8月9日の合同緊急全国集会報告
8月9日の合同緊急全国集会報告
DPI・JIL・全精連・ピープルファースト話し合おう会などと共同で全国集会を8月9日(日)に行いました。
2〜3週間前の広報にもかかわらず、会場の戸山サンライズには東北から九州までの全国から参加者がつめかけ、大研修室に入りきれない人がロビーにまであふれました。自分でほかの宿泊先を手配して参加した遠方のグループも多く見られ、関心の高さを示していました。当会の介護制度の販売資料集もほとんど売りきれてしまい、通常の集会とは、参加層の違いをはっきり裏付けていました。
集会は全障連の八柳氏の総合司会で始まり、DPI日本会議議長の山田氏(名古屋)の挨拶、「介護制度の現状報告」を、全国自立生活センター協議会(JIL)事務局長の高橋氏・障害者総合情報ネットワークの尾上氏(大阪)からおこない、つづいて、シンポジウムに入りました。介護制度の少ない地方の立場から、共同連・わっぱの会の斎藤真人氏(名古屋)、精神障害者の立場から全精連の加藤氏、知的障害の立場からピープルファースト話し合おう会の佐々木氏、24時間要介護の全身性障害の立場から全国障害者介護保障協議会代表の横山氏(世田谷)、コーディネーターはDPI・障害連・頚損連の三沢氏が行いました。
会場に急遽掛けつけてくださった衆議院議員の石毛氏(季刊福祉労働編集長)と視覚障害者で参議院議員に返り咲いた堀氏の連帯の挨拶の後、明日の交渉に向けて、要望書の修正や確認と交渉方針の確認を、全国障害者介護保障協議会事務局長の益留が行い、JIL代表樋口氏の閉会挨拶で幕を閉じました。
日本の当事者運動の中心メンバーがこれだけの規模で集まったのは、始めてであり、ここに集まったすべての団体が、障害者自身が中心になって活動している団体だということは、歴史に残る集会であったといえるでしょう。今までの単なる障害者団体(多くは親や配偶者・支援者が実質的活動を担っている)の集合体とは違う新しい当事者運動の集合体それも、精神・知的・身障の障害種別を超えた当事者主体の団体の集合体がはじめて活動を始めたということです。
春から継続的に、DPI・JIL・介護保障協議会の役員が中心になって、政策や交渉方針、その他もろもろについて話し合ってきました。そして第1回目の共同厚生省交渉と全国集会として今回の集会を行いました。今後も、参加団体を広げつつ、政策研究部門と交渉委員会部門に担当を分けて、一体的に進めていく計画です。
各地域団体の参加も募集していますので、ぜひご加盟ください。(詳しくは、8Pを)
REV: 20170131