6月のケアガイドライン交渉その後報告
6月のケアガイドライン交渉その後報告
厚生省の身体障害者ケアガイドライン(9年度から身体障害者介護等サービス体制
整備支援試行的事業に改称)については、当会やDPIが、専門家主導のものになら
ないように昨年交渉し、DPI関係者の当事者2人(JIL常任委員の中西氏、障害
連の三澤氏)が、9年度のケアガイドラインの最終案を作成する、厚生省の「身体障
害者介護等サービス体制整備検討会」に入りました。9年度事業では計4回の検討会
があり、この5月に最終検討会を終えました。介護制度の利用者である当事者側の積
極的なかかわりによって、身体障害のケアガイドライン最終案には自立生活運動の当
事者側の意見が数多く導入されました。ただ、事前に「サービス量に関する論議は
(上部の部会にあたる)精神・知的・身体の3審議会の合同部会で行うので下の分科
会ではその話はしない」ということにされてしまいました。そこで、当会で今年6月
に厚生省交渉を行い、上部の部会に介護制度の長時間利用者を入れるように要請しま
した。結果、10年度事業の上部の部会(精神・知的・身体の3審議会の合同部会)
に、介護保障協議会から推薦する当事者を1人、さらに(下の)身障部会にも(益
留)入れるということが決まりました。6月9日より10年度の委員会(下の身障部
会)が始まっています。
(9年度事業で5月に完成した厚生省の身障ケアガイドラインの資料が急ぎで必要な
方は申し込みください。実費でコピーします。なお、9月ごろに解説付きで製本する
予定があります)。