後期 看護・衛技 1年(15回中13回)
地域社会学 後期 OT・PT 2年(15回中13回)
社会福祉学 前期 PT    3年(15回)
社会福祉学 後期 看護    2年(15回)
生活環境論 前期 PT    2年(15回中6回)
家族社会学 前期 専攻科   (7回)
医療社会学 後期 専攻科   (7回)
医療科学概論 後期 看護2年,衛技・OT・PT1年
(15回中2回、2001年度はコーティネーター)
教育学部(共通教育センター) 前期 1年(15回)

  ◆信州大学医療技術短期大学部


REV: 20170127
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