■在宅福祉サービス協会設立準備委員会に対しての要望書(19900801)  1990年8月1日  札幌市民生局高齢化対策部  部長 白井 哲 様  札幌いちご会  会長 小山内美智子  在宅福祉サービス協会設立準備委員会に対しての要望書  時下ますますご清栄のことと存じお喜び申し上げます。  新聞で札幌市が在宅福祉サービス協会を設立するという記事を拝見しました。私たち地域で自立生活をすすめている障害者も,在宅福祉を支える介助サービスを自ら実施してきました。  札幌いちご会は障害者の自立生活のために10年以上前からケア付き住宅の設置のための運動などを中心となって進めてきましたが,いざ設置されたケア付き住宅には8世帯しか入居できず,本当に介助を必要とする多くの障害者が公的な援助のない中で地域での自立生活を続けざるをえませんでした。そこで6年前からは自立生活を支えるため自分たちの手で介助職員を雇い,さらに今春からは一般の方に参加を呼びかけて介助サービスを始め,現在では25人の障害者やお年寄りの自立生活を支える介助サービスと相談,情報提供などの事業を行っています。  今回貴市が計画されている事業は在宅での介助活動の安定供給につながるものとして,期待を持って見守っております。  つきましては「在宅福祉サービス協会設立準備委員会」について,障害を持つ人の立場にたったサービスを提供いただけるよう,下記のことについて要望しますのでよろしくお願いいたします。  記  要望事項  1・委員会のメンバー3分の1に介助の受け手である障害者,高齢者を加えてください。  2・委員会は準備段階だけで解散することなく,協会設立後3年間は,在宅福祉サービスがどのような方向で行われるべきか広い視野で討議できる場としてください。  3・委員会で話し合われたことを報告書にまとめ将来の福祉サービスはどうあるべきか市民に分かりやすく伝える機関としてください。  以上のことについてご検討の上ご回答いただけるようお願い申し上げます。  連絡先   札幌市白石区東札幌2条5丁目2ー5 漢太郎ビル                       札幌札幌いちご会                       電話 831ー3790  以上    ・・・・・・・ コ メ ン ト ・・・・・・・・・・・・・  行政で作る委員会はいつも学識経験者であるが,この委員会で研究者,介助する人,介助される人が一体となり話し合う場にしなければ,よりよい介助とは……という論議は出てこない。  北海道では福祉村懇話会,住宅専門委員会等,必ず障害者本人が半数は入っているので,札幌市も,ノーマライゼーションを真に求めるならば,この委員会の中に障害者を入れるべきである。