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高知県土佐市で毎日8時間の全身性障害者介護人派遣事業スタート




高知県土佐市で毎日8時間の全身性障害者介護人派遣事業スタート
(第2報 詳細解説)

 人口3万2000人の高知県土佐市で、東京都と同じ毎日8時間の全身性障害者介
護人派遣事業が98年10月1日より補正予算でスタートしました。当会会員の単身
の全身性障害者の藤田氏が1人で市と話し合いを行っていました。(単身の要介護障
害者は市に1人しかいない)。
 交渉には、当会の制度担当者との電話での定期的なやり取り(96年より)や、当
会提供の厚生省障害福祉課の意向の情報や要綱・指示文書資料、また、各自治体の制
度資料が有効に利用されました。制度の内容は東京都の新しい介護人派遣事業を参考
にしており、ほぼ同じ制度(365日×8時間)です。
 土佐市では、96年からガイドヘルパー制度の交渉を行い(当会担当者と藤田氏が
連絡を取りつつ)、97年度に制度化させていました。ガイドヘルパーも自薦がで
き、行き先自由、利用時間の上限もなしにしているため、この2つの制度や他の介護
制度(藤田氏は労災の介護料を利用中。=生活保護介護料知事承認と同額)をあわせ
て、介護を仕事とする人をこれから数人採用できるほどになっています。
 余談ですが、土佐市には公共交通(バスのみ)がほとんどないため、藤田氏は交渉
して、市のリフトカー(交渉で導入)を自薦のガイドヘルパーが運転して外出可能に
しています。
 次ページからに、土佐市の藤田氏に交渉経過の記事をいただきました。


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 この土佐市の制度のモデルになった東京都の派遣事業の要綱と運用基準については、
以下の資料に掲載しています。(詳しい制度解説もあります)。
*各地での介護人派遣事業の交渉の際の資料として、市の課長などに見せて使うこと
のできる資料です。
『東京都の全身性障害者介護人派遣事業資料』
 40P    1冊300円
 平成10年1月から東京都内全市区町村で実施された新しい制度の詳細資料です。
都内600人に、毎日(365日)×8時間の制度が国のヘルパー補助金を使って実
施。
注:資料集2巻(第2・3版)巻末に同じ資料が掲載されています。
*残部30部です。なくなっても増刷しませんので、お早めにお申し込みください。
*今月号の封筒の注文リストにも載っています。
なお、制度を作るには、ほかに交渉の要望書セットが必要です(制度係にお電話を。
送ります)


REV: 20170131
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